札内川七ノ沢本流~一八二三峰

ふ~ちゃん
目的
札内川七ノ沢本流~一八二三峰遡行
日程
2002年09月11日(水) - 13日(金)
山域
中日高

行程

2002-09-11
三川~天馬街道~札内ヒュッテ C0
2002-09-12
C0~札内川七ノ沢本流~七ノカール一八二三峰 C1
2002-09-13
C1~コイカクシュサツナイ岳夏尾根頂~コイカクシュサツナイ川

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
M
かん

装備

地形

2002年09月11日(水) アプローチ

三川の駅で待ち合わせをし、かんの車で出発。よくよく考えれば、鵡川の駅で待ち合わせをした方が良かったかもしれん。

静内のポスフールで買い出しをし、しらながに会っていく。今夜はラムしゃぶだ。

ポスフールを出ると、既に外は薄暗くなり始め、ヒュッテにつく頃はすっかりくらくなっていた。ヒュッテには、NHKのクルーが居て、ストーブを焚いていた。テーブルを占拠していたので、仕方なく、狭い床でしゃぶしゃぶをする。

2002年09月12日(木) 七ノ出合一八二三峰

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:30起床
06:10札内川七ノ沢出合入渓
06:50Co680
09:00Co950
11:25Co1260
14:00一八二三峰C1

汚い河原日高横断道の功罪

七ノ堰堤の手前の駐車スペースに車を止め、出合まで林道を歩き、入渓する。横断道工事で排出された石が埋める河原は美しくない。横断道の工事は Co680 二股付近まで進んでいる。トンネル開口部まではまだ到達していないようだ。 Co670 付近に小さながあるが中を通過する。このあたりから天候が優れず、小雨が降り始める。

Co680 二股から右股を見ると、すっぱりと切れ落ちたガケ尾根が見える。その先も Co750 までは単調な河原が続く。

ゴルジュ

C750 ゴルジュ[image/jpeg:177kB]
C750 ゴルジュ
Co820-840 大滝[image/jpeg:166kB]
Co820-840 大滝

を右に曲がるとゴルジュが始まる。特に難しくない函滝をひとつ中から過ぎると、少し開けたV字谷を快適に遡る。沢が真西に向いて、小さなを過ぎ、 Co801 の滑床を右に曲がると、ガレの先に大滝(Co820-840)が見える。さほど難しくはないが、慎重にのぼりたい。

Co850 で一つ小滝を超えると、 Co870 から、曲がりくねったの中にが連続してくる。は何れも手強い。右岸を見ると、巻けそうであるが、正面の滝が来てくださいと呟いているので、とりあえず取り付いてみる。


Co880函滝[image/jpeg:199kB]
Co880函滝

一つ目の、両岸が立った函滝(Co880)に取り付こうと、ザイルを腰に巻いて右岸へつって行くと、スタンスが崩れ水没する。落ち口はツルツルで取り付けない。手をうえに伸ばすと、ホールドがあり、懸垂でなんとか登り切る。かんを引っ張り上げようとハーケンをたたき込む。しかし、取り付くには濡れなくてはならないし、登るのもなかなか微妙だ。核心に入ったばかりで消耗するのもなんなので、かんには右岸を巻くように指示する。かんがに戻っても、その先の(Co890)もまた手強い。右岸に架かった流木を使って無理矢理よじ登る。かんはザイルで確保するが、全然登ってこない。流木の先に手をかけたままずるずるともがいている。ザックが重いのか、クライミングシューズの機能がやはり地下足袋タイプに劣るのか、かんの登りはやはり心許ない。なんとか無理矢理引っ張り上げる。初めのからここまでは、まとめて右岸を巻いた方が速いだろう。とことん楽しみたい人は中を行くことをおすすめする。


Co900[image/jpeg:211kB]
Co900
Co950[image/jpeg:166kB]
Co950

その後は(私にとっては)さほど困難ではないが、かんの技量を考えながら慎重に進む。 Co900 の大きめのをかんは左岸を登り、私は右岸直登すると、左岸から、東面直登沢が合流してくる。更に続くかぶり気味のこけむした(Co920)は、左岸のバンドトラバースして越える。この辺りはが更に狭まり、暗く、その上少しずつ強まる雨と風で体が冷えて辛い。 Co950 二股まで滝が連続し、休む暇もない。 Co950 右股は延々と長大な滝となって合流し、本流の20mの滝までつづく。慎重にルートを確認しながらこの滝を越えると、先に大規模な地形が見える。


急傾斜のゴルジュ[image/jpeg:203kB]
急傾斜のゴルジュ

この先の記号は、傾斜を増し、大規模な函地形の中に、いくつかも出てくるものの、難度的にはそれまでに比べれば可愛く、適当に中や側壁を越える。函の寸止まりを右に曲がると長大な岩壁が続いている。

チムニー

Co1110 二股[image/jpeg:176kB]
Co1110 二股
シャワーを浴びるかん[image/jpeg:200kB]
シャワーを浴びるかん
Co1150 チムニー[image/jpeg:193kB]
Co1150 チムニー

つるりとした感じの岩壁(Co1110-1140)を慎重に攀じると、チムニー状の流れがずっと上まで続いている。ちょうど両手両足を突っ張れるほどのチムニー(Co1150-1200)を快調にチムニー登りで越える。かんはチムニーがうまく出来ず、突破に難渋している。さらに、高さ2mほどの、チョックストンが挟まっているところで、チムニーが出来ずに、水を浴びながら、無理矢理登ろうとしてしくじり、転がり落ち、一段下のの中に全身つかる。


Co1220[image/jpeg:175kB]
Co1220

Co1200 まで、チムニー状のが延々と続き苦労する。仕方ないので、お助け紐や手で引っ張ったり、ザックを受け取ってから登らせる。ザイルも何度か使い引き上げる。雨と風で、体が冷えてうまく動けないところに、チムニーがうまく出来ず、水を浴びながら登ったため、余計に体が冷えてしまうという悪循環もあったようだ。

一八二三峰

この核心をやっとの思いで越えると、雨も上がり、一息つく。「山谷」の「早めに右へ」という言葉に惑わされ、Co1250で右にはいるが、これは裏目だったようだ。カールのやや右側のルンゼに出て、上部は少々のヤブを漕ぐ。

稜線上は日高川から強い風が吹き付け、寒い。ピークに付き急いでツェルトを張り、早々に中に入る。時折強い風がツェルトをたたきつける中、酒を飲みながら過ごす。

トイレに外に出たとき、流れるガスにわずかにブロッケンが映る。

2002年09月13日(金) コイカクシュサツナイ岳下降

タイムレコード
時刻天候場所行動
05:40快晴起床
07:10出発
07:55Co1610(P1643前)
08:55Co1470(Co1444コル後)
10:30コイカクシュサツナイ岳夏尾根頂
12:30コイカクシュサツナイ川上二股
14:00コイカクシュサツナイ川出合下山
カムイエクウチカウシ山[image/jpeg:44kB]
カムイエクウチカウシ山
一八三九峰[image/jpeg:80kB]
一八三九峰

昨夜とはうってかわって全く風がなく、穏やかな朝。ただ、かなり冷え込んだらしく、地面には霜柱が立っていた。わたしはスリーシーズンのシュラフで快適だったが、サマーシーズンのシュラフだったかんは寒くてあまりよく眠れなかったらしい。


一八二三峰[image/jpeg:91kB]
一八二三峰
コイカクシュサツナイ岳[image/jpeg:95kB]
コイカクシュサツナイ岳

快晴の中稜線を歩き始めると、すぐに暖かくなる。コイカクまで約4時間を要する。夏尾根を降りる。さすがにこの尾根を降りるのも4度目ともなると、なれてきたのかそれほど苦にはならない。

コイカクシュサツナイ川はますます荒廃が進んでいる気がする。も泳がずにすんなり中を通過出来てしまう。2つ目の函を過ぎたところで、ツアーの客に会う。こんな所までツアーが来てるんだね。一八三九峰まで行くのかな・・・ハァ・・・

コイカク出合に着き、かんはザックをおいて、車を取りに行く。わたしはザックをヒュッテまで運び、かんを待つ。下界だというのに、じっとしているととても寒かった。もうの季節も終わりか・・・

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