- 目的
- 重滝沢・ブナ滝沢遡行
- 日程
- 2013年06月23日(日)
- 山域
- 狩場山塊
先日の湯ノ沢は足慣らしにもならなかった感じなので、今度はこちらも近年話題の黒松内岳の沢に行ってきた。沢はじめの時期と言うこともあってかなりの人で賑わっていた。
行程
黒松内のセイコーマートで朝飯を買って黒松内岳登山口へ行くと、バビシェ・マウンテン・クラブの人達がテントをたたみつつ出発の準備をしていた。その先も道が続いているので、重滝沢まで行けるかと思ったがすぐに道が決壊していたので戻って駐車する。
出発の準備をしているとさらに登山者がやってくる。今日は混み合いそうだ。さっさと準備を済ませ一番で出発する。
![重滝 重滝[image/jpeg:334kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152177067.jpg)
重滝沢は出合いから名の通り数段の滝となっている。左岸を直登する。さほど難しくないが、そこそこ高度感がある。そしてヌメリがいやらしい。
![バンドの滝 バンドの滝[image/jpeg:328kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152177068.jpg)
斜めにバンドが走る滝はセオリー通りバンド沿いにシャワークライム。夏の暑い時期ならさほど難しく感じないだろうが、この時期はさすがに厳しい。
この沢のハイライトはこれだけで、あとは記憶に残らない小滝が続いてブタ沢へと変わっていく。
途中、太いタケノコが生えていたので何本か採取。まだ先は長いので本格的採取は後回しにして早々に立ち去るが、この日はここ以外あまり良い採取場所はなかった。
![山頂 山頂[image/jpeg:350kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152177069.jpg)
稜線直下はボロボロの崩壊地。ヤブはさほど濃くは無いが、最高点から看板まで踏み跡はほとんど無かった。
ピークからはブナ滝沢右股へ下る。ちょうど他のパーティの男性も同じルートを下りはじめ、後追いする感じになってしまった。
![大量のデブリ 大量のデブリ[image/jpeg:353kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152177070.jpg)
すぐに大きな雪渓が断続し、二股手前のゴルジュでは大量のデブリが道をふさいでいた。ウザい倒木をかき分けてゴルジュの下に出ると、数パーティ計数十人が行く先を阻まれて途方に暮れていた。
![デブリの下の滝 デブリの下の滝[image/jpeg:284kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152177071.jpg)
沢の状況を伝えると、いくつかのパーティは撤退を始めた。すぐ下には大きな滝が架かっているので、この人数では撤退も楽ではない。私はクライムダウンで先を急ぐ。
![左股の滝 左股の滝[image/jpeg:306kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152177072.jpg)
二股からは左股へ進みふたたび山頂を目指す。左股に入ってすぐの滝は直登できそうだったので右岸にとりつくが、上部が意外と嫌らしかったのでクライムダウンして右岸から高巻く。
その後いくつかの滝が出てきたが、全く記憶に無い。タケノコを求めてヤブに首を突っ込みながら進むが、あまり良いタケノコは得られなかった。
登山道に出ると既に人影はなく、登山口に着くと私の車だけがぽつんと一台取り残されていた。