- 目的
- 冬合宿 小喜茂別岳~喜茂別岳縦走
- 日程
- 2012年12月26日(水) - 27日(木)
- 山域
- 札幌山群
ようやく現役を冬山に連れて行くことができた。本当は、小喜茂別岳から縦走して喜茂別岳まで行くつもりだったが、いろいろと準備やら悪天などにより時間が足らず、喜茂別岳のふもとまでのスノーキャンプとなった。
行程
メンバー
- C.L
- ふ~ちゃん
- M
- 樽井
- M
- 三好
- M
- コータロー
2012年12月26日(水)
姉御が年末年始に旅行に行くために車を置いて行ったので、今回はそれを借りて出かけることにした。なんだか朝からものすごい勢いで雪が降っている。
とにかく荷物を積んで、出発する。大佐が現役にジルブレッタ付の板を(貸して)くれるといいうので、それを受け取りにとりあえず真狩に向かう。しかし、蘭越から真狩に向かうと、羊蹄が近づくにつれてどんどん雪が激しくなり、しまいにはほとんど視界がなくなってしまった。
ホワイトアウトの中、突然目の前に停車中の車が現れて寸でのところでかわすなどしつつ、ようやく大佐の家に到着。さっさと板をもらって出かけるつもりだったが、そんな天気なのでついついくつろいでしまい、長居をしてしまった。
大佐たちも、スキーに行くというのでようやく重い腰を上げて現地へ向けて出発。と思ったら、ビンディングを調整するために降ろした兼用靴をコータローが忘れてしまって、大佐たちに追いかけて届けてもらうとか、初っ端からやることがトンマ。

すったもんだで、ようやく黒橋の駐車帯(?)に到着したのはすでに昼近く。ここからどこまで行けるもんだか。そんな不安は的中し、樽井の 300 のクライムサポートがさっそく外れたりなんだりして、駐車帯のすぐ裏の急斜面のわずか250mの距離を進むのに1時間半を要した。まあ、みんなシールワークも初めてだし、雪も割と重めなので仕方がないけど。
![雪原を進む。 雪原[image/jpeg:66kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152176930.jpg)
最初の難所を過ぎて、平坦な雪原に出ても雪は重く、距離は稼げない。林道沿いに進み、 Co650 付近の屈曲部に出たところで時間切れと判断して天張ることにした。
2012年12月27日(木)
5時に起きたが、出発はなぜか8時。初めての冬山だからこんなもんだろうか。それよりも、テント回収中にちゃんとした手順でたたまないものだから、いきなりポールを折りやがった。
![喜茂別岳を目指す。 喜茂別岳を目指す[image/jpeg:94kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152176931.jpg)
とりあえず、行けるだけ喜茂別岳を目指す。と言っても、今日は三好のバイトの時間に合わせて帰らないといけないので、動けるのはせいぜい2ピッチ。そんなわけで、適当に斜面を登ったところでリターン。
現役はスキーの技量に差があるので、登りのトレースに沿って滑って、林道に出た地点で待つように指示。樽井は元スキー部なのでスイスイ降りて行った。コータローもあまりうまくないと言っていたが、思ったよりも全然滑れる。スキー2度目の三好を見ている間に、コータローも先に行ってしまった。
が、しかし、ようやく樽井に追いつくと、コータローの姿が見えない。林道を少し進んでみると、林道を横切って、見当違いの方向へ向かうコータローのトレースがあった。見渡しても姿が見えないので、もうだいぶ先に行ってるかもしれない。樽井と三好を呼び寄せてあわてて後を追う。
トレースに沿って進んでいき、ようやく追いつくと、結果ほぼスタート地点に戻っており、そのすぐ上には最後尾の三好がいた。しかし、トレースに沿って、林道で待つという指示を無視したうえ、はぐれてもやみくもに動いてはならないという、基本中の基本まで無視し、挙句の果てに「転んで見えなくなって・・・」とかわけのわからない言い訳までし出す始末。もうキレた。山の中でめいっぱいの声を張り上げて猛説教。久々にここまでキレるかっちゅうくらいキレた。危うくもうちょっとで手が出るところだった。
・・・そんなこんなでまあ、余計な時間を食ったが、黒川沿いに下り、国道に出る。道沿いは 2m の雪壁になっているのでスキーを外してバックステップで降りた。吹雪の中ものすごい勢いで車がすぐ横を通り過ぎていきめっちゃこわい。