ワンゲルの現役部員を沢登り体験で漁川に連れて行くことにした。彼らは先週、門沢先生に連れられて登別滝沢に行ったらしいが、滝沢などは沢登りの数には入らないので、今回がほぼはじめての沢登りと言っていいだろう
行程
メンバー
2009年07月12日(日)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
08:20 | 出発 | ||
10:15 | 林道合流点 | ||
12:10 | 漁岳 | ||
14:55 | 林道合流点 | ||
15:55 | 下山 |
いつもの駐車場で朝飯を食いながら、だらだらと準備をしていたら現役が到着した。装備チェックをして出発する。二年生二人はハイテンション。渡辺は相変わらずテンションが高いのか低いのか分からん。
長い河原と砂防ダム群を越えていく。はじめの小ゴルジュで泳いで良いよと言ったが、さすがにここで泳ごうとするヤツは居ない。普通に左岸をへつって通過。途中の滑床や滑滝で記念撮影などしつつ進む。みんなまだまだ楽しげで余裕がある。
F1 の少し手前で釣り師のおじさんたちと会う。何が釣れるのかと聞くと、オショロコマだと言って、怪訝な顔をしてその場を去っていった。まあ、うるさくて釣りが出来ないと思ったのだろうが、こんな沢登りが盛んな所で釣りをすること自体そもそも間違いだろう。
今年は F1 の水量が多いと聞いていたが、噂通りのようだ。一応セオリー通り取り付いてみたが、水圧が強く、引き剥がれそうだ。このまま登り切った所で、後続三人を引き上げるのは面倒だ。正直この沢はこの滝を登るためだけにあるようなものなので、非常に残念であるが記念撮影だけして右岸の鎖を登ることにした。って、この鎖場、ボロボロで酷いな。
続く F2 釜滝。ここは現役には泳いでもらうのが恒例。有無を言わさず泳がせる。渡辺、田ノは特に問題なく泳ぎ切り、滝の縁によじ登る。最後に行った三浦はザックとヘルメットに翻弄されたのかやや危うげな、傍目に見ると溺れているのではないかという感じ。おいおい大丈夫かと見ていたが、何とか左岸に這い上がったので、私は右岸水際をサクッとへつって通過。
沢での読図を教えながらしばらく単調な沢を進む。先ほどの泳ぎでテンションが↓↓になった三浦はやや遅れがちだ。林道エスケープポイントを過ぎて、小滝群をサクサクと直登していく。
私なら滝とも思わない滝でも、「登攀」を楽しんでいるようでなんだか初々しい。 F3 大滝ももちろん右岸を直登。樋状の滝を越え、笹のトンネルを進んでいると、降りてくる大パーティとすれ違う。後で分かったことだが、 g さん率いる HYML パーティだったようだ。
源頭にはまだわずかながら雪渓が残っていた。それは少し曇っていたが、そこそこの天気だった。
現役はどうせ歩みが遅いので、私は下降の笹のトンネルでタケノコを採取しつつ行く。 F3 では練習のためロープを出してラッペル。ここを降りた所で単独行の男性とすれ違う。この時間帯で一体どこまで行くつもりなのだろう。
下山も全て沢を降りて釜を泳ぐつもりだったが、もう泳ぐ時間でもなくなってきたので、林道にエスケープすることにした。林道からちょうど1ピッチで駐車場に到着した。
私は家が近いのでまっすぐ帰ることにした。現役はおそらく休暇村にでも行ったのだろう。