相棒おやぶんとともに、今年のお盆山行に行ってきました。当初はソエマツ岳南面直登沢の後に、中ノ岳ノ沢に行く予定でしたが、ソエマツ沢のあまりの壮絶さに、日程が足りなくなって神威岳北東面直登沢の2回目の遡行をしてきました。
ソエマツ沢は、核心1つ目の滝からいきなり手こずり、この滝を超えるのに2時間のロス。更に劣悪な高巻きに悩まされ、第1の核心を突破するのに5時間を要する。第2の核心は直登不可能な連瀑に打つ手なし、延々と尾根越えの高巻きとなる。沢に戻っても険悪なテラスのトラバースなどで時間を食い、ビバークを決意するものの、予定していたビバークポイントは巨大な雪渓に埋められており、雪渓の切れた第3の核心部の出合の滝と2段目の滝の間の落石溜まりでビバークとなる。2日目はようやく日高らしい滝の登攀となるが、そう易々とは突破することが出来ず、ソエマツ岳ピークで時間切れと判断し、中ノ岳ノ沢を諦め、神威岳北東面直登沢へ変更を決定する。
神威岳北東面直登沢は多雪小雨の影響か、前回よりも荒れた雰囲気であったものの、相変わらずバリエーション豊かなすばらしい沢で、楽しく遡行。そして、神威岳登山道のバカ尾根をくたくたになって下ってきました。