ルート

イワオヌプリ大岩ルート

距離(km)

0.57

累計登高度(m)

167

グレード

雪崩注意(4.00)

南尾根取り付きまでは五色温泉裏のアンテナ尾根を登るか、道道を歩いてイワオフリコ沢の右岸尾根を登るかは好みの問題で、どちらも大差はない。道道ルートの方が、スノーボーダーによるトレースでラッセルも少なく、傾斜も緩いので楽だろう。帰りに五色フリコ沢を滑るつもりなら、アンテナ尾根を登ってトレースを踏んでおいた方がいいだろう。

南尾根取り付きからは、中腹の大岩をめがけてジグを切って登る。スノーボーダーは南東にのびる尾根筋（町界）に沿って直登していることが多いが、このルートの上部では非常に不安定な積雪で雪崩におびえながら登った経験があるので、個人的にはおすすめしない。また、『北海道雪山ガイド』では、夏道ルートを目指して斜上しているが、この南西尾根付近は、北西風によって斜面がクラストして、危険なことがあるので、アイゼン・ピッケルを持ち合わせていないパーティには個人的にはおすすめしない。

大岩からは、急傾斜なので、スキーを脱いでシートラした方が速い。大岩の西側を、雪崩に注意しながら直登する。頂上台地は、風で雪がとばされ、スキーは使えないことが多いので、滑降するところにシーデポして看板を目指す。

下りの滑降は、看板と南尾根の間のボウル地形のイワオフリコ沢を滑って、道道ルートを帰るか、登高ルートと同じ、大岩の西側を滑って、台地を少し歩いて、五色フリコ沢を滑って五色温泉に降りる。