このサイトでの、溯行グレードは、「函」「滝」「淵」「滑」「藪」の五つの項目を0-5の六段階で評価する。各項目の評価内容は以下の通り。
- 函
- 岸の高さ、函の長さ。大きいほど谷が深く函が長く、脱出困難となる。
- 滝
- 急峻さ、滝の多さ。大きいほど急峻で滝の数が多く、登攀的要素が高くなる。
- 淵
- 淵や釜の多さ。大きいほど淵や釜の数が多く、泳ぎの要素が増える。
- 滑
- 岩の磨かれ具合。大きいほど登攀やクライムダウンが困難になる。
- 藪
- 藪漕ぎやブッシュ漕ぎの多さや悪さ。大きいほど藪漕ぎが長かったり、悪い高巻きが増える。
要素-数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
函 | 函は無い。 | いくつか函が有る。 | 函が複数有る。 | 函が多い。 | 函が非常に多い。 | ほぼ全て函。 |
滝 | 滝は無い。 | いくつか滝が有る。 | 滝が複数有る。 | 滝が多い。 | 滝が非常に多い。 | ほぼ全て滝。 |
淵 | 淵は無い。 | いくつか淵が有る。 | 淵が複数有る。 | 淵が多い。 | 淵が非常に多い。 | ほぼ全て淵。 |
滑 | 問題となる岩盤はほぼ無い。 | 滑床が多い。 | スラブ状の登攀・へつりが多い。沢の下降が難しくなり始める。 | 難しいスラブ状の登攀・へつりがある。沢の下降は困難。 | 極めて困難な登攀・へつり・人口登攀がある。 | 極めて困難な登攀・へつり・人口登攀が続く。 |
藪 | 藪や高巻きはほぼ無い。 | 藪漕ぎや高巻きが有る。 | 藪漕ぎや高巻きが多い。 | 垂直の木登り、劣悪な草付きが有る。 | 極めて劣悪な高巻きがある。 | 極めて劣悪な高巻きが続く。 |
直登沢の印象を顔文字で表している。あくまでも印象なので、対応するグレードに一致しない事もある。