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山行名 | 開始日時 | 終了日時 | 山域 |
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1994年08月22日(月) | 25日(木) | 中日高 |
出合には小さな河原があるが、無名沢のゴルジュの一角にあることに違いなく、増水時には安心できない。出合には小滝があるが、これを過ぎるとしばらくは単調な沢が続く。 Co750 の右屈曲点の先にツルツルの滑滝があるが、それ以外は Co822 までは概ね河原で、幕営も可能だ。ここから沢を直角に右に曲がると、狭い函状の沢となって手強い滝が連続し、頭からシャワーを浴びながら直登していく。 Co880 の滝は大きくて気後れするが、ロープを出して直登する。 Co940 の直瀑の上には細い瀞が続いている。その後も小規模だが手強い滝が続く。 Co1050 は四方がで高い壁に囲まれ、沢は大きく左に屈曲している。一見絶望的な函滝であるが、細かなホールドを探して慎重に直登出来る。とどまることなく滝は続き、スラブ状の大滝を超えると Co1200 から細いV字谷となって、チョックストンの滝が続いている。 Co1350 のチョックストンを越えるのが最後の難関となる。源頭まで続く小滝を越えて、わずかな藪を漕ぐと主稜線に出る。
この沢は深い函地形の中にありとあらゆるタイプの滝がこれでもかというくらい連続して出現し、しかもいずれも手強い。しかし、冷静に見極めれば必ず登路を見いだせる。谷は深く切れ込んでおり、高巻きはかえって危険と困難を伴うだろう。雪渓や水量の多い時なら、更に困難となることだろう。困難ながらも快適な、日高でも屈指の良渓である。
山行名 | 開始日時 | 終了日時 | 山域 |
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1994年08月22日(月) | 25日(木) | 中日高 |