積丹大滝川は一点豪華主義

ふ~ちゃん
目的
大滝川遡行
日程
2012年08月07日(火)
山域
積丹山塊

積丹大滝川に行ってきた。記録を読む限り、面倒な割に得る物の少ないルートという印象を持っていたが、まさにそんな感じのだった。

行程

2012-08-07
積丹川/大川~積丹岳~ウエンド川

2012年08月07日(火)

タイムレコード
時刻天候場所行動
06:30大滝川林道出発
07:05F1
08:20Co420
11:15積丹岳
12:35
16:20砂防ダム
16:40ウエンド川林道
17:30大滝川林道下山

まだ暗いうちに家を出発。積丹を目指す。まだどこのセーコーマートも開店前なので、仕方なくローソンで朝食を確保する。

ウエンド川左岸沿いの林道を上がり、終点のゲートに自転車を残置。大滝川へ向かう。民家の横を通り過ぎ、大川沿いの林道の途中に車を残置して出発する。今日は晴れの予報だったのだが、どうもぱっとしない天気だ。どんよりしたくもが空を覆っている。林道を少し歩いてすぐに大川の水門に出る。

大滝

F1 大滝[image/jpeg:265kB]
積丹大滝川の象徴。

入渓してしばらくは単調な河原が続く。30分ほど歩いてこの川の象徴である大滝 F1 が見えた。


F1 右岸ルンゼ[image/jpeg:236kB]
右岸ルンゼを登る。

もちろん直登は無理なので、セオリー通り右岸の巻き道へ向かう。草付きの斜面からルンゼを登っていくと、ハングしたチョックストンにぶち当たる。


残置ハーケン[image/jpeg:267kB]
さび付いた残置ハーケン。

チョックストンの右上にさび付いたハーケンと苔むしたロープが懸かっている。これに体重を乗っけるんですか。他にいい方法はないかと探ってみるが、どうやらなさそうだ。こういうのは大嫌いだが、仕方がないので全体重を掛けてよじ登る。生きた心地がしない。しかも、チョックストンの上はズルズルの泥付きで猛烈に気持ち悪い。何とかよじ登り、の上に出た。


小滝群[image/jpeg:299kB]
小滝群

大滝の先は小滝が続くが、どちらかと言えば癒し系の渓相だ。適当に通過していく。


F2[image/jpeg:204kB]
F2

小滝を超えていくと、広いを持ったスラブ状 Co365 F2 が見える。右岸へつって、水流脇を直登する。ホールドは細かい。

その後も傾斜の緩い滑床滑滝が続く癒し系ので、難しい物は何一つ出てこない。天気が良ければかなり気持ちいいだろう。


F3[image/jpeg:269kB]
F3

Co390 F3 はやや外傾スタンスの階段状。左岸直登する。


メガネ釜[image/jpeg:223kB]
メガネ釜

途中、エコーのそれよりもメガネっぽいメガネを通過する。このの上部は少しの区間沢幅が広がり、中洲となっている。


F4[image/jpeg:282kB]
F4

小滝を超えていくと、小さなゴルジュ状となってを持った Co440 F4 となる。一見直瀑だが、ホールドは豊富で右岸を簡単に直登する。


F5[image/jpeg:289kB]
F5

Co490 F5 は巻き貝型(うんこ?)の右岸直登する。


F6[image/jpeg:251kB]
F6

Co500 二股の F6 滑滝を通過するといよいよも出てこなくなり、ブタ沢と化した。しかも天候はついに雲の中に突入してしまった。


赤い滑[image/jpeg:167kB]
赤い滑

Co760 付近で赤い岩盤の滑が出てきたあとは、程なく詰めの様相となって、やがて笹のトンネルに突入する。

Co1000 二股と思われるところは左に進み、出来るだけ大きな沢形を選んで進むが、そのうちついにヤブに突入した。

積丹山塊としては薄めのヤブを少し漕いでピークの少し西側に出た。ピークも相変わらずのガス。時折日の明かりも感じるが、晴れる気配はない。

ウエンド川

下りはウエンド川を下る。しばらく藪を漕いで Co1060 付近でようやく沢形に出た。

長々とブタ沢が続き、 Co800 付近で小滝を下ると今度は巨岩がを埋める。

Co650 付近からは岩盤状となって、意外と面倒なの処理が続く。

Co600 には函滝が出てきて、右岸から巻いて下の二股まで降りたが、左岸から巻くのが正解だったかも知れない。

持ちのをいくつか処理しつつ、ひたすら長い川を下る。とにかく長い。

Co220 の砂防ダムにぶち当たったので、左岸に上がる。道を探しつつ藪を漕いで下り、林道に出た。林道を左上方向に登り返すと、ちょうど自転車を置いた本線のゲートだった。

自転車を回収して一気に下り、大滝川へ向かって車を回収した。

雑感

大滝川は中流域は癒し系の美しい渓相で初心者向きだが、とにかく大のハードルが高く、かといって上級者には物足りない物があり、しかも上流はブタ沢という帯に短したすきに長しと言った印象のだった。!!の沢と思って行くと不満が残るかも知れない。ウエンド川はとにかく長いと言う印象しかない。

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