あめと因縁の伊佐内川へ

ふ~ちゃん
目的
伊佐内川~積丹岳遡行
日程
2000年08月12日(土)
山域
積丹山塊

8月10日、夏合宿パンケメクンナイ川パーティーに参加。 しかし、その夜豪雨でが異常に増水。話し合いの結果、夏合宿は中止。つうか、こいつら全然やる気がないやん。まぁ、そんな奴らはほっといてわしゃぁ一人で積丹大滝川にでも行くわい。と思ったら、あめも行くというので、ヤブ漕ぎが少ない伊佐内川に2人で行ってから、時間があったら大川に行くことにし、 11日の内に積丹に向けあめの車で出発。

伊佐内川は私が裏沢以外ではじめて入ったで、雨に祟られ、増水の中を遡行し、から落ち、ガンダムのカッティングを施したドカタメット壺の藻屑と消えた因縁の沢である。 この沢の記憶は滝から落ちたことしか覚えていない。つうわけで、伊佐内にお礼参りの山行である。伊佐内川に続く林道上でC0とする。

行程

2000-08-11
室蘭~余別 C0
2000-08-12
C0~伊佐内川~積丹岳積丹岳休憩所
伊佐内川概念図[image/jpeg:165kB]
伊佐内川概念図

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
M
あめ

2000年08月12日(土) 遡行記録

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
04:40入渓地点偵察
05:25出発
05:50入渓
06:40Co340
2~4m数個
Co420 10m
09:10四段の
11:30曇|晴積丹岳
15:00快晴登山口下山

夜中、何度かパラパラと小雨が降り、少々不安がある。 朝飯を食べる前にとりあえずの様子を見に行くことにする。 はじめは道路上の橋の上から沢を眺めることを試みるが、橋の位置が高く、沢の様子は分からない。 仕方かなく入渓地点まで歩くことにするが、なかなかたどり着かない。 こんなに遠かっただろうか。水道の取水施設のゲートを越え、 しばらく草地が続き、針葉樹林を抜けると取水施設があり、その奥に入渓点がある。 やや増水しているが、問題はない。

いったん天場まで戻り、ラーメンを食べて撤収。 車を残置して出発する。入渓してからしばらくは何も出てこない。 増水もしているので、つまらない上に歩きにくくてまいる。 気温と水温は高く快適。

Co360[image/jpeg:161kB]
Co360
Co420 二股[image/jpeg:194kB]
Co420 二股
Co420 二股直登するあめ[image/jpeg:128kB]
Co420 二股直登するあめ

Co350からごく小さながいくつか出てくるが、どれもまったく問題なく直登できる。 巻けるモノもあるが、あえてシャワークライムで越えていく。 Co420二股10m滝も巻くことができるが、なかなか登りごたえのあるシャワークライムが楽しめる。 このを越えると、いくつか滝も出てくるもののまた単調になる。


四段の滝 F1[image/jpeg:169kB]
四段の滝 F1
四段の滝 F4[image/jpeg:175kB]
四段の滝 F4

例の四段のもまったく問題なく直登していく。私が落ちたの上はけっこう滑りやすそうな滑になっている。増水の中1年目の技術では滑り落ちて当然であったかもしれない。四段の滝のあとは一ヶ所だけやや大きめの滝があるが、これもまったく問題ない。

その後は徐々に水量が少なくなり、お花畑に突き上げる。は水量の多いものを選んでいって良い。そこからは一時間弱ほどヤブを漕いで山頂の東側の登山道に出る。私の記憶ではヤブ漕ぎはほんのわずかであったが、案外と多めのヤブを漕がされた(⌒ン⌒)。 ピークについたときは曇っていたが、徐々に晴れ間が広がっていった。 あいかわらず積丹の海は青かった。あめはピーク缶詰を忘れてきたことに気づきものすごくがっかりしていた。

登山道は笹刈りがされていたが、刈られた笹が登山道上に放置してあり、滑って歩きにくい。いつものことだが、登山道は苦手で少しずつペースが落ちてくる。しかし、やはり若さの差か、登りはのんびりだったあめの方は全然元気のようなので、先に行ってもらう。あめはあっという間に見えなくなってしまった。

ヘトヘトで道についてからしばらくしてあめが車に乗って戻ってきた。やっぱ若いね。私は、足の爪がもうだめなので、明日は山に行くのはやめてこのままあめと一緒に帰ることにする。

帰り道、銭湯に入っていこうというと、あめは温泉でないと嫌だという。地方の寂れた銭湯って、けっこう味があっていいんだけどなぁ。けっきょく積丹では温泉は見つからず、余市の余市川温泉というところまで行って温泉にはいる。 そこで飯屋も探すが、なかなか見つからず、けっきょくサティのレストランで食べる。 そこで生ビールを頼んだら、ビールではなく、発泡酒が出てきたのでちょっと切れそうになる。 酔いを醒ましたあと、室蘭までかえり、鷲別駅に直行してもらい汽車に飛び乗り帰ってきた。 汽車の時間まで四分だった。まさにぎりぎり。

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