- 目的
- 妙敷山北面直登沢遡行
- 日程
- 2009年09月21日(月) - 22日(火)
- 山域
- 北日高
幌尻岳から下山後、伏美小屋に向かった。本来はピパイロ川本流から伏美岳に上るつもりだったが、足の不安がぬぐえないので、妙敷山北面直登沢を遡行することにした。
行程
2009年09月21日(月)
足が痛くて沢登りが出来る状態ではないので、今日は休養に充てる。半日かけて小屋の掃除をする。午後から少し散歩をしてキノコ散策。エノキタケ、チャナメツムタケ、ボリボリを少し採取した。
2009年09月22日(火)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
05:00 | 起床 | ||
06:30 | 曇 | 出発 | |
07:20 | Co830 | ||
10:30 | 妙敷山 | ||
11:40 | Co1470 | ||
15:00 | 下山 |
小屋を引き払って林道を下り、入渓する。
いきなりのブタ沢だ。途中に大きなエノキタケの株を発見したので、帰りに採取しようと、ピンクテープでマーキングしておく。伏美岳への沢の分岐過ぎて、滝が出始めるが、どうもすっきりしない。全体に苔むしていてズルズル滑る。スラブの滝などが出てくるが、美しくないし滑ってウザい。
これといって特徴もなく、面白みもないが、何故か苦労させられる遡行が続く。 Co1010 でこの沢の核心とも言える滝が出てくる。直登を試みる。右岸に取り付いて、斜めに走るクラックを左岸にトラバースして直登した。
何となくゴルジュっぽくなった所を通過して、 Co1160 二股。本流は右岸から落ちてくる。余裕で登れるだろうと思って取り付いたが、そうでもなかった。左岸に取り付いて水流をトラバースして右岸に移り直登した。とにかく剥がれやすいコケがイヤらしい。
しばらく滝が続くが、適当に通過していく。樋状の滝も中央を直登する。巨大なダケカンバの倒木が滝を一つつぶしている。スラブ状の渓相はまだ続く。苔むしてゴミゴミしていなければもっと面白いと感じるだろうが、ちょっと残念な沢である。
岩盤は続き、 Co1360 二股で右に赤テープが打ってあった。この滝を登ると沢は涸れる。更に岩盤は続き、やがて藪の中に沢形は消える。灌木の藪を漕いでピークに出る。
ガスで展望はない。滝の処理が面倒そうなのと、伏美岳方面の沢の偵察をかねて、稜線を少し歩いて、伏美岳と残るから下ることにする。しかし、この選択は間違いだった。西峰との鞍部までは明瞭な苅分があったが、そこから先は不明瞭になって、面倒な藪漕ぎとなる。ガッツリとハイマツと格闘し、余計な時間を食う。しかも、意外と滝は出てくるし、やっぱり苔むしていて滑る。余計な藪漕ぎが増えただけで、こちらから下るメリットはほとんど無かった。
マーキングして置いたエノキタケを採取し、下山した。