ニオベツ川~野塚岳~野塚川~オムシャヌプリ

ふ~ちゃん
目的
野塚岳南西面直登沢・オムシャヌプリ北面直登沢遡行
日程
2004年06月13日(日) - 15日(火)
山域
南日高

行程

2004-06-13
翠明橋公園 C0
2004-06-14
C0~野塚岳南西面直登沢野塚岳野塚岳南東面沢~Co570二股 C1
2004-06-15
C1~オムシャヌプリ北面直登沢オムシャヌプリオムシャヌプリ南面沢上二股ノ沢~翠明橋公園

装備

2004年06月14日(月) 野塚岳南西面直登沢遡行野塚岳南東面沢下降

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:55快晴起床
05:55出発
06:45Co650
07:45Co920
08:45曇りCo1220
09:10晴れ野塚岳
10:15Co970
10:25Co900羆と遭遇
10:45晴れCo650
11:25Co570二股C1

野塚岳南西面直登沢

さわやかな青空が広がっている。装備に着替え、朝食をとる。今日も朝早くから水をくみに来る人が居る。いつもと同様、旧道から沢に降りる。今回旧道のゲートは開いていたが、下山ルートが反対側なので、歩いていく。

3年前にを埋めていた雪崩の残骸の痕跡はなく、快適に遡行する。今日は特に先を急がないことにしたので、 Co730 の枝沢を登ってみる。難しい部分はなく、快適に直登。中間部にハーケンが一枚打ってあるので、地元の人が練習にでも使っているのだろう。の上は短い滑の後、ガレ様相となっておりその先の遡行価値は少なそうである。慎重にクライムダウンして本流に復帰。

Co780 三股と、 Co900 付近に雪渓が残っている。 Co900 の雪渓は左側を通り、二股の右岸に降りる。右股に入り小滝群を抜ける。最後の枝沢の選択で、右にはいるべき所を左に入ってしまい、早めに主稜線に出てしまう。しかし、明瞭な踏み跡があり藪漕ぎなくピークに到着。空にはいつの間にやら雲が広がりつつある。

野塚岳南東面沢

トヨニ岳[image/jpeg:104kB]
トヨニ岳

野塚岳のピークは芝生張り(?)で気持ちがよいのでしばし寝ころんで体力を回復させる。主稜上をコルまで行き、野塚川に下降する。下降点にはデポが打ってある。薄いブッシュを下ると、崩壊地に出てすぐに雪渓となる。傾斜がきついので軽アイゼンをつける。

Co980 で雪渓が途切れ、が出てくるがアイゼンをつけたまま右岸をまいて降りる。 Co920 付近からまたすぐに雪渓となり、時々途切れるものの、 Co650 まで続いている。

Co900 付近の雪渓をぼんやりと下っていると、下の方でガランゴロンと大きな音がする。見ると、左岸の支尾根を落石を引き起こしながら駆け上がっていく黒くてでっかい影が見える。どこのオヤジがこんなところでナニしてんのよ・・・って、オ、オヤジだそう、その「黒くてでっかい影」はまさに、「山オヤジ」だったのです。オヤジはものすごい勢いで尾根を駆け上がっていき、すぐに見えなくなってしまった。


雪渓[image/jpeg:162kB]
雪渓

オヤジの方が逃げていってくれたので、そのまま通過して予定通り進むことにする。現場を大急ぎで下り、小滝をひとつ越え、雪渓を Co670 まで行くと、クライムダウンできないに出る。右岸に捨て縄がたくさんかかっていたが、面倒くさいので、右岸のルンゼから灌木をつかみながら無理矢理下る。ちょっと危険。

短い雪渓の後、樋状の小滝を下ると河原となり、暗い感じの二股となる。時間があれば、この辺のを適当に探索してみようと思っていたが、まだまだ雪渓が多く楽しめそうにない。どうしようかなと、沢の中を覗いていると、魚影が一つ。こいつと対決することにしてツェルトを建て、焚き火を焚く。

針にソーセージをつけ、釣り糸をたらす。なかなか当たりがないが、粘っていると、クィッと竿を引く手応え。小さいが、イワナがかかった。しかし、引き上げてつかもうとしたところでばれてしまう。しっかり針に食いついていなかったようだ。その後も何度か当たりがあるが、結局つり上げるには至らなかった。やはり目に見えるモノは何でも丸飲みにしてしまうどこぞのイワナとは違う・・・

2004年06月15日(火) オムシャヌプリ北面直登沢遡行オムシャヌプリ南面沢下降

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:25小雨起床
05:15出発
06:05Co760
06:55Co1000
08:10オムシャヌプリ
10:00翠明橋公園下山

オムシャヌプリ北面直登沢

Co690[image/jpeg:131kB]
Co690

天気予報通りに雨が降り出す。焚き火で人暖まりしてから出発。すぐに雪渓が出る。 Co660 二股は急激に傾斜が増し、両股がになっている。地下足袋のまま中間尾根に抜けようとしたら、あまりに傾斜がきつく、進めなくなってしまう。足を滑らせないように慎重に向きを変えて右岸に抜ける。左股のの上を通り、右股にはいる。雪渓を少しなめすぎていた。


Co730[image/jpeg:131kB]
Co730

ここの二段のを登り、 Co730 のを過ぎると、 Co740 付近から再び雪渓となり、Co820二股まで続く。今度は失敗しないように軽アイゼンをつける。Co750に小さな滝で口を開けており、これは右岸を巻く。Co820二股は右股の方が支流のように見える。一度左股に入ってしまうが、すぐに支流と分かり、引き返す。この二股の上の小さな滝を過ぎると、の傾斜は緩くなる。

Co950からCo1000付近は綺麗な滑床となっている。を適当に詰めていくと、藪の中に沢は消滅してしまう。左岸の尾根に上がると、右手の方に岩石帯が見えるのでそちらに進み、そのまま主稜線に抜ける。

オムシャヌプリ南面沢

かったるい南面を下り、下山。

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