本当はピパイロ辺りを縦走している予定だったが、たった2週間サボっただけで体力急低下し、重たい荷物に両足は悲鳴を上げ、予想より時間がかかるし、今日は何やら荒れそうとかいう天気予報、ズタズタの林道にやる気を無くしたと言い訳を作って撤退し、未だピークを踏んだことのない佐幌岳辺りでお茶を濁すことにした。
2017年01月19日(木)
狩勝峠の駐車場から出発する。古いトレースが着いている。緩やかな尾根が続く。日高山脈の一部と言うより、里山の丘陵を歩いているようなもの。東斜面の一部がパックリと割れて雪崩れかけていた。バックカントリーで谷に降りるなら注意が必要だ。
佐幌岳が近づくと、東側の谷の底からガイジンが奇声が聞こえてくる。頂上にはおなじみの山小屋が雪に埋もれ、そのすぐ先にはリフトの終点が見える。掘り起こして中に入ってみようかと思ったが、結構深いので止めた。看板にタッチし、シールを外してさっさと引き返す。視界は晴れて稜線も見えてきた。
雪質はまあまあ。桜山の登り返しで一旦シールを付け直し、桜山から再びシールを外す。途中の登り返しは、斜面をトラバースしながらうまいこと回避できないかと思ったが、思いの外下りすぎて、けっこう余計な汗を掻いた上に、結局駐車場の下に出てしまった。早い段階でシールを付け直した方が早かった。
下界に降りると晴れてきた日高の山々も綺麗に見えている。本当なら今頃ピパイロ辺りを歩いているはずだが、こんなゆるゆるの山で両足ピキピキ言ってるので行かなくて正解。