「キムクシュベツ」沢登りを始めた頃に耳にしたその奇妙な名の川は、天候、日程、メンバー、行程、泳力、様々な要素をクリアしなければならず、結局20年もの間、足を踏み入れることさえ出来なかった。今年ことはキムクシュをーその決意を遂行すべく、台風一過の沢へ向かったが・・・
![コイカクシュサツナイ岳北東面右股直登沢 Co770 大滝[image/jpeg:298kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152176059.jpg)
![ヤオロマップ右沢 Co790 函滝[image/jpeg:249kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152176085.jpg)
中ノ岳ノ沢の後、脱力状態になって次の沢へ向かう意欲がなかなかわいてこないが、早めに気持ちを切り替えて無理矢理にでも沢に行かないとこのまま沢の季節が終わってしまうような気がする。本当は今シーズン中にキムクシュベツ川やシュンベツ岳西面直登沢などを片づけてしまいたかったが、これらのゴルジュを一人で突破する精神力は今の私にはない。今回はアプローチが容易なコイカクシュサツナイ川を遡行し、コイカクシュサツナイ岳に登り、ここ数年の課題だったヤオロマップ右沢を下降した。ヤオロマップ右沢はルートルオマップ川ほどではないが泳ぐゴルジュの沢で、一人で下降するには十分に過酷な沢だった。
![Co850-900 絶壁に囲まれた大滝 Co850-900 大滝[image/jpeg:136kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175461.jpg)
![大滝を見上げる Co850-900 大滝[image/jpeg:131kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175462.jpg)
![絶壁の上をトラバースする Co900 大滝落ち口[image/jpeg:151kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175463.jpg)
ペンケヤオロマップ川を遡行した。こちらもポンヤオロマップ川に巻けず劣らずの難渓だった。また下流の淵には巨大なサクラマス(?)が棲んでいた。