戸蔦別川九ノ沢~ピパイロ岳~戸蔦別川十ノ沢

目的
戸蔦別川九ノ沢~ピパイロ岳遡行
日程
2005年07月28日(木) - 29日(金)
山域
北日高

行程

2005-07-28
戸蔦別ヒュッテ C0
2005-07-29
カタルップ沢出合~戸蔦別林道~戸蔦別川戸蔦別川九ノ沢ピパイロ岳ピパイロ岳南西面直登沢戸蔦別川十ノ沢右股~カタルップ沢出合

2005年07月28日(木) 戸蔦別ヒュッテ

車に荷物を詰め込んで家を出た。戸蔦別ヒュッテまでは4時間ほど。少し遠回りして清水のセブンイレブンに寄る。夕食と明日の朝食を購入。店員さんがクジを引けというので引くと、ビールが当たった。まぁ、キリンラガーなど呑まないんだが、ただなら良いか。相変わらず戸蔦別林道への道のりは複雑で間違いやすい。戸蔦別ヒュッテには庄内ナンバーの車が一台止まっている。ヒュッテの中を覗くと既に就寝している。私は車の中で一杯やってから、そのまま車中泊することにした。

2005年07月29日(金) 戸蔦別川九ノ沢戸蔦別川十ノ沢

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
06:15カタルップ沢出合出発
06:55戸蔦別川八ノ沢出合入渓
08:00戸蔦別川九ノ沢 Co960二股
10:55ピパイロ岳
13:10戸蔦別川十ノ沢 Co1210
14:15Co923二股
15:05戸蔦別川八ノ沢出合
15:55カタルップ沢出合下山

戸蔦別林道~九ノ出合

戸蔦別ヒュッテを出て、カタルップ沢出合ザック装備を詰めて出発の準備をする。しかし、なんだか天気はかんばしくない様だし左膝がちょっと痛い様な気もするし、いまいちテンションが上がらないなぁ・・・って、!!ふと、コッフェルがない事に気づく。・・・( ̄□ ̄!!そんなわけで、泊まりは出来ない事になった。仕方がないので、急遽アタック装備で九ノからピパイロ岳に上がり、十ノ沢を降りてくる事にする。アホだなぁ。

戸蔦別林道はカタルップ沢から更に先に進める様になっているが、すぐに行き止まりだし、道は荒れているのでカタルップ沢出合に置いていくのが得策だろう。藪の覆う廃道を利用し、八ノ出合へ到着した。先日の台風で沢は増水気味かと思いきや、それどころかなんだか渇水気味の様な気さえする。本当に雨を降らせたんでしょうか、台風さん。広い河原の本流を行くと、左岸から九ノ沢が小さなとなって出合う。

戸蔦別川九ノ沢ピパイロ岳南東面直登沢

Co860-950 滑床[image/jpeg:219kB]
Co860-950 滑床が出てくる
Co950[image/jpeg:172kB]
Co950 続く滑滝
Co1000[image/jpeg:194kB]
Co1000 小滝群

九ノに入ると、はじめはデブリの溜まった汚い沢だ。ブタ沢の雰囲気にうんざりしながら進むと、沢床は岩盤となって、標高差 100m ほどの一枚岩の長い滑が現れる。この滑を過ぎても岩盤状は続き、 Co970 二股を過ぎると小滝群となって快適に超える。


Co1030[image/jpeg:214kB]
Co1030 雪渓が見える
Co1080-1090[image/jpeg:131kB]
Co1080-1090 雪渓の先には直瀑

Co1030 で大きなをひとつ登り二股になると、本流の右股には雪渓がかかる。出口は見えているので、下を行く事にする。ところが、中に入ってみると中には小さながあり、しかも中は真っ暗でホールドが見えずちょっと焦る。手探りで右岸を突破する。雪渓の出口は垂直の滝となっている。とりあえず右岸に取り付いてみるが、サックリと抜けるルートは見あたらない。どうやら中央の水流に突っ込むしかなさそうだ。シャワーをもろに頭に受けながら突破する。こいつは厳しい。


幌尻岳と戸蔦別岳[image/jpeg:70kB]
雪渓の残る幌尻岳と戸蔦別岳

雪渓を交互に通過し、 Co1250 二股に到着。左の直登沢は涸れたでこの先は何もない。 Co1750 ほどで沢形に灌木が覆うのを見たら左の花畑に逃げ、5分ほどハイマツを漕くとピークやや南側の尾根に出た。今日は雨の予報だったが、遡行中は青空のさわやかな天気。ピークについて少し雲が増えたが、カムエクまで展望がある。下界は雲が覆っている。

戸蔦別川十ノ沢右股ピパイロ岳南西面直登沢

雪渓[image/jpeg:187kB]
雪渓
Co1330[image/jpeg:191kB]
Co1330 滝の処理は面倒
Co1300-1320[image/jpeg:197kB]
Co1300-1320 大きな滝が続く

ピークから南西面の斜面に突入する。ハイマツの藪を下り、 Co1700 ほどでようやく水流が出てくる。登りでの藪漕ぎはかなりのアルバイトになりそうだ。いくつか小さなを下っていくと、崩れやすそうな雪渓のつまった地形となる。このボロボロの雪渓は下も上も行けないので、いやらしい側壁をへつったり巻いたりで、処理には結構手こずる。 Co1400 付近までこの嫌な雪渓が続く。この先はが連発してくるが、滝はいずれもすっきりしたルートがなく、巻いたり微妙なクライムダウンなどで思った以上に時間を食う。Co1300 の大きな滝は左岸枝沢の滝からクライムダウンするが、これも結構微妙。さらにいくつかの滝を降りて一九六七峰東面直登沢と合流する。


Co1110-1150滑滝[image/jpeg:143kB]
Co1110-1150 大きな滑滝
Co1070[image/jpeg:166kB]
Co1070 大きな滝が続く
Co950[image/jpeg:112kB]
Co950 滑滝

ここからの規模は大きくなり、大きなが続く。この沢のは威圧感こそないものの、北日高らしくダイナミックな-悪く言うと大味で面倒な-滝が多い。 Co1150-1110 の滑滝は傾斜は緩いが、ツルツルでおっかない。 Co1070 の 20m の大きな滝は左岸ルンゼを使って高巻く。 Co1010 二股の函滝には切れた残置ロープが残されていた。思わずつかみそうになる。危うい。右岸側壁を微妙にクライムダウン。更に大きな滝を二つほど下ると、 Co950 から先は突然ゴーロ帯となって、本流まで続いた。

ようやく本流に着き、少しペースを上げて歩いていると、九ノ出合を通過する頃についにポツリポツリと降り始める。八ノ沢出合では服はほとんど乾いていたが、雨だれの付いた藪が覆う廃道を歩いているうちにずぶ濡れになってカタルップ沢に到着した。

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