- 目的
- リーダー養成 アポイ岳往復
- 日程
- 1994年10月15日(土) - 16日(日)
- 山域
- 極南日高
行程
メンバー
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
05:00 | 起床 | ||
07:50 | 出発 | ||
08:20 | 雨 | Co382避難小屋 | リターン |
09:10 | 雨 | 下山 |
今日、出発の予定だったが、朝から雨が降っていた。私はどうせ1停持っていくのだから、山小屋で1泊するつもりで部室に行くと、他の3人は全く行くつもりがないらしい。仕方がないので、出発を1日遅らせることにする。
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
16:15 | 部室 | 出発 |
20:30 | 夕張岳新道登山口 | C0 |
今回は、メンバーに済賀を迎え、久しぶりに後輩と山に行くことになった。例によって、米谷さんの黒ミラを転がしていく。
道路地図を持っていかなかったので、道路標識と全道地図だけを頼りに進む。途中、南清水沢というところには「メロン」という、まったく安直なネーミングのパチンコ屋がある。清水沢で道が判らなくなり、交番で聞く。ここで、ジャイアント瓶のビールを買って、林道に突入していく。登山口には数台の車がった。山荘までは少し歩かねばならないようなので、ここにテントを張ることにする。22時の天気図をとることにして、それまでトランプで遊ぶ。ビールと酒はあったけれど、つまみを買い忘れたため、みんなお腹がすいたとうるさい。仕方がないので、停滞食のラーメンを作って食う。
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
05:00 | 起床 | |
06:15 | 出発 | |
07:05 | P924 | |
09:45 | 夕張岳 | |
13:20 | 登山口 | 出発 |
空は曇っているが、雨は降りそうもないので出発することにする。朝飯は玉うどん。なかなかグッド。食べやすい。出発する頃には、スカッ晴れとはいかないものの、まぁまぁの天気になってきた。
少し行くと分岐に出た。とりあえず、左の尾根コースへ進む。しばらく行くと、プレハブのような山小屋が見えてきた。夕張山荘だ。そこから、最初のポコンまでの登りが少し急だが、それ以外の場所はたいてい緩やかで歩きやすい。サイガは靴擦れが痛いらしく、がに股で歩いていく。後ろから見ているとなんだか滑稽で面白い。P924からは滝ノ沢岳がよく見える。滝ノ沢というだけあって、滝がよく見える。前岳を回り込むと、高原が広がっている。そこから先の、高原上の道は昨日までの雨でぐしょぐしょになって歩きにくくなっていた。サイガなどは靴の中に水を入れてしまったようだ。
予定よりずっと早くピークに着くが、芦別岳も十勝連峰も雲に隠れてよく見えない。晴れてはいたが、少し風が強かったので、ツェルトをかぶることにする。しばらく待つが、どうも芦別の方の雲は切れそうになかったので出発する。私は靴の中に水が入るのがいやだったので、スパッツをつけるが、サイガはなんと、「人のだから良いや」とのたまって、そのまま水たまりの中を突き進んでいった。酷いヤツだ。
途中、サイガが靴のひもを締め直している間、おやぶんがガマ岩の周りを偵察してくる。いくつかルートがあるらしい。サイガは靴擦れがかなりつらいらしく、遅れ気味になる。
下山後、サイガの足にマキロンを吹きかけて、再びミラに乗り込み、「グォーグォー」などとならしながら林道を攻めていく。事件はそのとき起きた。カーブで後ろが滑って、林道の右肩につっこんでいった。目前で止ったが、右前輪は肩から落ちている。みんな、びびっているのと、ほっとしたので複雑な表情を浮かべている。車をなんとか押し上げて、今度は安全運転で室蘭を目指す。
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
18:00 | 室蘭 | 出発 |
25:30 | 登山口 | C0 |
例によって、例のごとく、かじP号で送ってもらう。私は眠りにつき、知らぬ間に林道終点に到着。
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
07:35 | 起床 | |
08:55 | 出発 | |
09:25 | Co1200 | |
10:35 | 小天狗岳 Co1670 | |
11:15 | 天狗のコル | C1 |
我々がまだ深い眠りについている頃、続々と車がやってくる音がする。祝日ということもあり、様々なスタイルの人たちがやってくる。さすがに寝ているわけにも行かなくなり、起床。
一番最初に到着して、一番最後に登山口を出発する。かじPに別れを告げる。岩場となり、視界が開ける。小天狗岳。ふと、後を振り返ると、見事な美乳のオッパイ山が。歓声を上げる。少々うだうだした後、出発。すぐに予定天場の天狗のコル。まだ午前中だって(苦笑
それでも、テントを張って幕営。なんて軟弱な。テントの中で、うだうだしていると、突然声が。「上でナキウサギ獲ってるの、あんたらの仲間かい?」はぁ?何の事やら。声の主は納得いかなげながらも去っていった。しかし、こんな時間にこんなところでテント張ってたら、怪しいよなぁ(苦笑
時刻 | 場所 | 行動 | |
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05:00 | 起床 | ||
06:10 | 出発 | ||
07:00 | 前天狗岳 | ||
08:35 | ニペソツ山 | ||
12:00 | 前天狗岳 | ||
13:05 | P1662 | ||
14:20 | Co1400 | ||
15:15 | Co1100 | ||
16:35 | Co760 | ||
17:10 | 幌加温泉 | C2 |
前天狗周辺の天場に苦笑いしながら二ペソつを目指す。今日は雲はあるが、すごく視界がいい。細い登山道をびびりながらすすみ、最後の急登を駆け上がる。
あまりにも気持ちのいいピーク。うだうだと2時間も過ごす。後ろ髪を引かれつつも、ピークを後にする。荒れ果てた幌加温泉コースを下る。笹狩りのされていない廃道を手探り、いや足探り状態で進む。先頭を進むいわしたさんのペースに合わせてすたすたと歩いていく。ふと、後を振り返るとこばPがいない。声を聞き、待つと、我々の歩いてきたところではない方から来る。どうやら道を踏み外したようだ。
その後は後に気を遣いながら進むが、道がはっきりしてきたところで、また遅れ気味になる。道がシケインカーブを描いているところで、道をショートカットして藪を漕ぐ音が聞こえる。我々は、またこばPが道を間違えたと思い、声をかけ、追いつくのを待った。しかし、当の本人は全く覚えがないという。不審に思いながら、シケインの出口まで行くと、こんもりと、なま暖かいブツが。
薄暗くなった頃、幌加温泉着。今日は下山は無理なので、温泉のおばさんに交渉して、素泊まりすることにする。
時刻 | 場所 | 行動 | |
---|---|---|---|
06:00 | 起床 | ||
08:55 | 出発 | ||
09:20 | 幌加温泉入口バス停 | ||
12:10 | 帯広駅 |
のんびり起きて、バスに乗って、帯広へ。