恵岱別川は高巻きの沢だった

ふ~ちゃん
目的
恵岱別川遡行
日程
2015年08月07日(金) - 09日(日)
山域
暑寒別川

増毛山塊でもマイナーな恵岱別川に行ってきた。!!なのでもっとゴルゴルな沢かと思ったが、大滝高巻きが主の沢だった。技術的には!*と言われても納得するレベルの沢だ。それはさておき、久しぶりにスッキリと晴れ渡った山行だった。

行程

2015-08-07
うりゅう C0
2015-08-08
暑寒別林道~恵岱別川~恵岱別川上流 C1
2015-08-09
C1~南暑寒岳~恵岱別川支流~暑寒別林道 下山

2015年08月08日(土)

2015-08-08 恵岱別川
タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
06:40出発
06:50入渓
07:15三段の
07:50三段のの上
12:15Co850 二股C1

道の駅うりゅうから恵岱別川へ向かう。恵岱別川沿いの林道の名前は何故か暑寒別林道だ。入口のゲートは施錠されているが、入林届けに鍵の番号が書いてある。

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帰りのためにケルンを積む(371)

林道は一部真新しく補修されており、地形図と同じ位置まで入れる。続く踏跡を進む。踏跡は徐々に下り、信砂岳へ向かう二本のを横切り本流へと降りている。帰り道を見失わないようにケルンを積んで入渓する。


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三段のに虹が架かる(406)

広い河原を進んでいくと三段のに到着する。の下段に虹が架かる。巨大なプールと高い壁に囲まれた滝で、登ることを考えるレベルの物ではないので従前通り右岸から高巻く。右岸の崖際のルンゼに沿って進み、滝の上に出る。滝の上部はしばらく高い壁となっていて簡単に降りられる場所が無い。そのままテラス状を進み、小さなルンゼが落ちているところから本流に復帰する。滝の落ち口は遠くて見に行く気にならない。ここも帰りのためにケルンを積む。


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(527)

しばらく単調な河原を淡々と進む。 Co530 を過ぎたところから、 Co560 二股までの間がゴルジュとなっていて、こののハイライトと言えるが、岸は低いテラス状なので悲壮感は無い。


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(535)

まずは広いプールの左岸を胸まで浸かりながら進み、小さな段差を這い上がる。


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(561)

テラス状の岩に囲まれたを少し進むと、ウォータースライダー状のが出てくる。

右岸へつって枝沢クライムダウンしての上に出る。腰まで浸かって暗いを出て、小滝を一つ通過すると Co560 二股。多分簡単に高巻けるのだろう。


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(728)

ふたたび単調な河原となる。少しずつ幅は狭まり、時々小さなも出てくるがこれと言った難は無い。


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(766)

Co755 二股の持ちの小滝へつりは若干微妙。


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(864)

Co820 二股は大岩がゴロゴロし、本流はになって落ちている。は階段状で、左岸を簡単に直登する。2つ目の滝は奔流して水圧が強そうなので右岸を巻く。


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(882)

Co850 二股は平らだが、そんなに良い天場は無い。小さな河原天張る。釣りが出来るわけではないので、退屈な時間が流れる。日差しが強く、気温が高いので日陰を求めて木陰に逃げる。

2015年08月09日(日)

2015-08-09 恵岱別川
タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:00出発
07:15登山道
08:25南暑寒岳
08:50藪突入
09:35源頭
11:05本流
13:40林道下山
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(912)

左岸から落ちてくるを見て左に曲がると、一つ目のが出てくる。これを越えると2段の滝が見える。左に屈曲して3段目もあるらしい。左岸にロープを伸ばせば登れなくもなさそうだが、1人でトラバースするにはちょいといやらしいので普通に右岸リッジから高巻く。


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(957)

巻いている途中に先の方にもう一つ大きなが見えるが、ちょいと遠いので3段目が見えたところで一端に戻る。


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(975)

を持った小滝をいくつか越えていくと、その。果敢に立ち向かう気力は無く、少し戻って右岸ルンゼを登って大きく高巻く。


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(1011)

小さなゴルジュへつって越えると、は平坦になって蛇行する。


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(1149)

暑寒別岳へ突き上げる筋が正面に見えたところで、右岸から合流する枯れた枝沢に入ると、南に続く岩稜帯の基部に出て、お花畑の中のクマの踏跡沿いに進むと藪漕ぎなく縦走路に出た。

クッソ暑いし、今更暑寒のピークに未練は無いので、そのまま南暑寒を目指す。


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(1083)

南暑寒からは東の1133標高点から Co560 二股に合流する支流を下る。

登山道から源頭を目指して藪に突入するが、沢形が全然現れない。ひたすら濃密な藪を漕いで Co950 付近でようやく形に出た。始めから Co1000 位まで夏道を下ってから藪を漕いだ方がマシだったかも。


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(731)

このは何も出てこないかなと思ったが、2つほど大きなが出てきて高巻きを余儀なくされた。源頭の藪漕ぎと、余計な高巻きで思ったよりも時間がかかったので、コルから左股に下った方が早かったかも。


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(590)

本流に出たらすぐにゴルジュウォータースライダーで思い切って流される。速い。

あとは特に見所もなく、三段ののケルンを見て高巻いて降りる。

林道終点に着くと、車がもう一台駐まっていた。釣り人かと思ったが、入林届けを見るとどうやら登りらしい。こんなマイナーな沢に誰だろうと思ったら、 AACH のサイトーさんだった。

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