- ルート名
- 二岐沢三ノ沢
- 距離(km)
- 2.83
- 標高差(+m)
- 971
- 行動時間(h)
- 4.0
- グレード
- 函滝滝滝滑藪藪(7.00)
- 等級
- 3級
- 山谷
- !!
- 印象
- ( ̄ン ̄)
Co943 三ノ沢出合までは千呂露川二岐沢を参照。
出合からしばらくはガレや流木の転がる荒れた渓相である。 Co1020 で沢が左に曲がると、小滝が出てきて先には大きな滝が落ちているのが見える。大滝まで3つほどの滝は簡単に越えられるが、大滝のすぐ下の樋状の滝は奔流していて、周囲は大滝を含めた高い壁に囲まれて難しい。大滝を越えるには、はじめの小滝の上付近から右岸の尾根筋を傾斜が緩まるまで詰めるか、大滝の基部から右岸のルンゼを詰めてから、大滝の上の尾根筋を下る。いずれの高巻きも、中途半端にトラバースを始めると劣悪な崖に追いやられて危険なので、思い切って登った方が良い。大滝の上は2つ目の滝記号までゴルジュ状となって滝が続くが、いずれも直登したり小さく高巻いたりして適当に越えていける。その先は明るく開けて快適な小滝滑滝が北戸蔦別カールまで続いている。カールからはピークの西のコルを目指してガレたルンゼを詰めると楽だ。出合付近は荒れて不快で、大滝では劣悪な高巻きを強いられるが、それ以降は快適で美しい沢である( ̄ン ̄)。