ペテガリ沢周遊

ふ~ちゃん
目的
ペテガリ沢B沢・中ノ岳北西面直登沢遡行
日程
2008年09月13日(土) - 15日(月)
山域
中日高

行程

2008-09-12
三石道の駅 C0
2008-09-13
ベッピリガイ乗越ペテガリ沢~Co700 BC C1
2008-09-14
C1~ペテガリ沢B沢ペテガリ岳ペテガリ沢A沢~BC C2
2008-09-15
C2~中ノ岳北西面直登沢中ノ岳中ノ岳南西面沢~ニシュオマナイ 下山

装備

2008年09月13日(土)

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
06:10出発
07:40ベッピリガイ乗越入口
10:10ペテガリ橋
11:15大滝の上
14:20Co700C1

前日は例によって三石の道の駅で車中泊だった。駐車場にはキャンピングカーが7台も止まっていた。今年は本当にキャンピングカーが良く目に付く。

今回はさすがに三連休と言うこともあって、ゲートには既に数台の車が停まっていた。私がだらだらと朝飯を食べながら準備していると、隣の車の人が起きだして出発していった。その後も何台かの車がやってきたが、何台かの車はおもむろにゲートを開いてくるまで中に入っていった。よくよく見ていると、ゲートには鍵がかかっていなかった。一瞬自分も来るまで入ってしまおうかとよぎったが、どちらにしろ私の車で奥まで入るのは困難だし、何より中に閉じこめられてしまっては目も当てられない。おとなしく自転車で行くことにする。

先行の男性を抜かし、ちょうど1時間半で乗越ルートの分岐に到着した。自転車とブーツを残置して乗越のへ向かう。沢までのブル道周辺はきれいに伐採されてしまい、以前の光景とはまるで違う。沢沿いの踏み跡はますます明瞭になっており、まるで整備された登山道のようだ。ベッピリガイ川に降りるとこちらもきれいさっぱり伐採されていた。淡々と林道を歩き、ペテガリ橋に到着した。

ペテガリ沢

ペテガリ沢[image/jpeg:242kB]
タモギタケがびっしり
Co410[image/jpeg:296kB]
Co410 ゴルジュの始まり

ペテガリ沢入渓し、すぐのS字カーブの倒木にタモギタケがびっしりと生えていた。帰りだったら抱えて変える所だが、今日の所は見るだけにしておく。が北に向かう所からゴルジュが始まる。適当にへつって通過していくと、大滝の登場だ。

大滝ゴルジュ

Co450 大滝[image/jpeg:267kB]
Co450 大滝
大滝高巻きルート[image/jpeg:331kB]
右手ジェードルから中央カンテへトラバースして攀じる
Co460[image/jpeg:273kB]
Co460 ゴルジュが続く

前回に来た時あまり状況は変わっていないようだ。とりあえずしばし大滝を観察する。毎度思うことだが、この大は水量さえ少なければ直登出来ると思うのだが、単独でこの水量では近寄る気さえ起きない。前回と同様、左岸ジェードル状から左のカンテトラバースして、木の根っこをつかみながら垂直の崖をよじ登った。前回より少し状況は悪いような感じがする。一般的にはもっと右のルンゼ状を登っているようだが、非常に悪そうだ。笹藪を適当にトラバースして、適当な所から降りた(Co450-460)。大の上もしばらくゴルジュが続いている。適当に通過していくと、いつの間にかが東を向いていた。このあたりの読図はいつもアバウトだ。

蒼いゴルジュ

Co485[image/jpeg:287kB]
Co485 瀞が断続する
Co515[image/jpeg:265kB]
Co515 蒼いゴルジュが始まる
Co520[image/jpeg:260kB]
Co520 細いゴルジュが続く
Co535[image/jpeg:304kB]
Co535 ゴルジュ状もここまで

Co500 付近までは河原が断続する。 Co500 付近から再びゴルジュ状となって、小さな泳ぎもある。 Co520 付近は蒼い岩のゴルジュであるが、残念ながら安物のカメラではこの蒼い色はなかなか出せない。この蒼いゴルジュに初めて来た時はエラく感動したものだが、5度目ともなると、当たり前の光景となってしまっている。ゴルジュはますます細くなるが、特に難しい所はなく、泳ぐこともなく通過した。ゴルジュ状は Co535 付近の右岸からしみ出すまで断続している。

釜滝ゴルジュ

Co555[image/jpeg:324kB]
Co555 左岸を登る
Co560[image/jpeg:275kB]
Co560 左岸をトラバース
Co565[image/jpeg:344kB]
Co565 右岸をトラバース

このを過ぎると、ベッピリガイ山北西面直登沢出合までは河原状である。出合を左に曲がると、3つの釜滝が続くゴルジュだ。一つ目の左岸ジェードル直登。落ち葉が滑ってじゃまくさい(Co555)。二つ目の滝は左岸をトラバースして落ち口へ抜けた。滝の上には流木が溜まってしまっていた(Co560)。三つ目の滝は右岸の水中のバンドを使ってトラバースして通過した(Co565)。

この先は滑床が続いている。中ノ岳北西面直登沢出合を過ぎてから天場を探しながら進む。 Co708 出合から先にはあまりいい場所はなさそうだ。明日、天場を移動しなくてもいいように、 Co700 付近に天張ることにした。めいっぱい薪を集めて大きな焚き火にする。焚き火の横でシュラフに入る。今夜は中秋の名月らしく、空が明るいが、月は尾根の影で見ることは出来なかった。

2008年09月14日(日)

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:30起床
05:30出発
06:40Co960
09:10ペテガリ岳
12:15Co1000
13:35天場C2

ペテガリ沢B沢

シュラフなど必要のない物をツェルトの中に放り投げ、アタック装備で出発した。ゴーロ帯を通過して、すぐにB沢出合だ。B沢は一度遡行しているが、登りを初めて2年目の16年も前のことだから記憶はかなり薄い。

序盤

Co790[image/jpeg:333kB]
Co790 出合からすぐに滝が続く
Co850-880 四段[image/jpeg:288kB]
Co850 連瀑を通過していく
Co880 二段[image/jpeg:285kB]
Co880 二段の滝を直登
Co890[image/jpeg:296kB]
Co890 左岸のクラックをよじ登る

C沢を左に見て右へ進む。すぐに小滝が連続している。はずは問題のないが続く。適当に直登していく。 Co850 から四段のとなっている。左岸、左岸、左岸、水流といずれも快適に直登した(Co850-880 四段)。続く二段の滝も直登した(Co880)。次の滝は右岸を直登しようと何度かトライするが、なかなか一歩が出ない。結局あきらめて左岸のヌルヌルのクラックをよじ登った(Co890)。ちょっと余計な所で時間を食ってしまった。

核心

Co910[image/jpeg:293kB]
Co910 ステミングで直登
Co940[image/jpeg:276kB]
Co940 この沢の核心

更にもう一つ左岸から直登し(Co900)、樋状のをステミング、シャワークライムで直登すると(Co910)、奥に見覚えのあるが見える。いわゆる、「逆層ヌルヌル」と言われる滝だ。一見簡単そうに見えるのだが、全体に外傾スタンスで、苔むしていて嫌らしい。滝の中央に向かって延びる斜めのバンドを進み、かぶり気味に突き出たカンテの下で立ち往生となる。一つ一つの段差が大きく、ホールドが遠い。びびって逃げ腰になる。16年前の自分にロープをくれと叫びたくなる。前に登った時のことを思い出し、水流の中に微妙なホールドを求めつつ、何とか直登した(Co940-950)。

佳境

Co990[image/jpeg:295kB]
Co990 左岸クラックを登る
Co1040[image/jpeg:267kB]
Co1040 中間部が微妙
Co1130[image/jpeg:319kB]
Co1130 スラブ滝を登る
Co1150[image/jpeg:288kB]
Co1150 スラブ質の滝が続く

Co990 の左岸クラック沿いを直登した。 Co1040 のは下段は階段状で、上段は順層ホールドで快適だが、中間部がやや微妙だった。 Co1100 付近から小滝の先に見える大きな滝は Co1120 の枝沢で、本流は左に隠れているが、もちろんこちらも滝が続いている。 本流の滝はスラブ状で、右岸の乾いた部分を滑らないようにフリクションを利かせて登った(Co1130)。その後もひたすら特徴の無いスラブ質の滝が延々と続いている。面白みも難しさもなく淡々と処理していく。

源頭

Co1450[image/jpeg:323kB]
Co1450 左岸の滝を登る

Co1450 は正面が涸れで、左岸から岩盤状の沢が落ちてくる。地形図には出ていないほどの分岐で、コンパスが正面方向を指していたので、そちらに向かったが、沢形はC沢との中間尾根に突き上げてどん詰まりになっているようだ。左岸の尾根を越えて右の沢に戻った。こちらはまだ岩盤状の沢が続いていた。記録を読み直してみると、どうやら16年前も同じ間違えをしているようだ。迷ったら水流のある方へ行けと言うことだ。

沢形を詰めて Co1600 付近から藪に突入した。左の尾根筋に向かって藪を漕いで30分ほどでピークのやや西側に出た。

ペテガリ岳

ピークには登山道からの先客が2人居た。昨日、林道で追い越したおじさんも居た。昨夜は西尾根の途中でビバークしたらしい。もうひとりのおじさんは東尾根方向へ降りていった。

のんびりしていると、比較的若い男性二人が登ってきた。山荘での様子を聞くと、やはり車で小屋まで入っている人は相当数いるようだ。彼ら自身も何らかのコネで道道の鍵を手に入れてペテガリ山荘まで入ってきたらしい。林道の鍵が流通しているというのは知っていたが、道道の鍵がコネで手にはいるとは驚きだった。世の中とは不公平なものだ。彼らはなにやら、養護学校の校旗を広げて写真を撮っていた。どうやらペテ○○リの園の関係者らしい。写真を『ホームページ』に掲載するような話をしていたが、今のところその存在は確認していない。

ペテガリ沢A沢

下りはA沢を利用する。こちらは14年前に遡行している。稜線を東に進むと3人ほどの登山者が登ってくるのが見えた。やはり3連休なので人が多い。彼らとすれ違う前に藪に突入し、A沢へ向かう。

40m 大滝ガレ地帯

Co1390 大滝[image/jpeg:388kB]
Co1390 大滝を見下ろす
Co1280[image/jpeg:311kB]
Co1280 長いガレが続いている

お花畑に囲まれた穏やかなを下っていくと、突然足下が切れ落ちた大滝の上に出る。以前に遡行した時にはそれほど難しくないに思えたので、何も考えずに下り始めたが、意外と微妙で行き詰まってしまう。しかも脆い。右に左に良さそうな所を探しつつようやく下った(Co1350-1390 大)。大滝の下には右岸ルンゼから降り積もったガレが埋めている。いくつかの小滝チョックストンを過ぎて、 Co1280 からは長いガレとなって Co1170 まで続いた。

連瀑帯~ 30m 大滝

Co1160[image/jpeg:341kB]
Co1160 連瀑が始まる
Co1120[image/jpeg:353kB]
Co1120 シャワーで下る
Co920-950 大滝[image/jpeg:294kB]
Co920-950 右岸を下る

ここから連瀑が始まる。は一見難しそうに見えても、よく見るとしっかりとしたホールドが見つかる。全てクライムダウンでどんどん下っていく。 Co1120 のチョックストンはシャワーを浴びながらクライムダウン。 Co1040 三股のチョックストンは左岸から高巻いた。はほとんどが快適な斜瀑滑滝だ。 Co920 の 30m の大滝右岸斜面の草付きを下った。

樋状ゴルジュ

Co880[image/jpeg:274kB]
Co880 滑り台だが・・・
Co860[image/jpeg:305kB]
Co860
Co830[image/jpeg:314kB]
Co830 樋状が続く

この先はを持った滑滝が多くなる。滑って遊んでもいいだろうが、ひとりではやる気にならない。こういう所が単独行の残念な所だ。樋状の続く小ゴルジュを過ぎると Co820 二股に出た。この後は小規模な小滝が Co785 二股までつづき、河原になった。上部のガレがやや玉に瑕だが、美しさという点ではB沢よりA沢の方が上だろう。

B沢出合少し手前に焚き火の跡があったので、少し掘り起こしてみると空き缶の燃え残りが出てきた。こういう所に来る人の中にもいまだに焚き火に空き缶を投入する人がいると思うと悲しくなってくる。天場に戻り、種火を掘り起こして、今夜も薪を集めて空の下で夜を越す。

2008年09月15日(月)

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:30出発
06:25Co860
09:25中ノ岳
11:45Co700 二股
13:20神威山荘
15:05林道ゲート下山

中ノ岳北西面直登沢

昨日はアタック装備だったが、今日は全装だ。荷物が重い。中ノ岳北西面直登沢出合から滑が続いている。このも14年前に遡行しているが、A沢以上に記憶が薄い。 Co700 二股からはブタ様相になる。 Co770 付近で右岸からルンゼが合流し、右に曲がると小滝が出始める。小を2~3通過し、ガレを進むと正面に枝沢が見える。再び右に曲がるといくつかの滑滝がある。を持った滝を一つ登ると大滝のある Co860 二股だ。ここまでは偵察の往復も含めて3回通過しているはずだが、まったく覚えていない。

序盤

Co860[image/jpeg:276kB]
Co860 左岸クラックを登る
Co870 上段[image/jpeg:311kB]
Co870 水流を直登する

Co860 二股は両方ともとなって、ピーク近くの稜線まで突き上げているが、左股を行ったという話は聞かない。左股もそれなりに面白そうだが、源頭部の藪漕ぎは相当厳しそうだ。一度左股も行ってみたいが、一般的な右股へ進む。下段は左岸クラック沿いを直登する。中間点にラッペル用の残置シュリンゲがあった。上段は水流を直登した。やや逆層気味だ(Co860-880 二段)。

Co900[image/jpeg:298kB]
Co900 右岸ルンゼを攀じる
Co920[image/jpeg:303kB]
Co920 右岸を登る

次の壁に囲まれた右岸から取り付き、水流へ抜けようとしたがボロボロで悪い。右岸のルンゼを攀じり、岩の下のバンドトラバースして落ち口へ降りた(Co900)。次のは右岸カンテを登り、トラバースして落ち口に出た(Co920)。

核心部連瀑

Co970[image/jpeg:284kB]
Co970 適当に通過
Co980[image/jpeg:277kB]
Co980 右岸を高巻く
Co990[image/jpeg:292kB]
Co990 右岸直登
Co1000[image/jpeg:287kB]
Co1000 左岸バンドをトラバースする

Co970 から核心部の連瀑だ。1つ目のは適当に通過する(Co970)。二つ目は右岸ルンゼを詰めて、岩の下のバンドトラバースし、カンテを越えると、悪そうなが続いているのが見えるが、クライムダウンしてに戻る(Co980)。3つ目のつるりとした滝は上から見る限り悪そうだったが、右岸のカンテを快適に直登した(Co990)。右岸から水量の少ない枝沢が合流し、幅の広い滝になっている。右岸からトラバースしようとしたら、意外と悪い。シャワーをガッツリ浴びながら、滝の中段のバンドをトラバースして滝を横断して左岸に移る。ザレた斜面を攀じって、細い足幅のバンドを慎重にトラバースして滝の上に出た。前回もこの滝を登っているはずだが、こんな微妙なトラバースがあったとはまったく記憶にない(Co1000)。

上部ガレ

Co1020[image/jpeg:308kB]
Co1020 簡単な滝が続く
Co1030[image/jpeg:303kB]
Co1030 樋状
Co1080[image/jpeg:291kB]
Co1080 右岸を登った

このの核心はここまでだ。深い状の中に簡単なが続いている。 Co1050 付近は高い壁に囲まれ、左右からルンゼが集中して緊張感は抜群だが、問題なく通過した。 Co1080 の右岸を登ってトラバースしたが、あまり良くなかった。左岸直登した方が良かっただろうか。

この先はガレとなって、小滝が断続している。背後にはペテガリ岳が見えてきたが、今日は少し雲が多く頭は隠れている。不安定なガレを詰めて、藪漕ぎなしに稜線に出た。

中ノ岳

ペテガリ岳[image/jpeg:194kB]
中ノ岳からペテガリ岳を望む

今回は今年二回目の中ノ岳だし、ペテガリ岳は雲の中なのでピークは踏まずにこのまま下ってしまっても良かったが、なんだかだんだん晴れてきたので一応ピークを踏んでおくことにした。天気は決して悪くはないが、太陽が雲に隠れると風が冷たくて寒い。適当にペテガリ岳の写真を撮って下降を開始する。

中ノ岳南西面沢

しばらくは主稜線上の踏み跡を進む。今まではガスの中広い草原に突入したため、相当の藪漕ぎを強いられてきたが、今日は全体の様子がわかる。 Co1380 付近の広場まで進み、谷へ降りる。わずかな尾根筋から右の谷筋へ向かう。ここを左へ向かってしまうと、途中で降りられない断崖にぶつかって苦労するらしい。

上部連瀑

Co1280[image/jpeg:392kB]
Co1280 源頭
Co1100[image/jpeg:433kB]
Co1100 小滝が続く
Co950[image/jpeg:397kB]
Co950 右岸をクライムダウン

深い笹藪を滑り降りて Co1280 付近で筋にぶつかった。すぐに岩盤状の沢となって、小滝が連続している。この沢は藻が多くでウザい。 Co970 で、断崖があるという右股と合流する。その下に続くの途中にはラッペル用のシュリンゲがいくつもかかっていた。ロープを出すのが面倒なので、右岸からクライムダウンした(Co950-970)。更に連続する小を下っていくと Co860 二股に出た。

下部河原

Co860 右股[image/jpeg:339kB]
Co860 右股はガレ沢

右股は崩壊したガレ沢となって合流し、ここからしたのはガレが埋めている。を嫌う場合は、この右股を P1372 の基部に向かって詰めるらしい。太陽が高く昇り、日があたると暑くて汗が出てくるが、風が吹くと寒いほどだ。 Co770 付近の滑滝の上には何故かホーキンスの登山靴が落ちていた。

Co670[image/jpeg:294kB]
Co670 ゴルジュで滑った

Co700 二股は良いキャンプサイトになりそうだ。 P1445 に突き上げるは豪快なが続いているように見える。すぐにの続く白いゴルジュだ。暑いので二つ目の釜に浸かってクールダウン。というのは嘘で、足を滑らせて水没しただけ(Co650-670)。ここを過ぎると跡は何もない河原が続くだけだ。

Co450[image/jpeg:306kB]
Co450 暗いゴルジュ

登山道が横切る少し手前で暗いゴルジュに出る。踏み跡があるらしいが、中を行く。見た目は陰鬱だが、特に難しい物はなく通過した。すぐに登山道が横切っているが、無視してそのまま本流を下った。当然これと言って面白い物もなく、ただ疲れるだけである。キノコなんかを期待したが、それすらもなく林道終点に出た。

林道

神威山荘には二台の車が停まっていた。乗越ルートにも一台の車が停まっていた。自転車を回収し、靴を履き替えて林道を駆け下りる。半分ほど行ったあたりで山荘に泊まっていた習志野ナンバーの車に追い越された。一時間強でゲートに到着した。林道の鍵はやはりかかっていなかった。

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