大雪の沢巡り三日目は、何処に行こうと考えたあげく、軽めにニセイチャロマップ川から武利岳を目指すことにしたが、いざ林道入口に行ってみるとゲートが閉鎖されていた。仕方がないので当初予定していた電気の沢へ行くことにした。しかし、やはりこういう沢はひとりで行く物ではなく、みんなでわいわいとやる物だという結論に帰結した。
行程
2014年08月31日(日)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
04:00 | 起床 | ||
07:55 | 快晴 | 出発 | |
08:15 | F1 | ||
09:30 | 下降地点 | 引き返し | |
11:00 | F1 下 | ||
11:15 | 下山 |
昨日と同様、駐車場1階で朝食を取ってからニセイチャロマップ林道へ行ってみると、ゲートが閉まっており、当面開通の予定はないとの張り紙があった。仕方がないので、当初予定していた電気の沢へ転戦することにした。
しばし日が高くなるのを待つ。正直、こういう所は1人でやってもアレなので誰か来ることを期待したが、誰も来そうにないので1人で出発する。ネット上では凍えたとの報告が多いので、クリマプレンで完全装備。
砂防ダム群を越えて沢に降り、崩れた巨岩群を越えてゴルジュ帯へ到着。
F1 はセオリー通り左岸をへつって直登。思ったよりもすんなり越えてしまった。釜を持った滑滝が続き、両岸が高く聳え、狭まってくる。
濡れれば簡単なところも極力水に浸からずにへつっていく。左岸をへつってから右岸に長い足を飛ばして突っ張りで越えたり、へつってから小滝の上にジャンプしたり、ゴルジュの突破技術を淡々とこなしていく。
1つ目のチョックストンは、左岸を攀じってトラバースして滝の上に飛び移る。ここにはハーケンの他に釘が1本残置されていたが、何だこれは。
岩は基本的には苔むしているが、へつりが微妙なところは苔がはげて、まるでボルダーのチョーク跡のようになっていて、自分で考える隙を与えない。
思った以上に水に浸からないので、無理矢理泳いでやろうとしたら足が着いた。
そんな感じであっという間にゴルジュ終了。結局ほとんど水に浸かることなく、汗をかいてしまった。
下降路へ上がるところまで行ったが、このまま下れば暑すぎることは間違いないが、着替えるのも面倒くさい。ラッペルの面倒くささと天秤に掛けた結果、泳いで下ることにした。
適当に淵に飛び込みながら下り、チョックストンを突っ張りで降りて少し行くと、おじさんとおばさまの2人がへつりで滞ってセミになりかけていたので、手を出してファイト一発引き寄せてあげる。でも、その調子でチョックストンを越えられるのかどうかちょっと心配。
まあ、気にせずこちらは淡々と飛び込んでいく。
あっという間に F1 に到着。残置を使ってラッペルする。
雑感
電気の沢は水の流れるボルダーといった感じ。アプローチが楽なのでトレーニングにはもってこいだが、今更1人で行ってわー楽しーって感じではない。やっぱりみんなでがやがや行くのが良いと思う。