ヤオロマップ川は、歴舟川のヌビナイ川、中ノ川と分かれてからの名称。歴舟川上流。
地形図では Co710 二股の左股にヤオロマップ川の名があるが、これはキムクシュベツ川で、右股が本流のヤオロマップ川である。
- ルート名
- 歴舟川本流林道
- 行動時間(h)
- 3.0
大樹町拓進地区を「坂上仙境」の看板を曲がる。牧場を過ぎて林道に変わり、橋を渡ると歴舟川支流林道(ポンヤオロマップ林道)と別れる。日方橋で左岸に渡り、清水橋で右岸に渡ってしばらくすると林道崩壊地となる。林道は崩壊が激しく、車で入れる位置は年々後退している。林道跡はやよい沢出合付近の橋脚跡まで続き、更に左岸に移って上滝沢出合の先まで続いている。
ヤオロマップ川のルート図
- ルート名
- ヤオロマップ川
- 距離(km)
- 8.07
- 標高差(+m)
- 240
- 標高差(-m)
- 3
- 行動時間(h)
- 7.0
- グレード
- 函函函滑滝淵淵(7.00)
ヤオロマップ川遡行図
沢に降りると既に函地形となる。地形図の滝記号の位置には何もない。 P838 の南東の尾根末端付近が核心のゴルジュで、中には突破不可能な函滝が3つほど架かっている。左岸の尾根を 100m ほど登って高巻き、ラッペルで沢に降りる。ゴルジュは更に続くが、中を通過出来る。ゴルジュを抜けると巨岩の河原となっている。 Co579 の乗越沢出合付近までは河原でどこでも幕営可能だ。上二股はゴルジュで幕営不可能だが、その手前のS字屈曲点の左岸に非常によい天場がある。
なお、ヤオロマップ川上流は Co270 の砂防ダムが魚止めとなっており、魚類は生息していない。
上二股までは札内川二ノ沢乗越を利用すると半日ほど時間を短縮できる。