- 目的
- 美幌岳北面直登沢取材
- 日程
- 2015年06月12日(金) - 13日(土)
- 山域
- 極南日高
山谷のために人の入った滝の写真を撮るためと、下降沢の確認をするために後輩を誘って東広尾川に行ってきた。何とか目的は達したが、今後に不安を感じさせる山行だった。
メンバー
- ふ~ちゃん
- ツバサ
- 渓←名前だけ立派な新人
2015年06月12日(金)
まだ先日の白老川で負傷した右足が少し痛む。新人の渓君が夜間だというので、授業終わりに会わせて迎えに行く。翌日は雨予報なので、あまり急がずドライブのつもりで浦河へ。山は広尾だが、雨風をしのげる快適なインフォメーションサイト in うらかわで仮眠を取る。
2015年06月13日(土)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
06:00 | ☂ | 起床 | |
08:55 | 出発 | ||
12:10 | Co700 雪渓 | 引き返し | |
15:20 | 下山 |
今日は雨で西広尾川で釣りかなと思っていたが、ポツリポツリと降る程度で、この調子なら行けそうだ。4時間の仮眠ではちょっと寝たりないが、広尾川の登山口を目指す。
牧場にさしかかると、放牧地の電気牧柵が閉じられていた。この沢に来るのは8年ぶり。前回どうやって道を通過したのか記憶にない。さて、どうしたものか。一端、引き返して道を間違えていないことを確認し、迷ったあげく牧場主のお宅に聞きに行く。
出てきたおじさんはとても人柄が良くてにこにこ対応してくれた。柵には電気は通しておらず、左側の針金を外して柵を倒して通行して良いとのこと。通行するには特別許可を必要とせず、自由に通行して構わないが、中には牛が居るので必ず元に戻して、徐行して下さい。
終点の砂防ダムの手前で道が荒れて、私の車では進めないので、そこで駐車して出発し、終点から二股に入渓する。
新人の渓君は噂には聞いていたがかなり鈍くさい。歩くのが遅いのは多少しょうがないとしても、普通に河原歩くだけでもふらふらと足下はおぼつかず、ちょっとした登りの三点支持すら怪しく、岩場にへばりついておっかなびっくり。これは今後なかなか前途多難な逸材である。
そんなわけで私とツバサは六つ進んで三回休み。みたいな遡行が続く。
今回の山行の目的の一つは、山谷用に人の入った滝の写真を撮ることだったが、天気が悪かったこともありイマイチの出来(言い訳)。水はとても良く澄んでいるのだが、釜の青い色はやっぱり太陽が照っていないと出てこない。
この沢の雰囲気は大好きで、近場にあれば毎年でも来たいが、日高の端っこまで来ないといけないのが残念だ。
で、渓君がどれくらい危なっかしいかって言うと、この簡単な滝でこのムーブ・・・アカン・・・
巨岩帯を越えた伏流原は、雪解け水が流れていた。ここを過ぎて上部ゴルジュ帯にさしかかると、雪渓が沢を埋め、ガスも濃くなってきたので引き返すことにした。
渓君の足が遅いので、巨岩帯の頭で待ち合わせすることにして、ツバサに任せ、私はもう一つの目的である北尾根の 750 コルからこちらに下降する枝沢を偵察に行く。
沢は何もないガレ沢で、コルからは数分で本流に合流できそうである。駆け足で源頭まで往復して戻ってくると、二人はまだ待ち合わせ地点まで到達していなかった(苦笑
ここまでですっかりスタミナ切れしてしまった渓君は更にスピードダウン。雨も本降りになり、ずぶ濡れとなり下山。下山後に予定していた西広尾川での釣り&焚き火&キャンプは中止にし、街で買い出ししてとりあえずキャンプ場で体制を整えることに。キャンプ場では洗濯機と洗剤も貸してくれてラッキーでした。
その夜のキャンプ場ではこんな会話が交わされた。
- ふ
- あのさ、子供の頃に縁石の上だけ歩くとか、横断歩道の白いところだけを踏んで渡るとかしなかった?
- ツ
- あー、しましたね。子供頃はそんなことばっかりしてた様な気がする。
- 渓
- 全然・・・ないです。
さて、この20年間の積み重ねの差を縮めるのはなかなか困難そうである。