遊楽部岳の沢を巡る

ふ~ちゃん
目的
遊楽部岳周遊
日程
2015年08月01日(土) - 04日(火)
山域
遊楽部山塊

遊楽部周辺のは何回か遡行しているが、ピークに行かなかったり、詳細な記録を取っていなかったりしていた。今回は遊楽部岳を巡る沢を一気に歩いて周辺の記録を取るためにやってきた。

行程

2015-08-02
太櫓川~遊楽部岳北西面右左股~遊楽部岳~見市川白水川遊楽部岳南西面沢~Co470 二股 C1
2015-08-03
C1~遊楽部岳南東面~遊楽部岳~遊楽部岳北西面右沢右股~太櫓川 Co510 二股 C2
2015-08-04
C2~遊楽部岳北東面~遊楽部岳旧山頂~遊楽部岳北西面左沢~太櫓川

2015年08月02日(日)

2015-08-02 太櫓川北西面沢
タイムレコード
時刻天候場所行動
05:40出発
05:50入渓
06:30Co510 二股
09:35遊楽部岳
12:15見市川 Co470 二股C1

八雲から山を越えて太櫓川沿いの林道に入る。登山口を通り過ぎ、ゲートを開けて奥に入る。道は下草が生い茂り、時々草の中に紛れた石ころに腹をこする。

右岸に渡り、少し行ったところで何となく嫌な感じがしたので適当なところに駐めて準備してたら、一台の車がやってきた。「ふ~ちゃんですか」と声をかけられたので、アレ?っと思ったら、春にソエマツで会った北大生だった。

北大はそのまま終点まで行った。歩いてみると、がんばれば終点までは入れそうな感じだった。

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Co510 二股(511)

入渓して河原を歩く。 Co510 二股で北大追いついてくる。彼らに会ったのはこれが最後だった。右の北西面直登沢に進む。は適当に通過していく。


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上がれなくなってる→水流直登した(572)

天井の穴を潜るチョックストンは、少し状態が変化したようで手が届かなくなっていた。水流を直登する。その後も中を行けるは中を行く。


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核心の直登(607)

核心のシャワークライム直登する。この先少し荒れている。


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絶賛崩壊中の(678)

ゴルジュの最後の奔流していて水圧が強い。直登を試みたら、岩がゴロゴロ崩れて登れなくなった。どうやらこのは崩壊が進んでいるようだ。左岸の岩を攀じって巻くが、側壁も脆くて崩れやすいのでいやらしい。


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左へ(839)

このの見所はこれで終わり。 Co750 を右へ、 Co850 を新山頂北側に出る左へ入る。出合は狭い状でがかかっているが、簡単に登れる。


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(1020)

いくつか小滝を越えて、崖マークの屈曲は何もない。 Co1000 はルンゼ状の小が続くが簡単だ。直登沢に入ってからそれなりに小が出てきたが、ほとんど印象が無い。


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一端引き返し左へ(1187)

そのうち笹のトンネルに覆われた涸れになる。 Co1180 付近の分岐を右に行くが、思ったよりも早めに藪に突入したので一端戻って左に行く。わずかに長く沢形が続き、笹とダケカンバの濃密なミックスを10分ほど漕いで夏道に出た。


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見市川左股へ下る(1243)

周囲は雲が湧いてきている。下りは見市川の南西面のへ下る。ハイマツを5分ほど漕いで笹藪に出て少し行くと、ドスンと落ちて源頭に出る。笹に覆われて沢形が見えなかった。登りの藪漕ぎは15分程度だろうか。

はしばらく何もない。やはり、臼別川から遊楽部を目指すならこちらに一端乗っ越すのが良いだろう。


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(956)

前岳とのコルへの枝沢が合流して、が左に曲がるといくつか小滝も出てくるが、特に印象無し。


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ダケカンバが動いて危うく怪我するところだった(678)

出合近くのクライムダウンしていたら、引っかかっていたダケカンバの流木が動いて一回転する。巻き込まれたら大けがするところだった。


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まずは皮を剥ぎまして

大きなをいくつか巻いて Co470 二股に出る。昨年使った左股に上がったところに天場を開削する。イワナを3尾ほど釣り上げる。一番大きいのは刺身にする。

時々雨がぱらついてテンションが上がらない。

2015年08月03日(月)

2015-08-03 見市川
タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:10出発
08:05遊楽部岳
11:05太櫓川 Co510 二股C2

夜半に通り雨が来るとかラジオが言っていたが、ぱらっとしただけで大きなくずれは無かった。しかし、朝の天気はくもり。出発の準備が整うと、さっそくパラパラと降り始める。


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左岸高巻き(568)

適当にを越えて、ハングは昨日同様左岸ルンゼから巻く。その次の左右に分かれる滝は真ん中のカンテ登るが、少し苦戦した。あとの滝はあまり覚えていないが適当に直登したか小さく巻いたのだろう。


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(818)

Co710 は右へ進み、幾つかを越えると、石積みのになる。先日の夕張岳ほどの巨岩では無いが、石積みもう飽きた。これと言ったも無いまま1020三股へ。真ん中の沢へ進む。岩盤がいくつか出てきて緩やかになって笹に覆われたかと思ったらハイマツの稜線に出た。道はすぐかと思ったら、意外にハイマツに苦戦させられ5分ほどで道に出た。


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沢形に出た(1197)

昨日も来たピークだし、ガスガスで視界悪いわ不快だわでやってられん。夏道沿いのを目指して下る。思ったよりも沢形に出ず、明確な沢形に出たのは Co1200 付近だろうか。その後、はいくつか出てきたが何一つ記憶にない。

下部ゴルジュの出口のは下れないので左岸から高巻く。あとは全てクライムダウンと小さく巻いて処理する。


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今日も刺身(529)

二股に着くと晴れてきた。今日はヤマメ狙いだったが、アメマスしか釣れなかった。どこかにヤマメが釣れるとあった気がしたが気のせいだったか。アメマスを7尾釣って3尾キープ。オッサンはだいたい3尾でお腹いっぱいです。今日はイクラも有り。

アメマスのアラと昨日より大きくなったタモギタケでお吸い物。タモギタケのスープは良く出るが、アメマスはイマイチ存在感が無い。

2015年08月04日(火)

2015-08-04 太櫓川北東面沢
タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:20出発
08:30遊楽部岳旧山頂
10:45太櫓川 Co510 二股
12:05林道下山

今日は北東面直登沢へ行く。今日も天気悪くてテンション上がらない。

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右岸直登(538)

左に進むとすぐに状だが、何もない。 Co540 を右に進むと函滝が一つ。右岸直登する。次のツルツルのは右岸をトラバース

状に小滝は続くが、どれも簡単で、は全体に荒れ気味だ。


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ゴミ詰り・・・(670)

Co640 二股はゴミ詰りになって、が一つ埋もれている。


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(706)

次の苔むしたシャワークライムで越える。狭いルンゼ状になって小滝が続く。いずれも容易だ。水量少なく、草が覆って源頭の雰囲気になってもけっこうしつこく小が出てくる。

Co1220 付近で本格的な藪に突入して15分程度で旧山頂の少し左側に出た。

今日は風が強い。少し西側からに下る。源頭のお花畑より少し東側に出たので、もう少し西側から下った方が良かったか。


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(868)

上部は特徴の無い小滝が続き、下部ゴルジュは昨日同様に下り二股に出る。天気良くなってきた…

下山後、林道を脱出し、車の中でぼんやりしていたら、エンジンがかからないことに気づく。うっかり、ライトを付けたまま、電気機器の充電をしていてバッテリーを上げてしまった。奇しくも使用中のバッテリーの使用限度3年6万kmでの出来事だった。さて、バッテリーチェックでの電圧は正常値を示しているが、買い換えるべきか否か。

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