カスベ岳頂上へと至る沢は、真駒内川支流の熊戻の沢やイワナの沢、あるいは北面の本流が報告されているが、いずれも源頭で濃密な藪漕ぎに苦しめられるらしい。それでいて、まあそれなりの何かしらが出てくるようではあるがさほどの何かではないようである。それならばいっそ、ピークハントに的を絞ってより容易なルートを探りに南面のカスベ沢を狙った。アプローチも容易で登りやすいこの沢があまり報告されていないのは少し不思議な話である。
このルートは「新版 北海道の山と谷 1」に収録されています。
夏合宿の予備山行という名目でオコツナイ川に行ってきた。現役二人にはまだ少し早いかと思ったが、やはり少し実力不足が否めず、本山行に向けてやや不安が残る内容となった。