- 目的
- 芽室岳北面直登沢遡行
- 日程
- 2007年10月05日(金) - 06日(土)
- 山域
- 北日高
北日高の芽室岳に行って来た。沢の上部には霜柱が出来て、そろそろ沢の季節も終わりであることを感じさせた。
行程
装備
2007年10月05日(金)
深夜に芽室小屋に到着した。連休前日なので、誰か居るだろうと思っていたが、誰もいなかった。外はひんやりと冷え込んでいるので、ストーブに薪をくべて火をつけるが、もくもくと煙ばかり出てきて、薪は全然燃え上がらない。薪が湿ってるのだろうか。夜中にいつまでもこんな事やってられないので、あきらめて結局車中泊することにした。しかし、朝方は猛烈に冷え込み寒かった。火がつかなくても小屋で泊まれば良かった。
2007年10月06日(土)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
05:50 | 起床 | ||
07:00 | 快晴 | 出発 | |
11:10 | 芽室岳 | ||
14:00 | 登山口 | 下山 |
朝からすばらしいいい天気。のんびりと準備をしていると、早速登山道を登っていく人がいる。私は橋から沢に入り、ちょっと下って芽室岳に向かう左股に入る。出合からいきなりのブタ様相だが、水量は多い。砂防ダムは左岸から高巻いた。その後もブタ様相は続く。倒木も多く、河畔は藪も多くて疲れる。
Co730 二股には標識テープが付いていた。こんなブタ沢でも利用する人はいるようだ。その後も淡々と単調な沢を進む。 Co900 を越えるあたりからようやく倒木も藪も少なくなって、歩きやすくなってきた。
Co1120 二股は左股は滝となって合流し、右股は灌木に覆われたクラック状の滝となっている。どちらに進んでも大差ないだろうが、今日は右股へ進む事にした。クラック沿いに登る。更にもう一つクラック状の滝を登る。次はスラブ状の滝。フリクションを利かせて登る。しかし、滝と言ってもいずれもすっきりしたものではなく、滝と言っていいのかどうかと言うものばかりだ。その後もいくつかの岩盤状が出てくるが、気持ちよく『滝』と言えるようなものはひとつもなかった。
水が枯れ始めた Co1400 の左岸に標識テープが付いていた。何でこんな所に、と思って地形図を見ると、このあたりで二股に分かれ、左股はすぐに突き当たりになり、右股がピークまで続いている。よく見るとテープの付いている藪の奥に沢形が見えた。なるほど、確かにこれは気づかずに左に進んでしまうところだ。この、珍しく的確なテープに感謝しつつ右股へ進む。
右股ははじめは岩盤で、すぐに灌木に覆われた涸れ沢になる。靴をブーツに履き替える。 Co1500 付近には霜柱が出来ていた。 Co1650 付近から灌木の藪に突入する。30分ほど藪を漕いでピークに出た。
ピークには3人ほどがいた。その後に登ってきた人を含めると、6~7人だろうか。天気は良く風もないので、濡れた雨具を乾かしながらのんびりと過ごす。その周辺をシマリスが走り回り、しきりに貯食をしていた。
すっきりした沢なら、下りも沢を利用しようと思っていたが、ブタブタの下流部が鬱陶しいので、やはり登山道を利用することにした。一気にとばして1時間半で登山口に到着した。