本当は岩内岳からニセコ連峰を縦走して、五色温泉に降りるはずだった。しかし、天候の悪さから岩内スキー場で足止めをくらい、スキー練習と岩内岳へのアタックが精一杯の山行になってしまった。
行程
- 1993-12-17
- 室蘭~岩内スキー場 C0
- 1993-12-18
- 停滞
- 1993-12-19
- C0~岩内岳
メンバー
1993年12月17日(金)
| 時刻 | 場所 | 行動 |
|---|---|---|
| 室蘭 | 出発 | |
| 岩内スキー場 | C0 |
JRと、米谷さんカーの2組に分かれて出発。JR組の我々は、サイガに東室蘭まで送ってもらう。長万部で乗り継いで、小沢で下車。小沢の駅は渋いと、川さんが感動していた。それにしても、外はものすごい風雪。下界からこんな調子では先が思いやられる。岩内ではオーバーズボンで完全装備する。ラーメンを食ってから、タクシーで岩内スキー場へ向かう。
真っ暗なスキー場の駐車場に幕営する。米谷さんカーが到着するか不安がよぎる。23時過ぎ、ようやく到着する。米谷さんは猛吹雪の中を走らされたので、ちょっと怒っていた。
1993年12月18日(土)
| 時刻 | 場所 | 行動 |
|---|---|---|
| 07:00 | 起床 | |
| 09:10 | 天気図 | |
| 10:50 | 停滞決定 |
まだ暗いうちから、除雪車の音がうるさい。今日は、スキー場のオープン初日だそうだ。天気は最悪。昨夜から引き続き、風は強く雪は降り続いている。とりあえず、スキー場のヒュッテに待機し、朝の天気図をとってみると、もろに冬型が決まって、とても行けそうな感じはしない。停滞を決定する。
今夜もスキー場の脇でテントを張らせてもらうことを交渉するために、計画書を持ってスキー場の事務所に挨拶に行く。幕営を快諾してくださる。更に今日は、オープン初日のサービスで、リフトを無料開放しているので是非遊んでいってくださいと言われる。お言葉に甘え、今日は1日スキー練習ということにする。
1993年12月19日(日)
| 時刻 | 場所 | 行動 |
|---|---|---|
| 05:00 | 起床 | |
| 07:10 | 出発 | |
| 10:30 | 岩内岳 | |
| 13:00 | スキー場 | 下山 |
スキー場のリフトはひとつしか動かないそうなので、歩いて登ることにする。雪は収まったが、冬型はまだ崩れていない。リフト終点を過ぎて、少々ブッシュが出てくるが、特に問題なくピークに到着。視界はほとんどない。雪に埋もれた小屋の影でツェルトを被り、紅茶を沸かす。
ピークからリフト終点までの樹林帯は、おやぶんがいっすいにつきっきりで指導し、そこから下は私が着く。視界が確保されてから、いっすいを放置し、先に下山。いっすいが降りてくるまでには相当時間がかかるだろうと思われたが、意外とすぐに降りてきた。