今年メインの山行の後で少し気が抜けたので、近場の簡単な沢へ。なんだかあちこちにある人跡が謎めいた沢だが、シーズン始めの足慣らしなんかにはもってこいの沢だった。
このルートは「新版 北海道の山と谷 1」に収録されています。
2016年08月24日(水)
美笛キャンプ場入口に車を駐め出発する。丹鳴川に架かる橋から入渓する。かなりはっきりと踏跡が着いている。釣り人の物か?水量は三割増し。穏やかな河原の中に青い滑床が断続する。所々にワイヤーロープや配水管の残骸がある。昔温泉源でもあったのだろうか。要所の分岐には赤い三角の標識有り。
Co540 二股からは倒木のジャングルになっている。 Co610 でデブリの上に乗ると、10mの滝が見えた。右岸に切れた残置ロープ有り。無くても普通に直登できる。滝の上は延々と200mほど滑が続く。 Co780 で三角標識があって、水量の多い方へ進んでいくと、予定よりもずっと左側に出て、踏跡なく藪漕ぎになる。ダケカンバに登りながら先の方を探しつつ進み、ようやく踏跡に出る。刈分はだいぶ笹に覆われてきている。
頂上までそれなりに道があって適当に往復。下りは刈分に沿って下る。源頭に水くみ用のパイプがある。笹がかぶりながらの涸れ沢を降りていくと、最後の三角標識の右側に出た。どうやらこの標識から先は右へ右へ進むのが正解のようだ。