- 目的
- トナシベツ川遡行
- 日程
- 2015年07月29日(水)
- 山域
- 夕張山地
トナシベツ川本流夕張岳東面沢は石詰り沢の異名がある。まさにその名の通りの巨岩が詰まった沢で、下降に使ったエバナオマントシュベツ川もまた巨岩の沢であり、巨岩だけでお腹いっぱいになる山行だった。
行程
- 2015-07-29
- 金山登山口~トナシベツ川本流~夕張岳~エバナオマントシュベツ川~登山口 下山
2015年07月29日(水)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
05:30 | ☁ | 出発 | |
11:35 | ☁ | 夕張岳 | |
16:55 | 登山口 | 下山 |
金山登山口から沢に降りる。何やら沢は白濁し、増水している様子だ。下界では降っていなかったが、山の中ではそれなりに降ったのだろうか。
Co470 二股から本格的なゴルジュか?と思われたが、岩の一部に橋脚と思われるコンクリートが有り興ざめだ。
出口をちょっとシビアなへつりをして Co485 二股となる。
夕張岳に向かう右の沢に入るとさっそく巨岩アスレチックが開始する。
Co650 を過ぎると、河原時々巨岩という感じとなる。滑とか滝とかゴルジュとかのたぐいは一切無い。
Co1110 で左岸に湧水を確認して涸れた二股となる。右へ進みピーク直下へ進む。だいたいは急なガレで特に何もないが、最後の最後でハング気味の崖に出て、ちょっといやらしい崖登りを強いられる。あとはお花畑を詰めてほとんど藪漕ぎなしにピーク直下に出た。最後の詰めは一本左のルンゼを詰めた方が無難なのかも知れないが、もう二度と確かめに来る気は無い。
下りはエバナオマントシュベツ川へ。舌を噛みそうな名前だ。ちんたら下る先行の登山客を追い越し金山分岐に出る。大夕張方面に進むと、すぐに源頭のザレ地に出るのでここを駆け下りる。地図上の崖マークはほとんどザレ地なので、全く問題ない。しばらくはカール底のような草原状の小川が続いて快適だ。
このまま行けば割と早く下山出来るかなと思ったが、そうは問屋が卸さない。 Co880 の右岸からの大崩壊地を過ぎ、 Co850 付近から巨岩アスレチックのスタートする。庭石のような赤や緑の巨岩は美しいが、大きな岩を乗っ越すのは体力も時間も喰って大幅にスピードダウンする。疲れすぎて進撃の巨岩などと言う下らないフレーズを思いついてしまう。
Co540付近で、左岸に林道跡を見つけてすかさず上がる。
とにかくもう、巨岩はうんざりだ。そんな沢だった。