北海道の山と谷の第2巻の取材を兼ねて、今年初の沢登りへ知床方面へと赴いたが、全然沢登りではなかった。
2017年07月05日(水)
林道は男鹿の滝の駐車場で通行止め。ここより林道を歩く。沢は始めからブタの様相。ブッシュが覆う滑る河原がウネウネと蛇行しながら延々と続き地形図で見るよりも長く感じる。 Co740 で水は突如水流は消え、灌木の覆う涸れ沢へとなる。 Co890 付近までは沢形をたどれるが、その後は藪の中へと突入していく。藪は膝上から胸程度の細い笹藪で、さほど苦しくはない。ピーク近くになるとハイマツも出てくるが、疎らなので縁を巻いていけば良い。三角点には分かりやすい看板が立っていた。以前は山頂看板が立てられた事もあるらしいが見当たらなかった。斜里川本流は沢登り的要素は一切現れず、ルートとしては沢登りと言うよりも沢歩きアプローチによる藪山と言った方が良い。