楽古川のイワナは稚魚ばかり

ふ~ちゃん
目的
沢訓練 十勝岳南面直登沢・十勝岳北東面直登沢遡行
日程
2012年07月06日(金) - 08日(日)
山域
南日高

現役学生を連れて、今年5回目の訓練山行。今回はワンゲルに入部したてで、山もも初のコータローを連れて行く。ただし、コータローの父親は東京の某山岳会の会長をやっていて、コータロー自身も登山・クライミング経験はある程度あるらしい。

行程

2012-07-06
楽古山荘 C0
2012-07-07
C0~コイボクシュメナシュンベツ川十勝岳南面直登沢十勝岳楽古川A沢~D沢出合 C1
2012-07-08
C1~十勝岳北東面直登沢(B沢)~十勝岳南のコル十勝岳南面直登沢コイボクシュメナシュンベツ川楽古山荘 下山

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
E
コータロー
M
アスカ

装備

2012年07月07日(土)

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:30起床
06:10出発
08:10霧雨Co900 二股 の下
09:40十勝岳南のコル
10:10十勝岳
10:35
12:--懸垂下降
14:20楽古川D沢出合 Co500C1

前日深夜に楽古山荘に到着。1階には先客が陣取っていたので2階に泊まらせてもらった。

青空は見えているが、上空の風は強く、雲が流れている。おそらく上の天気はあまり期待出来ないだろう。

コイボクシュメナシュンベツ川[image/jpeg:300kB]
コイボクシュメナシュンベツ川

濡れたフキに覆われた林道を通過し、に降りる。所々踏み跡を利用しつつも、河原歩きの練習も兼ねて基本的には沢の中を行く。


十勝岳南面直登沢[image/jpeg:315kB]
十勝岳南面直登沢
ガレ場[image/jpeg:250kB]
ガレ場
Co840 屈曲点[image/jpeg:283kB]
Co840 屈曲点

十勝岳南面直登沢に入ると徐々に雲に覆われて、上に行くほどガスの中となった。 Co840 屈曲点の両岸にはまだ雪渓の残骸が残されていた。


南面直登沢の滝[image/jpeg:235kB]
南面直登沢の滝

この唯一のは、特にロープを出す事もなく難なく通過。コータローは登りなどに関しては特に問題なさそう。ただ、身長がミニマム過ぎて、人に借りたザックが体に合わないとか、ハーネスの位置が悪くて腰が痛いとかそう言う問題がいろいろ。


稜線[image/jpeg:146kB]
稜線

Co1060 二股はセオリー通り右股へ進み、薄い笹藪を漕いでコルへ抜ける。コルに着く頃にはすっかりガスの中になってしまった。アスカはサクサクと先へ進む。ピークまでの踏み跡は明瞭だが、コータローは少しハイマツに苦戦している。

またしても十勝岳のピークはガスの中。何でこう相性が悪いのか。晴れる気配はないし、寒いのでさっさとA沢へ向かう。適当にコンパスを切って、適当に潅木のヤブを下る。ざっくり、何となく源頭に出る。


楽古川A沢[image/jpeg:142kB]
楽古川A沢

滑滝群の下りも特に問題なし。全てクライムダウン可能だが、このままでは訓練にならないので1回だけ懸垂下降で下る。雨ですっかり濡れてしまって寒いようなので、コータローには雨具を着させる。どうやら、衣類の防寒性能がイマイチらしい。

Co620 二股付近には今にも崩れそうなスノーブリッジが残っていた。左岸から通過する。A沢最後の滑滝を下ると、巨大が魚影が見え始めるが、予定天場のB沢周辺はデブリの堆石と、水が通ったジメジメしたところしかなく、天張る気にならない。

結局快適さを優先させてD沢出合まで下った。右岸踏み跡へと繋がる、砂利と流木の堆積地を整地して天場を作った。槇は豊富だ。

火をおこして、釣りをするが、釣れるイワナは稚魚ばかり。大物をねらうならやはりB沢付近まで上がらないとダメだろう。

2012年07月08日(日)

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:40出発
06:15F1セカンドビレイ
06:30
07:05F5 の下
09:10F6リードビレイ
09:35
09:00Co960 二股天気図練習
09:45
10:45十勝岳南のコル
16:00楽古山荘下山

空は曇。今日も山の上はイマイチの天気かな。滑滝を過ぎてB沢に入ると早速ガスがかかってくる。

F1[image/jpeg:279kB]
F1

F1 の手前には小さな雪渓の残骸。 F1 は念のためロープを出して私がフリーで直登してメンバーを確保する。2人とも難なく登ってくる。とは言え、アスカは上の方で変なバランスになってた。2段目以降は後ろからサポートしながらシャワークライム


F2[image/jpeg:300kB]
F2

F2 は右岸カンテをアスカ先頭でフリーで直登させたが、ロープを出した方が良かった。


F3[image/jpeg:260kB]
F3

滑滝をいくつか通過し、チムニー状の F3 は私が先頭でシャワークライムしたが、濡れるだけでそんなに難しくないのでフリーで登る。ただ、アスカが下の方でちょっと滑ってビビった。このでコータローはせっかく雨具を着ているにもかかわらず、ファスナーをしていなかったのでずぶ濡れになってしまい、その後体を冷やす結果となった。


F5 高巻き[image/jpeg:197kB]
F5 高巻き

F4 滑滝を通過し、 F5 は右岸から高巻く。下部の草付きがちょっと嫌らしい。植生をトラバースして、 F6 の下に降りる。


F6[image/jpeg:260kB]
F6

F6 は今まで高巻いてきたが、今回はアスカにビレーをさせて直登してみる。右岸のつるりとしたところを少し登り、右へトラバースしてカンテ状を横切り水流を直上する。途中ハーケンを2枚使ったが、あまり利いている気はしない。っていうか、正直アスカのビレーでは信用出来ない。落ちるわけには行かない。カンテ状を越えるところがちょっと微妙だったが、何とか登り切った。アスカがラストで、ハーケンを回収させたが、案の定すんなりと抜けた。


F8[image/jpeg:233kB]
F8
源頭[image/jpeg:186kB]
源頭

F7 は左岸を小さく高巻く。F8 はセオリー通り右岸ルンゼから高巻く。その先の Co960 二股で、良い時間なのでアスカに天気図を取る練習をさせる。正直言って全然使い物にならない。この時期になってもこの程度の物しか出来ないのははっきり言ってがっかりだ。

この二股からは左股に入る。岩盤状を過ぎて水は涸れ、小さな雪渓を越えて背の低い笹藪を少し漕ぐと稜線に出た。昨日よりはガスは薄く、時折青空も見えるが、ピークには行かずそのまま南面に下る。

ここからコータローが一気にペースダウン。コータローは昨日も下りは割と遅かったが、多分、体温低下による消耗も影響していると思われる。しかも、ガレ耐性が低いようだ。ガレ耐性については経験を重ねて慣れてもらうしかない。

懸垂下降を一回、後はクライムダウンで下る。 Co540 二股からは時間短縮のため、ほとんど河原には降りず踏み跡を利用した。下山後、小屋を軽く清掃してから帰蘭した。

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