札内川七ノ沢~一八二三峰

ふ~ちゃん
目的
札内川七ノ沢吽形沢~一八二三峰遡行
日程
2006年09月22日(金) - 23日(土)
山域
中日高

近年、恒例となっている秋の一八二三峰。今年もこれでシメになるかな。暖かければ簡単なをもう少し行きたいけど。

行程

2006-09-22
札内川七ノ沢覆道 C1
2006-09-23
C1~札内川七ノ沢本流吽形沢一八二三峰東面右直登沢)~一八二三峰~北東尾根~札内川七ノ沢 下山

装備

2006年09月22日(金) あかしやトンネル~七ノ

タイムレコード
時刻天候場所行動
15:00出発
15:45札内川七ノ沢覆道下C1

大樹のセブンイレブンで昼飯を買って、札内川へ。さすがにこの時期にもなると車は少ない。車を停めて、昼飯を食って準備しようとすると、周囲にはウンコ紙が散乱している。少し戻れば札内ヒュッテにトイレがあるのになぁ。少し車を動かして、荷物を降ろして出発の準備をする。車のまわりに装備を散らかしていると、イラクサの束を手にしたおばさん二人が話しかけてきた。なぜイラクサ?と思って聞いてみたら、なにやら繊維をとるとのこと。ほう・・・。っていうか、あやしげ。何かの新興宗教?ちがうか。

今回は七ノ出合からアタックするつもりで、ドームテントを持ったらやたらと装備がでかい。ゆっくりとチャリを走らせ、七ノ沢支流手前の覆道下にテントを張る。明日は天気がいいらしい。

2006年09月23日(土) 吽形沢~北東尾根

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:30快晴起床
05:35出発
06:20Co760
07:35ニセ直登沢 Co950
08:45吽形沢 Co1070
11:00一八二三峰
12:20北東尾根 Co1510
14:40札内川七ノ沢二股
15:30天場回収
16:20あかしやトンネル駐車場下山

札内川七ノ沢本流

Co750ゴルジュ[image/jpeg:91kB]
Co750ゴルジュ

予報通り空には一筋の雲もない。一方、私の方は朝からお腹の調子が悪い。このところ風邪気味で鼻も詰まってるし、大丈夫かな。テントに不要な物を残置して、アタック装備で出発する。支流(P1807東面)に架かる橋を渡り、未完成の橋のたもとから沢に降りる。単調な河原を進み、2つの小の中を通過する。 Co750 で右岸からの小沢を見て第1のゴルジュとなる。入口から小滝・小・樋状斜瀑の3つのが架かる。中を通過するのは2度目だが、ほとんど記憶にない。新鮮な気持ちでへつりを楽しみながら通過する(Co750-760ゴルジュ)。ゴルジュの上で1ピッチ目の休憩をとる。ハーネスを外しおしっこをしていると、キュルキュル言っていたお腹が事件を起こす。おしっこの拍子におならが出て、嫌な破裂感の後に変なぬくもりが伝わってくる。・・・やっちまった。沢の流れでお尻とパンツを洗う。・・・セツナイ・・・。


Co770[image/jpeg:158kB]
Co770
Co800雪渓[image/jpeg:139kB]
Co800雪渓
Co820-840大滝[image/jpeg:165kB]
Co820-840大滝

お腹の中の悪い物は全部出きった感じなので、気を取り直して先に進む。スラブ状V字谷の屈曲点の3本のルンゼが落ちているところには片雪渓が残っている。右に曲がると一八二三峰と東面のが見える(Co770-780V字谷)。小滝、いくつかの滑滝を通過する。 Co801 屈曲点には大きな雪渓が残り、大滝まで続いている。上を歩くが、下降ポイントがなかなか見つからない。右岸は立っていて降りられない。左岸の中間点から右岸側壁に移り、トラバースする。出口付近に開いた穴から雪渓の下に降りて、今にも落ちそうなブリッヂの下をくぐる。大を慎重に直登する(Co820-840大)。去年はこの滝をクライムダウンしたんだよな・・・?どうやって降りたのか、全然記憶にない。続く持ちの小滝は、濡れるのがいやなので右岸から小さく巻くと左に直角に曲がり、更に右から直角に落ちてくる滝を適当に通過する(Co840-850逆Z)。ここから核心のゴルジュが始まる。


Co860-890ゴルジュ[image/jpeg:106kB]
Co860-890ゴルジュ

ゴルジュには不安定なスノーブリッヂが架かっている。このゴルジュの内部を突破すると相当水に浸かることになる。この時期に、この今にも落ちそうな雪渓の下を濡れながら通過するのはちょっときつい。いやらしいスラブ状の側壁を攀じって、右岸から雪渓の上に上がって高巻く。右岸側壁をクライムダウンして、屈曲点に合流するルンゼの下に降りる(Co860-900ゴルジュ)。

ニセ直登沢

Co900ニセ直登沢出合[image/jpeg:166kB]
Co900ニセ直登沢出合
ニセ直登沢連瀑[image/jpeg:203kB]
ニセ直登沢連瀑

1本目は右岸直登する。2本目はつるりとしていやらしいので、左岸ルンゼを詰めて、中間カンテクライムダウンしての上に出る。あれ?地形図上では左岸からこんなルンゼは合流していないな。まぁ、この程度なら地形図には出ないか・・・。更にとどまることなく滝滝の連続。適度な難度の滝を小気味よく直登していく。 Co1000 を越えたあたりで、滝の規模は小振りになって、は右の方へ向かっている。あれ・・・?

コンパスをあらためて切ってみて、ようやく入るを間違えたことに気づく。直登沢より1本右の枝沢に入ってしまっていた。いや、読図を間違えたとかではなく、完全な勘違いだ。本流を遡行した時の記録では、この次の裏から合流する沢が右直登沢で、更にその先の大滝に合流する沢が左直登沢であると分かっていた。わかっていたのに、いつの間にか私の記憶の中で裏から合流する沢が左直登沢で、その手前が右直登沢ということになってしまっていた。ここに来てようやく正しい記憶がよみがえってきた。ちゃんと沢に入る前に確認しておくべきだった。

急いでクライムダウン出合まで戻る。最後の2段は右岸から高巻き、には戻らず、本流左岸の岩壁まで降りて、そのままトラバースして Co910 の右直登沢に取り付く。これで1ピッチのロスになってしまった。

吽形沢一八二三峰東面右直登沢

Co910吽形沢出合[image/jpeg:153kB]
Co910吽形沢出合
Co930-940[image/jpeg:177kB]
Co930-940
Co940-970連瀑[image/jpeg:180kB]
Co940-970連瀑
Co1000-1050連瀑[image/jpeg:208kB]
Co1000-1050連瀑

1段目は外側の渇いたジェードル状を登る。2段目は右岸カンテ状を登り、落下点で水流に抜ける(Co930-940)。更に途切れることなくの連続で、どこでひとつのとして区切っていいかさえも分からない。3段目は左岸、4段目は右岸を小さく巻いたようだが、記憶にないし、いちいち細かな記録などしていられない。遡行図にはいくつもの滝記号が書いてあるが、正確な数は分からない。それほど簡単でもないが、これといって難しい物もなく、印象に残る物はない。


Co1070-1100大滝[image/jpeg:158kB]
Co1070-1100大滝
Co1100-1120[image/jpeg:157kB]
Co1100-1120
Co1200-1230[image/jpeg:175kB]
Co1200-1230

大きなスラブ状のの下で一休みする。ほとんど屈曲のない、枝沢もない1直線のなので、正確な位置は分からないが、おそらく Co1070 付近だろう。ここから先しばらくは右岸が立って、左岸は開けている。おそらく Co1100-1050付近だろう。は下から見ると簡単そうな物ばかりだが、スラブ状で油断は出来ない。ワンポイントの弱点を探しながらの登攀となる。


Co1330-1350ハング[image/jpeg:155kB]
Co1330-1350ハング

その後もひたすらの連続となる。もうちょっと悪い物が出てくるかと思っていたが、余り手応えのない物ばかりで拍子抜けである。谷も深くないために、威圧感もない。本流よりも難しいなのかと思っていたが、雪渓さえなければ本流の方がずっと厳しい。 Co1330 で出てくるは上部が少し被っている。右岸ルンゼ状を詰めて、落ち口にトラバースして登ろうとしたが、少し被っていて、シャワーをもろに受ける。その上、ホールドが脆い。登れそうだが、ホールドが抜けるのが怖い。少し戻って中腹をトラバースして左岸直登する。しかし、やはり落下点付近で被って抜けられない。外へ逃げて巻くが、草付きスラブ状のトラバースが微妙だった。結局この沢で悪かったのは、この滝だけだが、始めから巻いていれば問題ないだろう。


Co1600[image/jpeg:181kB]
Co1600
源頭[image/jpeg:142kB]
源頭

はまだ続くが、規模は小さくなって徐々に源頭の雰囲気となる。 Co1650 付近でようやく岩盤が終わり、開けたお花畑となる。明瞭な沢形はすぐになくなり、薄いブッシュを詰めていくとピークのやや北側の稜線に出た。

一八二三峰北東尾根

カムイエクウチカウシ山[image/jpeg:64kB]
カムイエクウチカウシ山
一八二三峰[image/jpeg:107kB]
一八二三峰

少し雲は出たが、楽古岳から一九六七峰まで見えている。もちろん、北にはカムエクが南には一八三九峰が威風堂々とそびえている。一八二三峰からの景色はあいかわらずすばらしい。とは言っても、紅葉は中途半端だし、この時間帯だと雲が多いし、照明(太陽)の方向が悪い。やっぱり、景色を楽しむには一晩泊まらないとダメだね。コケモモがようやく完熟している。にが酸っぱい果実をほおばる。


北東尾根[image/jpeg:134kB]
北東尾根
Co1440基準点[image/jpeg:160kB]
Co1440基準点

今日は本流を下るつもりだったが、核心部の雪渓の状態が余り良くなかったので、北東尾根を下ってみることにする。ピーク直下100メートルほどはハイマツのブッシュだ。さらに Co1500 付近までは酷い潅木のブッシュである。今日は往復でを利用するつもりだったので、換えの靴を持ってこなかった。フェルト靴での藪下りはツルツル滑って大変だ。そこからは急に明瞭な踏み跡になる。時々、かなり古いものではあるが、枝がノコで切られた様な跡があるので、どうやら苅り分け道のようだ。何のための道かなと思っていたら、 Co1440 尾根分岐に基準点があった。おそらく、道道静内中札内線の工事関係の物だろう。コイボク側の尾根にも同じような物があるのだろうか。それにしても、基準点の周辺にはワイヤーやら、ショベルやら、ブルーシートやらが放置してある。なんだかなぁ。


本流大函雪渓[image/jpeg:163kB]
本流大函雪渓

基準点から尾根が右に曲がると、苅り分け道は消滅する。あの苅り分け道はどこからのびていたのだろうか? Co1350 付近から、本流大がよく見える。大函は完全に雪渓に埋もれていた。 P1342 から尾根筋は不明瞭となって、コンパスを頼りに Co680 二股を目指す。広い斜面のどこを歩いているかよく分からないが、適当に藪を滑り降りていくと、二股より少し上流で本流に出た。ちゃんと靴を持ってこればもっとすんなりと降りられただろう。キノコを探しながらのんびり歩きテントまで戻るが、これといったキノコは見つからなかった。テントを回収して自転車で一気に駐車場に戻る。駐車場には何台かの車があるが、多くは帯広ナンバーだ。おそらくほとんど釣り屋さんの車だろう。さすがにこの時期にもなると、八ノツアーもなりを潜めるようだ。

Usertime : 0.16 / Systemtime : 0.07