- 目的
- パンケヌーシ川二ノ沢遡行
- 日程
- 2014年09月27日(土)
- 山域
- 北日高
パンケヌーシ川二ノ沢は、先日の春別岳登頂の時に見たところ、ずっとガレの続くブタ沢であることは何となくわかっていた。それでも一応日高の直登沢だからそのうち行こうと思っていた。案の定渓相は予想通りだったが、思いがけず綺麗な紅葉で癒やされた。
行程
- 2014-09-27
- パンケヌーシ川二ノ沢北電道路~取水口~右股~チロロ西峰北西面直登沢~チロロ西峰~パンケヌーシ川二ノ沢左股~取水口~ゲート 下山
2014年09月27日(土)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
05:00 | 晴 | 起床 | |
06:05 | 二ノ沢ゲート | 出発 | |
06:30 | 取水施設 | ||
10:05 | チロロ西峰 | ||
12:40 | 取水施設 | ||
12:50 | 二ノ沢ゲート | 下山 |
昨夜はチロロ岳の登山口で車中泊。少しのんびり起きて二ノ沢道路入口へ移動する。
車を入口に駐めて、自転車で取水口まで。取水口に自転車を置いて右の沢へ進む。
紅葉が始まっているが、まだ3割と言ったところ。来週辺りがピークか?
Co948 二股の手前にようやく小滝。
Co1060 付近にチョックストンが出てくる。右岸のザレから越える。ズルズル滑る。
デブリの詰まった荒れた沢を進むと、 Co1090 の左股は完全に涸れた沢になっていた。
沢はずっとガレ。振り返ると春別岳。手前の尾根の紅葉が綺麗だ。
この岩の上は灌木に覆われて沢形がわかりにくくなる。
Co1400 付近の分岐は不明瞭で、明瞭な沢形は右へ向かっている。予定では左へ進んでピークに直上するつもりだったので左に進むが、ずっと灌木に覆われて沢形は見当たらない。
このまま行ってもずっと藪漕ぎをさせられそうなので、戻って右の沢形を進むことにする。
Co1700 付近で沢形は無くなり、ハイマツの藪になる。ヤブはさほど濃くなく、隙間を通っていける。
ピーク直下はロックガーデンとなってすぐにピークやや南西の稜線に出る。
今日はやや風が強いのでさっさと下る。天気の良い週末なのに、他の登山者の姿は見えない。
下りは二ノ沢左股を利用する。まずは登山道沿いを進む。
左股の源頭はずっとガレ沢。沢沿いには登山道を示すピンクテープと小さなケルンが点在している。
曲り沢への乗っ越しから登山道と別れそのまま沢を下る。
Co1200 付近で函に囲まれた大滝。傾斜は緩くクライムダウンで下る。
Co1130 二股は両方岩盤の沢となって合流している。
この辺りの周囲の紅葉はかなり綺麗だった。沢はふたたびガレとなっている。
Co1050 の屈曲部は函状で、いくつかの小滝を軽く処理。振り返るとすばらしい紅葉。
延々とブタ沢を歩き、途中若干のキノコを採取する。取水口からは自転車で一気に下って下山。
雑感
この沢は端から期待していなかったし、実際直登沢はどうしようも無いブタ沢だった。しかし、下りに使った左股はおおむねガレ沢だが、右股よりはスッキリしていて、それなりに滝も出てきて、何より紅葉が綺麗だった。この時季に紅葉を楽しむために左股を遡行し、曲り沢に下るというのはアリではないだろうか。