一九〇三峰南東面直登沢の函には、雪渓はなかったものの、出口には垂直の滝が落ちてきており、結局内部突破は不可能。昨年と同じように巻いて左沢に入りました。左沢に入ると、右沢同様の小滝群で大差はありませんでした。今回はカムエク経由で八ノ沢を下降しましたが、そちらの方が時間がかかり、八ノ沢出合で力つき、次の日は七ノ沢までの移動となりました。
一八二三峰東面左直登沢(阿形沢)も、右直登沢(吽形沢)と大差ない滝沢でした。天気が良くて今年最後(それなりのレベルの沢では)の沢を楽しめました。
一八二三峰の沢を遡行するのはこれで六本目ですが、どれも外れなしに面白いです。ピークではカムエクと一八三九の雄姿を望める、お気に入りの場所です。一八二三峰が日高でもマイナーな場所であることが私には信じられません。