雪渓に阻まれてヌビナイ川右股往復

ふ~ちゃん
目的
夏合宿 トヨニ岳~ピリカヌプリ
日程
2015年08月21日(金) - 24日(月)
山域
南日高

今年の北海道内、ことに南日高雪渓が多くていくつものパーティが翻弄されているらしい。今回の山行はクマノ沢からトヨニ岳、日高幌別に下ってピリカヌプリへと巡る予定だったが、早々に雪渓に阻まれてルート変更を余儀なくされた。

行程(予定)

2015-08-21
昭徳右岸林道クマノ沢~Co650 付近 C1
2015-08-22
C1~トヨニ岳北峰北面直登沢トヨニ岳北峰~トヨニ岳南峰トヨニ岳南峰西面直登沢ピリカヌプリ南面直登沢出合 C2
2015-08-23
C2~ピリカヌプリ南面直登沢ピリカヌプリピリカヌプリ北面直登沢ヌビナイ川右股上二股 C3
2015-08-24
C3~ヌビナイ川右股昭徳右岸林道 下山
2015-08-25
予備日
2015-08-26
予備日

メンバー

C.L
ツジ
S.L
ふ~ちゃん
E
タケウチ

2015年08月21日(金) クマノ沢

2015-08-21 クマノ沢
タイムレコード
時刻天候場所行動
08:05出発
08:30入渓
09:40Co470
12:05Co586
12:35Co660引き返し
13:00Co600C1

深夜に室蘭を出発し、天馬街道経由でヌビナイ川を目指す。昭徳右岸林道を進み、崩壊地点手前に車を駐める。

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林道終点手前からに降りる(387)

崩壊地点を越えて林道跡を進む。下二股を通り過ぎ、クマノ沢沿いに入り終点の手前からに降りる。


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Co450 右岸からのデブリ(448)

Co450 付近にご多分に漏れず大量のデブリがあった。滑床の美しい Co470 屈曲部付近も流木がゴロゴロしていて荒れている。


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明るい滑を行く(474)

大樋の左岸から巻いてゴルジュスタート。水量は少ないのかと思ったら若干多めなようだ。


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(518)

Co520 屈曲手前の本来は泳ぐ釜滝も、流木を伝って越えてしまった。


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左岸上を行く(535)

Co520 の屈曲部には大きな雪渓と大量のデブリがを埋めていた。雪渓の上に乗っかりデブリを乗り越える。


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(571)

時々胸ぐらいまで浸かりつつ、へつり渡渉を繰り返して進む。


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Co660(686)

Co586 二股を過ぎ、 Co700 付近での幕営を目指して進むが、 Co660 で潜らないと進めない雪渓が出現。雪渓を越えてしまうと天場が得られるかどうか分からないので、仕方なく少し引き返して天張ることにする。 Co610 付近の左岸河原ツエルトを張る。


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(632)

余った時間は釣りに興じる。ツジは竿を忘れたが、枝を使って少し大きめのをつり上げる。タケウチはまだ釣りになれないようで、可愛いのを一尾だけつり上げた。私は5尾くらいだったかな?

2015年08月22日(土) クマノ沢撤退

2015-08-22 ヌビナイ川
タイムレコード
時刻天候場所行動
03:00起床
04:40出発
05:10引き返し
08:40下二股
10:40中二股C2

私は焚き火の横でごろ寝していたが、夜中にポツリときたのでツエルトの下に逃げ込んだ。

夜明け前に行動を開始するが、天気はあいにくの霧雨状態。暗い中をラテルネを付けて進み、まずは昨日の雪渓を下から潜る。中には小さな滑滝が二つ。

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潜るも上を行くも危険(686)

しかし、この雪渓の先には更に大きな雪渓が続いていた。潜るには先が見えず恐い。とりあえず右岸によじ登って雪渓の上に上がってみる。雪渓の中間部はぼこぼこ穴が空き、今にも崩れそうでやはり恐い。終点も崩れており、下るにはラッペルが必要だが、降りたところでその先にも長い雪渓が続いているのが見える。

しばらく雪渓上を右往左往しながら悩んだが、踏ん切りが付かない。今回の山行は正直なところタケウチにとってはかなりオーバーグレードなルートと思われるので、退路を断つことは避けたい。残念だが今回はここで引き返すことにした。

霧雨の中、昨日遡行したを淡々と下る。下部の河原歩きがかったるい。

撤退と言っても、このまま帰ったのではあまりにももったいないので、下降予定だったヌビナイ川右股を往復することにした。今日はゴルジュ手前の中二股まで行って釣りをすることにする。


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全然釣れない(535)

中二股の右岸ツエルトを張る。薪は全て湿っており、風向きも悪くて焚き火を付けるのに苦戦してしまった。その上、魚はさっぱりおらずみんなボウズ。本流も左股も魚止めのとかウソ。魚影は全くない。実はハナカジカちゃんが1匹だけ釣れたが、みんなには内緒でそっとリリースした。

2015年08月23日(日) ヌビナイ川右股ピリカヌプリ

2015-08-23 ピリカヌプリ
タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:30出発
08:20上二股
11:30ピリカヌプリ
14:00上二股C3

今日もどんよりした天気の中出発する。

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巻き道に雪渓が…(527)

S字の函滝左岸の巻き道を塞ぐように片雪庇が残っており、絶妙に嫌らしい。雪庇の下を慎重にへつってに降りる。


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函滝 途中に新たなチョックストンが詰まっていた(544)

今日は一気にピリカヌプリにアタックするつもりなので、その後もあまり遊ばずに淡々と進む。天気が悪いので遊ぶ気にもなれない。

次の函滝は有無を言わず右岸高巻き。なんかの途中にチョックストンが増えている。


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タケウチが這い上がれず右岸を巻く(553)

次の滑滝は、ツジは腰まで浸かって左岸壁を這い上がる。タケウチも続くが、なかなか壁に這い上がれない。これは時間がかかりそうなので、仕方なく右岸の巻き道を使う。この巻き道は初めて使うが、とても立派なロープが張り巡らされていた。しかし、正直これくらいの壁を這い上がれないようではクマノ沢は撤退して正解だったと思わざるを得ない。


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(553)

次はひょんぐりの。泳いで直登…する気は無いので左岸から高巻く。こので一番緊張する場面だ。ここにもロープが張られているが、もっと短いピッチでアンカーを取ってくれないと、誰かがロープを引っ張ったときに他の人が巻き込まれる可能性が有るので、逆に危ないので張るならもうちょっと気を遣って欲しい。


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もちろん中を行く(571)

Co570 廊下は左右に片雪庇が残っていたが、天井は開いている。ここは当然中を行く。ここを意味も無く巻くのならヌビナイには来ない方が良いとマジで思う。

胸近くまで水に浸かるが、足が着いて通過。出口はを二つ泳いで突破しても良いが、やはり天気が悪いので巻き道に逃げる。


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Co630(632)

いくつか小滝を越えていよいよ七ツが見えてきた。どれくらい綺麗になっているだろうかと期待していたが、1段目の上に大量のデブリが詰まっているのが見える。

セオリー通り右岸の巻き道を上がる。全体の様子は去年の秋の写真とほとんど変わっていないようだ。おそらく昨年からデブリが流されるような大雨が降っていないのだろう。


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上二股(775)

白い滑を通り過ぎ、上二股到着。不要な荷物をいくつか残置してアタック装備ピリカヌプリを目指す。


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(1396)

源頭部でにわかに空が明るくなり、久しぶりに太陽が顔を出すが、稜線に出る頃にはまたガスに覆われてしまった。まあそんなもんです。


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謎の虫大量発生(1599)

ピークでしばらくくつろごうと思ったが、謎の虫が大量発生し、体中にまとわりついてきてそれどころではない。どうやら「イタヤハムシ」という、ダケカンバやナナカマドについて葉っぱを食べる虫らしい。ウザくてやってられないので早々に撤収する。

この日も火興しには苦戦する。まだまだ修行が足りない。

2015年08月24日(月) ヌビナイ川右股下降

2015-08-24 ヌビナイ川右股
タイムレコード
時刻天候場所行動
06:30起床
08:00出発
10:20中二股
11:30下二股
11:55林道終点下山

天気が良ければソエマツアタックも考えていたが、今日もあいにくの霧雨模様。うだうだと起きて下降の準備を整える。

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七ツ(624)

天気が良ければバンバン飛び込んでいく所だが、やはり天気が悪いので飛び込みは最小限に抑えへつっていく。

ひょんぐりの下の滑滝はそろそろ良いだろうと、ウォータースライダーで飛び込む。しかし、タケウチはうまく水流を抜けて下部に流されたが、ツジは逆流に押し戻されて対岸に取り残されてしまった。ロープで引っ張ろうと準備してたら、いつの間にかを登り返してへつって降りてきた。

河原に出てからは、丹念に付けられたピンクテープに沿って進む。 Co400 付近からは左岸に入るが、どんどん筋から離れて行く。これは古い林道跡に続いているのかな。このまま進むと変なところに行き着きそうなので、適当に沢に戻って下二股に出る。

少し下ったところから右岸林道に這い上がった。

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