無意根山白水川

ふ~ちゃん
目的
沢訓練 無意根山白水川遡行
日程
2004年06月26日(土) - 27日(日)
山域
札幌山群

さて、いよいよK子の初めてのである。本来は裏沢2の沢~3の沢の予定であったが、天気予報に寄れば、室蘭の週末はあまりよくないらしいというので、札幌近郊で比較的簡単で、かつある程度の練習になる沢として、白水川に行くことにした。しかし、これは白水川を白井川同様ただ長くてしょぼい沢だとばかり思っていた私の選択ミスであった。

行程

2004-06-26
室蘭~白水川林道入口 C0
2004-06-27
C0~白水川~無意根山~登山道入口 下山
白水川[image/jpeg:1043kB]
白水川

なお、遡行図は読図でイマイチしっくり行かない部分があり、正確でない可能性が高いです。あしからずご了承下さい。

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
S.L
あらた
E
K子

2004年06月26日(土)

室蘭から約2時間で、白水川林道入口到着。一度入口を見落とし、小川林道入口(無意根山登山口)まで行き、引き返す。この時もまた見落とし、白水橋をいったん渡ってから引き返す。入口から右に入り、突き当たりのカーブの所に車が5台止まっており、ゲートの前にテントが2張り建ててある。林道の先で枯れ枝を探し、ポールにしてツェルトを建てる。

2004年06月27日(日)

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00曇り起床
05:00出発
05:40渡渉地点入渓
06:40Co610
07:40Co690
08:45Co770
10:00の上
10:45大滝
11:20大滝の上
11:50林道上
13:00晴れCo1020二股
14:00Co1100
14:35源頭
16:15苅分道
17:05無意根山
19:30登山口下山
20:40白水川林道入口車回収
オレンジの滑[image/jpeg:135kB]
オレンジの滑

駐車してある車の一台は北大山岳部、残りの車とテントは札幌中央労山パーティであった。労山に先行して出発。道が右岸から左岸渡渉しているところから入渓する。K子がヘルメットを忘れたので、私のヘルメットを貸す。それにしても、天場からずっとやけにヤブ蚊が多く、猛烈に鬱陶しい。普通はにはいると蚊は減りブヨが多くなるが、この日は一日中蚊の大群におそわれ続けた。

すぐにが2手に分かれており、水量の少ない左へはいる。沢が合流してからすぐにオレンジ色の滑が始まる。小さな滑やを過ぎて、Co610二股のをみて、滑の上で休憩していると、社会人パーティが追いついてきた(これも労山かは不明)。出発して少し行くと、K子が足を滑らせて、膝を打ってしまったので、追い越してもらう。このパーティは足が速く、すぐに見えなくなった。

小滝を超え、黄色いガレに入る手前で労山パーティが追いついてきたので、先に行ってもらう。小はK子が落ちないように、細かくホールドをチェックしながら、後ろからしっかりとガードして登る。

核心のの手前で休憩する。函に到着すると、先行の労山パーティが通過中。おばちゃん達が壁にへばりついて、残置を引っ張りながら登っている。ロープを出して、あらたに泳いで取り付かせる。ザックを背負ったままだと、押し流されてきたので、ザックを置いて、再びチャレンジ。水流の右側に取り付き、右岸壁を直登する。労山のおばちゃん達から拍手喝采。


泳ぐあらた[image/jpeg:110kB]
泳ぐあらた

K子にロープをつけ、右岩壁をへつり直上するノーマルルートを登らせる。しかし、全く太刀打ちできず、案の定フォール。確保点が悪く、水の中に落ちてしまう。あらたに確保点をちゃんと登る位置の上の方に取るように指示する。K子は残置ロープをがっちり使うように指示し、よじ登らせる。

ロープにあらたのザックを縛り付け、引き上げさせる。その間に私はノーマルルートをノーザイルで登る。上からたれる残置ロープが誘惑するが、何とかフリーで突破。微妙なフリクションのスタンスも信用ならんが、ぼろい残置ロープはそれ以上に信用できない。微妙だが、落ち着いてホールドを繋いでいけば何とかなる。


シャワーを浴びるあらた[image/jpeg:140kB]
シャワーを浴びるあらた
大滝[image/jpeg:158kB]
大滝

すぐに大滝が現れたが、簡単に直登できそうなので、K子のハーネスにお助け紐をつけさせ、サポートしながら登る。いつもなら、後ろからお尻を押さえてサポートするのだが、さすがにそういうわけにもいかないので、前からお助け紐で引っ張る。

よく考えずに、右岸から左岸の方へトラバースしながら上っていくと、強い水流が道をさえぎる。私やあらたは問題ないが、K子にノーザイルで登らせるわけにはいかない。あらたに水流の真下を横切らせ、直登させ、ザイルを出させる。セルフビレイが異様に長かったので、短くするように指示。イマイチ確保点の作成セオリーを理解しておらず、不安が残る。

K子の居る位置は直上できないので、いったんクライムダウンさせ、水流を左に横切らせ、中央部を登らせようとするが、もろに水流の中につっこんでいき、右へ出て再び同じ所に戻ってしまう。もう一度クライムダウンをさせ、今度は私が上から水流を体で押さえて向きを変え、視界を作ってやり左へ誘導する。

続けて3段のを持ったとなる。普段なら簡単に越えるところも、K子のためにできるだけ簡単なルートを探して慎重に登る。3段目の滑滝は簡単だが、微妙なので、再びお助け紐をつけてサポートする。もう一つを超えると、の上を林道が横切っており、拍子抜けする。

予定ではこの辺りから引き返すはずであったが、思っていたよりもが難しかったので、登りと同じかそれ以上の時間がかかるような気がする。このままピークに抜けて、登山道を降りるか、この林道を使ってエスケープした方が早いような気がしてきた。しかし、この林道は何処から来て、どこへ抜けているのか分からないので、かなりのギャンプルだ。


階段状の滝[image/jpeg:165kB]
階段状の滝
白水川 源頭[image/jpeg:170kB]
白水川 源頭

結局そのままピークを目指すことにする。小さなを3つほど過ぎるとは開け、歩きやすい単調な河原が延々と続く。Co1020二股を右にはいると、渓相は小さくなり、源頭の様相を呈してくる。Co1090二股は両方がになっている。しかし、もう何もないと思わせて、この期に及んで(K子にとっては)嫌らしい滝が出てくる。ホールドを指示してしっかりサポートしてクリア。もう一つ滝を過ぎると、雪渓が出始める。Co1150二股の左股は雪渓でデポに従ってそちらに入ってしばらく行くと、美しい源頭となる( ̄ン ̄)

雪渓を越えてデポに従って、小さな沢形を行くといつしかミックス藪の中に踏み跡は消え、藪漕ぎに突入する。しばらくピーク目指して藪を漕いでいると、左前方に顕著な踏み跡らしき物が見えるので、あらたにそちらを目指していくように指示する。しかし、あらたは徐々に指示した方向からそれていき、ますます濃密な藪の中にはまりこんでいく。


苅分道を進む[image/jpeg:84kB]
苅分道を進む

K子がかなりグロッキーになってきたので、このままあらたには任せてられない。いったんあらたとK子を休ませて、踏み跡を探して左の方へ行くと、あっという間にしっかりと笹苅りされた苅分道に出た。この苅分道は、かなり下の方から続いているようだが、白水川源流からは少し遠い。しかし、藪漕ぎに突入したらひたすらピークを目指すのではなく、まずはこの苅分道を探して左へ向かった方がよい。結局この藪漕ぎで1時間半を要した。あのまま苅分道に出ないで藪を漕いでたら何時間かかったことか。

もう時間も時間だし、K子は十分に疲労しているので、これ以上負担をかけないようにK子のザックをあらたと私で分担して持つ。

ピークで既に12時間オーバーとなってしまった。K子の状態によっては、途中でビバークとなるかもしれない。下山できても、予定下山時刻までに降りられるかも微妙だ。携帯電話で留守責に連絡しておく。

K子は膝を何度も打ってかなり痛いらしい。筋力も体力もかなり極限まで来ていると思う。しかし、キレることなく、会話は笑顔だ。案外神経は図太いのかもしれない。それにしても蚊が多い。登山道に入ってから益々蚊の攻勢が強まり、両手で払いながら行くが、全く効果なし。K子が持ってきた虫除けスプレーを使っても、気休めにしかならず、すぐに効果は薄れる。日が沈み、いよいよ暗くなるかという直前、ようやく登山口に到着した。

あらたとK子を登山口に置いて、空身で車を取りに行く。1時間強で到着。車では10分強。林道は案外と荒れている。ちなみにこの林道は7月から施錠されるらしい。

こんな時間になってしまったので、周辺の温泉にはもう入れないので、室蘭まで急ぎ、鷲別のえ~ゆ~らんどに入ってから帰宅。部室に付いたのが1時、家にたどり着いたのが2時、寝たのが3時。何とか24時間徹にならずに済んだよ・・・。

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