- 目的
- 沢訓練 裏沢下降沢遡行
- 日程
- 2012年06月16日(土) - 17日(日)
- 山域
- 室蘭岳
数年ぶりの裏沢。本当は2の沢~3の沢とか、中央の中央とかいろいろ行く予定だったが、雨とか二日酔いでこんな事になってしまった。
行程
メンバー
- C.L
- ふ~ちゃん
- M
- アスカ
装備
2012年06月16日(土)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
12:00 | 雨 | 林道 | 出発 |
12:20 | 二股 | 入渓 | |
13:10 | 2の沢出合 | 2の沢偵察 | |
13:50 | F1 直下 | リターン | |
14:40 | 2の沢出合 | C1 |
前日は部室に泊まったのだが、飲み会が開かれており、ついつい飲み過ぎてしまい二日酔い。朝になっても頭痛が酷くて起きられず、出発が大幅に遅れてしまった。山行前日に飲みすぎはいかんと、今更痛感。って言うか、安いウィスキーはいかん。
しかし、だまってこのまま寝ているわけにもいかないので、気合いを入れて起きて、アスカをたたき起こす。なんだか外は霧雨が降っていて、時間がたつにつれて強くなってくる。予定通りに出発していれば雨に当たらずにすんだかも知れないが・・・
そんなこんなで、ようやく鉱山町に到着して、出発の準備をしたら、アスカがハーネスを忘れたと言い出した。ハーネスがなければ練習にならないので、取りに戻る。もっとも、この先ずっと雨が続いて、ハーネスを使う場面はなかったのだが・・・。
林道は崩壊していて、車が入れたのは滝沢林道分岐のちょっと先。車を降りた時点で既に雨が降っていたので、鼻から雨具を着込んで出発する。なんだかんだで歩き始めたのはちょうど正午。正直、この時間から歩いても何も出来ないが、アスカはサイクリング部と掛け持ちのため、この先山に入れる機会が少ないので少しでも歩いておきたい。
時間的に中途半端なので、2の沢を F1 まで偵察して往復する事にする。2の沢に入ると、水の色が妙に白く濁っている。何処か上流に温泉でも湧き出ているのだろうか。今はそんな物を探す余裕はないけれど。2の沢は上流に行くほどヌルヌルが激しく鬱陶しい。とりあえず F1 をチラ見して帰ってきた。
2の沢出合に戻り、断続的に降り続く雨の中無理矢理焚き火をたき、河原にツェルトを建てて幕営する。焚き火から離れると風が冷たい。夜間もずっと雨が続き、不快指数は最高潮。マゾ山行の極みだ。
2012年06月17日(日)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
07:00 | 雨 | 起床 | |
08:15 | 出発 | ||
08:45 | ゴーロ | ||
10:25 | 室蘭岳 | ||
12:40 | 林道 | 下山 |
結局、朝までずっと雨。全然やる気が出ない。気が付くと、川がオーバーフローして天場まで水が迫っている。仕方がないので起きる。
この天気と気温ではまともに練習などしていられないので、下降沢を登って、滝沢から帰ることにする。ゴーロに到着すると、かなりの量の雪渓があった。当初はここに幕営予定だったが、もうしばらくは無理だ。
ここから左股へ。久しぶりの裏沢だが、やっぱり裏沢は裏沢だなあ。直登ルンゼ出合付近はやはり雪渓に埋められていた。左へ進み左岸のルンゼを詰めてナレ沢出合を過ぎて懸垂岩の下へ。高巻き用のロープはなくなっており、正直どう取り付いたらいいか分からない。実際、この滝の上に上がった事はないので、今度この辺りの詳細をじっくり調査する必要がありそうだ。
とりあえず、以前のセオリー通り、右岸を攀じるが、正直良くない。左岸から滝を上ってから尾根に取り付いた方が良いのかも。上部のロープはかろうじて残っていたが、信用ならん。北尾根に付くと、非常に明瞭な苅分が付いていた。苅分はしたに向かっても続いている。噂によると、鉱山町からの登山道を誰かが整備したらしい。タケノコを採りながらピークへ。
ピークは当然のように誰もいない。滝沢下降地点のコルまではフェルトが滑ってウザいの何の。滝沢上流は相変わらず荒れている。こちらは下降沢と違って、滝毎に真新しいタイガーロープでメンテナンスされていた。ありがたく使わせてもらうが、一回くらい懸垂下降の練習をすれば良かった。
F1-F2 間のミニミニクヮウンナイもヌルヌルが激しくて、あまり楽しくない。一体北海道の沢はどうしてこんな風になってしまったのだろうか。 F1 下より更にかったるい沢を歩いてようやく林道に出た。皮肉なもので、下山をすると雨がやみ始めるという定番のアレで部室に帰還。
ぶっちゃけ、この山行でアスカは沢登りは嫌いになるかもと危惧していたが、部会で感想を聞くと面白かったと言っていた。何処まで本気か知らんけど。