- 目的
- 春別岳北東面直登沢遡行
- 日程
- 2014年08月10日(日)
- 山域
- 北日高
芦別岳の後、天気予報を確認すると、翌日も天気が持ちそうだったのでそのまま春別岳に行くことにした。
行程
2014年08月10日(日)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
04:00 | 晴 | 起床 | |
06:00 | パンケヌーシ川二ノ沢道路入口 | 出発 | |
06:55 | Co780 | ||
09:20 | 春別岳 | ||
09:45 | |||
11:30 | 下山 |
芦別から下山して、日高の沙流川キャンプ場の横のふれあい広場という河川敷の駐車場で車中泊した。キャンプ場は満員で、皆楽しそうでうらやましくなってしまった。私もオートキャンプしたい。
霧雨でも降っていたならすぐさま帰ろうと思っていたが、目覚ましが鳴って外を見ると青空が見えていた。これは行かざるを得ない。
パンケヌーシ林道へ向かい、一端、曲沢登山口のトイレを使い、二ノ沢沿いの北電道路の入口に車を駐める。
100mほど離れた北東面直登沢に入渓する。 Co660 の屈曲点までは何もない。
Co670 の滝は、登れるかなと思ったが、なんかヌルヌルしてそうで水量も多いので右岸ルンゼから高巻く。
沢は岩盤状だが、若干でブリが多い。しかし、もっとヌメヌメして汚らしい沢かと思っていたが、わりかしスッキリしている。
Co720 の簾状の滝は右岸のチムニーを登るが、上の方で突っ張りが効かなくなってちょっと危なかった。
すぐにこの沢の核心となる四段の滝。始めの樋状を登り切れば、何とかなりそうだが、水圧が強そうで突っ込む気になれない。左岸の枝沢から高巻き、トラバースして1段目の上に出られないかと思ったが、トラバースできず、もう少し上がって2段目の上に降りた。
3段目は左岸を直登。4段目は左岸のテラス状をトラバースする。難しくないが、なんだか妙に体が強ばって、這いつくばっておそるおそる抜ける。
これを過ぎると、大きな滝は無く、延々と小滝が続く。若干のデブリと採石の多さが残念だ。
Co1060 二股の左岸尾根が大きく崩れ、大きな岩が沢を塞いでいた。この先は沢は採石が多くなる。
左に入り、すぐの Co1100 二股は左からの水量が多いが、右へ入る。右の滝は岩が脆く、ボロボロと崩れてくる。恐る恐る直登する。
涸れた岩盤を登り、 Co1150 で三股状となって中央は涸滝となっている。
涸滝を直登する。落ち口は立っているので、右岸にちょっと逃げた。
V字のルンゼとなって、しばらく進むと、 Co1290 で右から枝沢状の沢が合流してくる。少し迷ったが、自分の読図を信じて右へ入る。急な草付きの斜面を経て、灌木を少し漕ぐと三角点にダイレクトに出た。
未ださほど台風の影響は出ていないが、周囲の高峰は若干雲をまとっている。風は何となく秋の空気を感じる。
下りは東面から二ノ沢に下る。北東尾根のジャンクションまで少しヤブを漕ぎ、そこから東面沢に下る。すぐに沢型が現れる。
Co1230 に小滝が一つ、その後幾つか小滝が現れるがいずれも簡単に下れる。北東面もそうだったが、この沢は所々で斜面が崩壊し、水が湧き出している。そのうち大規模に崩れるのではないかとちょっと心配になる。
沢は徐々に採石が多くなる。 Co920 二股の手前に三段の滝があり、下段の左岸には捨て縄があったが、右岸から高巻いて降りた。
雑感
北東面直登沢は、過去の記録の写真などを見る限り、スッキリせず面白くなさそうと思っていたが、写真で見るよりは面白かった。岩の黒い色が写真では陰湿な雰囲気を醸し出ししまうのだろう。東面沢はまさに下降向けという感じだった。今日は午前中に軽めのところと思って選んだが、ちょうど良い行程だった。