日記の一覧 931~940(1039件中)

平山~比麻奈山~比麻良山

ふ~ちゃん
目的
冬合宿 平山~比麻奈山~比麻良山縦走
日程
1993年12月25日(土) - 28日(火)
山域
大雪

行程

1993-12-25
室蘭~新大林道入口 C0
1993-12-26
C0~新大~Co1264コル C1
1993-12-27
C1~平山比麻奈山比麻良山~Co1320 C2
1993-12-28
C2~有明山天狗岳~北大雪スキー場 下山

メンバー

C.L
おやぶん
S.L
ふ~ちゃん
M
いっすい
けんた
川さん

1993年12月25日(土) 室蘭~大

タイムレコード
時刻場所行動
10:00室蘭出発
20:45新大林道入口C0

5時、集合時間を過ぎても、けんた、いっすい、川さんが現れない。私とおやぶんはキレて家に帰ってしまう。7時頃、川さんから電話があり、部室に集まり準備を始まる。しかし、ここで私が「行くのやめよう」と宣言する。前回、いっすい、けんたがパッキンに来なかった事なども重なり、かなり頭に来ている。おやぶんは、「マジかよ。」という顔をしている。この時私はかなり本気だったが、川さんになだめられて、渋々出発する事にする。この件については、いろいろと言いたいことはあるのだが、多くは言わないことにする。いつか私の気持ちが分かってくれる日が来るだろう。

東室蘭を出発し、苫小牧、南千歳、札幌で乗り換え、岩見で1年2人を連れて恒例の こもろ 。9分の停車時間ないでゲソ丼をかっ込み、出発10秒前に汽車に飛び乗る。おやぶんと川さんは、車内で持ち出しのそばを食いながら、我々が帰ってくるかどうか少し焦っていたようだ。私は時間厳守しますよ(ちょっといやみ)。更に、旭川で乗り換え、上川到着。バスに乗り換え、層雲峡へ向かう。

層雲峡で、どうやって大に行こうかと考えていると、親切なタクシーの運ちゃんが来て、1台2000円で送ってくれるという。これはラッキーということで、タクシーに乗り、大函へ。林道入口で、予定天場まで行こうと準備していると、3人組のおねーちゃんが、車がハマったので手伝って欲しいと言ってきた。一体、何のためにこんな所に入ってきたのだろうか。あきれつつも、車を押してやる。

月光を頼りに予定天場へ向かう。雪はかなり多く、橋は完全に埋まっている。壁から垂れ下がる巨大なつららに感動しながら、新大林道入口に到着、幕営。少し遅い夕食(キムチ鍋)にする。この時、スベアを破損する。

余談

当時の私のメモにこんな一文が残されている。

この2日間天気がよかったらしい。

今日も天気がいい。もし予定通り

きていれば、なまら景色が良かっただろう。

建築英語の寺田ゆるすまじ、

てめーはいつかころす。

たぶん、建築科英語担当の寺田先生が、冬休み直前に課題か何かを科したため、けんたといっすいが拘束され、予定通りに出発出来なかった事に腹を立てているのだろう。

1993年12月26日(日)~新大函ノ

タイムレコード
時刻場所行動
05:00起床
06:55出発
12:50Co1264コルC1

どうも、スベアの調子が悪いようだ。生ガスが出て目が痛くなる。不安を残しつつ出発。林道を使い、新大へ向かう。朝陽山林道の合流点までは、林道は非常に整備されている。林道の最上部から、シールを外し沢に向かって一気に滑り降りる。沢に入り、河原を進むが、行き詰まって思案していると、川さんが雪の薄いところで踏み抜いて両足のシールをぬらす。これはイタい。その後も鬼のような渡渉があることを予想していたが、意外と雪が多く、渡渉は全部で3ヶ所だけだった。

広い斜面をサックリと詰めてコルへ出た。ブロックを積んでいると、雲が切れ、屏風山が顔を出す。なかなかかっこいい。幕営した後、私とおやぶんは登ってきた斜面でスキーを楽しむ。なかなかグッドなスロープだ。川さんは写真を撮るために、あちらこちらうろうろしている。ラジオは明日の悪天を告げている。

1993年12月27日(月) 平山比麻奈山比麻良山

タイムレコード
時刻場所行動
05:00起床
06:40出発
10:05平山
11:25比麻奈山
11:50比麻良山
15:00Co1320C2

朝から徐々に天気は下り坂に向かう。ヌルい斜面をちんたらと登る。当初予定にあった丸山はあまりにもしょぼそうということで、カットする。森林限界は意外と高く、Co1600近くまではぽつぽつとカンバが生えている。Co1650をこえると、ひたすらシュカブラで、ガリガリだが、平坦なのでスキーをはいていく。ほとんどアップダウンもなく、平山。まさに平山。ピークと言っていいのかもよく分からん。風が出て、時々雪がちらつく。

ニセカウの大槍らしき影をかいま見ながら、平坦な尾根に申し訳程度に盛り上がった比麻奈山へ向かう。少し風が出てくる。比麻奈山はピーク写真を撮って通過。比麻良山でP-canを食う。本山行に向けてE.P練習をしなくてはならないので、E.Pをつけるが、全く練習にならない。すぐスキーに戻す。上部の急斜面をスキーを外して駆け下り、予定天場めがけてコンパスを切ってコルまで一気に滑り降り、スキーを堪能する。広い斜面で、読図はかなり難しい。

幕営し、ストーブを焚こうとすると、つなぎ目から生ガスがあふれ出し、テント中灯油臭で、目は痛くなるは、呼吸は苦しいは酷い目に遭う。とりあえず、換気をしながら米だけは炊きあげるが、これ以上は無理と言うことで、非常用のガスを使うことにする。

1993年12月28日(火) 有明山天狗岳

タイムレコード
時刻場所行動
05:00起床
07:05出発
08:50有明山
10:15天狗岳
12:50大雪スキー場下山

広い尾根を登り、サクッと有明山に登頂。P-can(みかん)を開けるが、けんたが人のことを考えずに食い過ぎる。まったく、協調性のないヤツは困る#。有明山から北に延びる尾根が広くて、スキーがたのしそうだ。おやぶんに、「(天狗岳)いくの?」と、暗に、北尾根エスケープを誘うが、やっぱり行くらしい。

天狗手前で細くなり、E.Pに切り替えるが、ほとんど練習にはならない。狭い頂上をさっさと立ち去り、岩場の南側を巻いて降りる。ここからの斜面もすばらしいが、やはり皆シールを外そうとしない。もったいない。スキー場に出て、メンバーに、注意して降りるように指示してから、私とおやぶんは左の尾根を降りようとするが、ヤブヤブでだめ。すぐにゲレンデに戻る。

なぜか乗車料無料のバスに乗り、白へと向かった。

岩内岳

ふ~ちゃん

本当は岩内岳からニセコ連峰を縦走して、五色温泉に降りるはずだった。しかし、天候の悪さから岩内スキー場で足止めをくらい、スキー練習と岩内岳へのアタックが精一杯の山行になってしまった。

~続きがあります~

旭岳

ふ~ちゃん
目的
冬期基礎訓練 旭岳
日程
1993年11月25日(木) - 28日(日)
山域
表大雪

行程

1993-11-25
室蘭~旭岳温泉 C0
1993-11-26
C0~姿見駅~石室窪地 雪洞 C1
1993-11-27
C1~練習 C2
1993-11-28
C2~旭岳温泉

メンバー

AB
C.Lおやぶんしみず
S.Lのぶサイガ
Mとーのいっすい
Mふ~ちゃんアンドレ
Mばか原はらだっしゅ

風でテント崩壊

ふ~ちゃん
目的
冬期基礎訓練 後方羊蹄山
日程
1993年11月12日(金) - 14日(日)
山域
後方羊蹄山

行程

1993-11-12
室蘭~比羅夫登山口 C0
1993-11-13
C0~比羅夫コース~小 C1
1993-11-14
C1~比羅夫コース~比羅夫登山口 下山

メンバー

AB
C.Lふ~ちゃんしみず
S.Lのぶサイガ
Mとーのいっすい
Mけんたアンドレ
Mばか原川さん

1993年11月13日(土)

タイムレコード
時刻天候場所行動
07:00起床
08:35出発
13:009合目
14:00C1

どんよりした曇り空の下を出発する。雪は少なく、とても冬山基礎訓練とは思えない。スキーは当然持っていかないことに決定です。みんな、気楽な気持ちで登っていきます。9合目に到着して、雨と思われる滴がしたたり落ちてきて、ダブルヤッケが濡れてきても、「ああ、早く天場に行かなくてわ。」ぐらいにしか思っていなくて、あげくに、サブリーダーのY(卑猥のわい)君が、予定ルートの尾根とは明後日の方向の、登山道の方に歩き始めても、道も見えてるし、「まぁ、いっかぁ。」みたいな感じで、「いっちゃえ。」とか指示して、いざ、外輪に立ってみると・・・

悪夢はここから始まった。何なの、一体、この風は。とばされるって。こんなところで、いきなり耐風姿勢などを教えたりして、それでもまだ、のんきなリーダー二人は、天場を目指して進むのでした。やっとの思いで小について、テントを張って、ストーブを焚いて、濡れた体を乾かそうとするが、風が強すぎてそれどころではない。何とか暖を取ろうと、テントないでツェルトを広げた瞬間であった。『ベリッッッッッッッッッ。ゴォォォォォォォォォ。』なんと、テントが破け、風が思いっきり吹き込んで来るではないか。あわてて、Bパーティのジャンエスに逃げ込む。

ジャンエスの中は人間10人と、バラバラの荷物が折り重なって、ぐちゃぐちゃのパニックである。とりあえず、体勢を取り直し、落ち着いて、いつでも行動出来るようにと、いったんパッキングをするようにと指示するが、みな、やけになっているのか、怒った感じで、「どうやって寸のよ。」みたいな感じで、私の言うことなどちっとも聞いてくれない。普段、「リーダーの言うことは絶対。」などと言っていても、実際にこういう場面に遭遇すると、指揮系統という物はあまり役に立たない物なんだなぁ。こう言う時こそ、落ち着いてリーダーの言うことを聞いて欲しいんだけどなぁ。威厳のないヤツがリーダーになるってのいうのは危険なことなんだなぁ。いいよう。みんな。そんなこと言って、明日どうなったって、おいら、知らんからねーっだ。ちょいと、やけになってしまうリーダーであった。結局、そのままの状態で一晩を過ごすことになった。

1993年11月14日(日)

タイムレコード
時刻場所行動
06:00起床
10:00出発
13:00下山

「びゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、ごろん、どっすぅん。」

まさか、風にひっくり返されて目を覚ますなど夢にも・・・思ったことはあるけど、まさか、本当に体験してしまうとは。朝方、10人の人間と装備が寝入っているジャンボエスパースは突風にあおられ、浮き上がり、見事に半回転する。これぞ、人間シェイクである。しかし、まぁ、良くこんな状況で熟睡していたものだと、我ながらあきれてしまう。

とりあえず、夜明けを待って行動を開始する。こんな時、けんたは妙に仕切っていたりして、何者だろう?私はと言うと、昨日のことでふてくされており、指示を出す気にもなれない。それはさておき、夜が明けて、ザックにとりあえず近くにある荷物を詰め込み、出口を探して外に出る。この時、軽い荷物やのぶのプラブーがとばされたりして、さぁたいへん。仕方がないので、のぶはインナーのままで下山開始する。

暴風の外輪を、一人ずつ、這いつくばって通過し、8合目くらいについて、風がやみ、ほっと一安心する。登山口につく頃には、涙が出てくるのを押さえるのが一苦労であった。(ほんと、まじで。)ともかく、この山行は、私の登山人生最大の汚点であって、最大の教訓となるべき出来事であった。この日のことを思い出すと、今も胸が痛くなる私である。

反省

この山行は、羊蹄をなめてかかって前日に天気図をとっていかなかったという手落ちのため、頂上での悪天候を予想出来なかったこと、9合目から小までのコース選択の悪さなどのミスにより起きた事故です。もし、あの後気温が下がっていたら、遭難の可能性もあるような事故でした。事故に関する反省は次のような物が上げられました。

  1. 天気図は山行の3日前からとっておく。
  2. 秋のこの時期は、雨で濡れた後、気温の低下により体力を消耗する可能性があるので、小雨でも行動を中止または避難した方がよい。
  3. コースの認識を徹底する。
  4. テントを正しく張る。
  5. ビバーク時はだれか一人が起きている。(これはちょっと疑問だな(^^;2003.9現在)
  6. ビバーク時はいかなる状況でも、行動出来るようにしておく。(というか、リーダーの指示に従え!2003.9現在)
  7. 必ず予備のガスを持って行動する。

大千軒岳

ふ~ちゃん
目的
リーダー養成 大千軒岳往復
日程
1993年10月09日(土) - 11日(月)
山域
千軒山塊

行程

1993-10-09
室蘭~大千軒岳登山口 C0
1993-10-10
C0~停滞 松前観光 C1
1993-10-11
C1~大千軒岳

メンバー

C.L
はらだっしゅ
S.L
ふ~ちゃん
M
しみず
ふじい
タイムレコード
時刻天候場所行動
06:00起床
07:00出発
08:15番所跡
10:00十字架
10:30大千軒岳
13:45登山口下山

ペテガリ西沢~ペテガリ岳

ふ~ちゃん
Co630 ツルツルの函[image/jpeg:125kB]
ペテガリ西沢

はらダッシュのまさかの漆かぶれによるドクターストップにより、山行継続の危機であったが、マスターかわはら氏の参加によってかろうじてパーティは成立した。ただ、台風の接近により、神威岳北東面直登沢への継続は今後の課題として残された。

~続きがあります~

余別川で漆にとりつかれる

ふ~ちゃん
目的
夏合宿 余別川122点沢・51点沢右股遡行
日程
1993年07月28日(水) - 08月01日(日)
山域
積丹山塊

概要

1993-07-28
室蘭~余別 C0
1993-07-29
C0~余別川~122点出合 C1
1993-07-30
C1⊇122点~51点沢 C2
1993-07-31
停滞 C3
1993-08-01
停滞 C4
1993-08-02
C4~51点右股~珊内岳~珊内川~珊内

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
S.L
はらだっしゅ
M
ごとー

地形

1993年07月29日(木)

タイムレコード
時刻場所行動
05:30起床
06:15出発
07:25入渓
09:00Co160
10:05Co270
12:00122点出合C1

朝、起きると雨が降っている。しばらくツェルトの中で天気待ちをする。雨がやんだようなので、出発するが、時々小雨がぱらつく。歩きなれた長い林道を過ぎ、ゲートを過ぎると、相変わらずの藪の踏み跡

に入り、泳ぎなれたを今年もやっぱり泳いで越える。出現する函はほとんど躊躇せず飛び込んでいく。新人がいない分、淡々と進んでいく。

下ノ廊下も泳いでサックリと通過。さらに続くは、何となく余裕をかまして、「行ってみっぺか?」とか言って突入する。中には、3段のが架かっていた。1段目は軽く越える。2段目はごとーさんが空身で左岸チムニーで何とか登り切る。3段目はダッシュが泳いで左岸からとりつくが、手が届かない。私が右岸からへつろうとしても、スリップして2度落ちる。結局、あきらめて、また泳いで函の入り口まで戻り、高巻き直す。高巻きは1分であった。

後からきたおやぶんパーティと合流し、焚き火を囲む。夜、ツェルト内にぶら下げていたロウソクが落下し、底に穴があく。

1993年07月30日(金)

タイムレコード
時刻場所行動
04:00起床
05:05出発
06:15122点 Co190 4段のの上
06:4530m大滝の上
09:00122点出合
10:3551点出合
13:3051点 25m大滝の下
14:30Co380二股 C2

本日は122点での練習をして往復である。特に問題なく、4段のをセオリー通りサックリとクリアし、大滝に到達する。しばし大滝を眺め引き返す。4段目をクライムダウンし、残りをアプザイレンの連続で降り、あっという間に122点出合に帰ってくる。

下ノ廊下をさくっと泳いで下り、51点天場を目指す。25mの大滝も特に問題なく、天場に到達した。さすがに3年連続ともなると、何も考えずに通過する感じだ。これといって書くこともない。詳しく知りたい人は過去の記録を読んでくれ。

1993年07月31日(土)

いきなり寝坊。なんか、台風が近づいているとかで、風も強いし、あー。今日はもう停滞

・・・そのうち、日が昇り、日差しで暑くて目が覚める。なぜだ。きっと、アンドレが下山したためだろう。きっとそうだ。

昼過ぎから、ごとー、ダッシュの両氏が体のかゆみを訴える。漆かぶれだ。ダッシュは、この後漆かぶれが悪化し、本山行から戦線離脱する。

1993年08月01日(日)

今日も終日停滞。

1993年08月02日(月)

タイムレコード
時刻場所行動
03:00起床
04:20出発
06:00Co650
08:30珊内岳
10:45珊内川 Co400
14:45岩魚橋
15:30珊内下山

停滞がかさんだことと、メンバー2人の漆かぶれが悪化していることから、この日のうちに珊内を目指すことになった。

問題の右股は40m3段のを巻いてしまうと、後は何もなかった。小滝や小規模なが連続するが、少々チムニーの練習になるくらいで、これといった見せ場はない。少々拍子抜けだ。函もゴミの詰まった「ゴミ函」だ。藪に突入すると、延々と急斜面の笹藪が続き、うんざりだ。この沢の核心は、函やではなくって、藪だった( ̄□ ̄)

珊内川上部は非常にごみごみして歩きにくいが、中流部より、滑り台、スライダー、滑、ありで非常に楽しい。飛び込んで流されていく。途中でごとーさんが壺にヘルメットを飲み込まれる。スサノ出合より、2つ目の記号でアプザイレンをする。それ以外はほとんどに飛び込んで行ける。

スサノ出合あたりから河原となる。

しばらく河原を歩いていくと、橋の下に出たので、そこから道に上がる。珊内の海岸に出て装備を広げて乾かしながら、バスがくるのを待った。

大平川ヒヤミズ沢

ふ~ちゃん
目的
夏合宿 大平川ヒヤミズ沢遡行
日程
1993年07月21日(水) - 23日(金)
山域
狩場山塊

行程

1993-07-21
室蘭~大平橋~林道終点 C0
1993-07-22
C0~日陰の~ヒヤミズ~湯ノ沢乗り越しの沢 C1
1993-07-23
C1~湯ノ

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
S.L
はらだっしゅ
M
ごとー
かわはら

地形

1993年07月22日(木)

タイムレコード
時刻場所行動
04:00起床
05:00出発
05:55日陰の
09:55Co300
14:00湯ノ乗り越しの沢C1

天気はいいのに、なぜが風がものすごく冷たい。オホーツク高気圧が張り出しているせいで、夏だというのに気温が上がらないのだ。砂防ダムの上からに降りる。水が冷たい。しばらくは河原であるが、だんだんと状になってくる。ほどなく、左岸から両岸が切り立った岩壁となった狭い廊下地形の沢がとなって合流してくる。これが悪名高き日陰のである。

F1のすぐ後ろに続く流れの速い。さすがに薩摩のトビウオ(?)ことダッシュしゅうさくはさっくりと泳ぎ切る。ごとー、かわはら両氏も何とかクリアする。しかし、かなづちの私は全く前に進まない。やむを得ず、細引きで引っ張ってもらう。しかし、朝一番のまだ寒い時間からこの泳ぎはかなりクレイジーだ。さらに函が続き、奥にF2が架かっている。函の右岸をはいつくばっていき、一端左岸に移る。F2はつるつるで取り付けない。右岸に移り、ハーケンを打ち、シュリンゲをかけてそれをつかんで登る。ここまでがいわゆる日陰の。日陰の淵はまさに日陰で、全く日の光が入らず、猛烈に寒い。この、F1からF2までのほんの数10mの間を突破するのに、1時間半を要した。恐るべし日陰の淵。初っぱなからクレイジーな気分にさせてくれる。

状はなおも続くが、いずれも日陰のに比べればかわいいものだ。F3は右岸の岩の上からに飛び込み、左岸に移り直登する。F4は広い釜を持った2段のかわいいである。ここを過ぎると函状はまばらになり始め、やがて河原となる。

何度か雪渓が現われ、上に行ったり、トンネルをくぐったりする。Co300手前より再び状となり始める。F5(Co300)は、2名は左岸チムニーを登り、ほかの2名は手前から高巻く。すぐに続くF6は大・中・小の3段の大きなで、左岸を直登し、そのままテラストラバースするのだが、このテラスがちょっと傾斜があって怖い。F7(Co400)は2段の大きな滝だ。左岸を直登する。裏沢のF3に似た感じがする。函滝のF8(Co440)は腰まで使って、ダッシュ、ごとー、私ととりつくが、全く直登不可能だった。左岸を巻く。F9(Co450)は一見難しそうであるが、左岸の壁を慎重にトラバースしながら登っていく。特に問題はない。ここを過ぎると予定天場についた。

登りごたえのあるが連続する楽しいであった。

1993年07月23日(金)

タイムレコード
時刻場所行動
04:00起床
05:10出発
06:40湯ノ本流
07:10林道
09:30下山

ヒヤミズを直接下ることも考えていたが、も多く、寒いし、滑るしということで、湯ノに乗り越すことにした。藪も薄く、問題ない。アプザイレンを一回して、湯ノ沢に出、すぐに林道にぶつかった。

裏沢2の沢・ゴミ沢

ふ~ちゃん
目的
沢訓練 裏沢2の沢・ゴミ沢
日程
1993年07月10日(土) - 11日(日)
山域
室蘭岳

行程

1993-07-10
部室~室蘭岳~下降ゴーロ C1
1993-07-11
C1~2のゴミ沢

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
S.L
はらだっしゅ
M
ごとー
いっすい

裏沢中央の左・中央の中央

ふ~ちゃん
目的
沢訓練 裏沢中央の左・中央の中央
日程
1993年07月03日(土) - 04日(日)
山域
室蘭岳

行程

1993-07-03
部室~鷲別川~滝沢~川股温泉 C1
1993-07-04
C1~中央の左~中央の中央~室蘭岳~部室

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
S.L
はらだっしゅ
M
アンドレ
いっすい
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