- 目的
- ピラチシュウスナイ沢~二岐岳遡行
- 日程
- 2008年07月05日(土)
- 山域
- 北日高
北日高の西部に位置する二岐岳に行って来た。二岐岳は最近よく登られているようで、ネットでも記録を散見する。今回は糠平川からアプローチした。地形図ではかなりハードな雰囲気のルートだが、実はしょうもないブタ沢らしいが・・・
行程
- 2008-07-05
- ピラチシュウスナイ沢~二岐岳~二岐岳南東面沢~ニセイパオマナイ沢林道~額平川林道
2008年07月05日(土)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
09:10 | 曇 | 出発 | |
11:00 | 霧 | Co940 | |
13:00 | 二岐岳 | ||
16:40 | 登山口 | 下山 |
額平川林道幌尻岳登山口に付くと、既に車が15台ほど並んでいる。多くが道外のナンバーだ。全国各地からこんな辺境までご苦労さんな事だ。出発の準備をしていると更に2台ほどの乗用車と観光バスがやってきた。
ピラチシュウスナイ沢
![出合は函滝 出合[image/jpeg:188kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175959.jpg)
沢はやや増水気味で、少し白濁している。林道を少し歩いて、ピラチシュウスナイ沢出合の少し手前で沢に降りる。出合付近は函状になっている。膝上程度の渡渉をしながら出合に向かう。ピラチシュウスナイ沢は小さな函滝となって函状の本流に注いでいる。水量が多く、いきなりのシャワーを浴びながらここを通過する。
こんな感じの厳しい渓相が続くのかと思いきや、出合の滝の後は荒れた渓相が続いていた。デブリがごろごろと転がって歩きにくい沢だ。
![Co900 左岸のルンゼを高巻く Co900[image/jpeg:311kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175960.jpg)
![Co920 右岸高巻き Co920[image/jpeg:331kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175961.jpg)
Co700 でようやく二つ目の滝が出てきた。 Co900 の二段の滝は二段目を左岸のズルズルのルンゼをよじ登って高巻いた。更に難しそうな滝が続く。心身共に充実していれば直登しても良いかも知れないが、ここは右岸を高巻く。
![Co1050 水量の少ない右股へ Co1050 二股[image/jpeg:243kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175962.jpg)
小滝をいくつか通り過ぎ、 Co1040 二股で左の滝を登ると Co1050 二股のはずであるが、本流であるはずの右股は非常に水量が少ない。確認のため、左股を少し進んでみるが、やはり右が正しいようだ。右に進むと、沢は伏流していた。
Co1250 付近から右にすすんでピークの南東に出るつもりだったが、出合を見落としたようだ。 Co1300 付近で右手に平行に走る谷が確認できたが、そのまま左を進む。周囲は高い岩稜に囲まれているが、沢は特に問題なく藪に突入し、わずかに漕ぐとピークの西の稜線に出た。ピークまで藪は普通だが、部分的に急峻な岩稜になっている。北側のシカ道を使いながらピークに出た。なにやら周辺ではヘリコプターが妙に低空で飛んでいる。何かあったのだろうか。ガスで展望はない。
二岐岳南東面沢(ニセイパオマナイ沢)
![濃密な藪 源頭[image/jpeg:231kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175965.jpg)
![Co750 右岸を高巻く Co750[image/jpeg:345kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175966.jpg)
下りは南東の沢を使う。稜線からハイマツの藪が濃密だ。ようやくハイマツの藪を突破しても、深い笹藪が待ちかまえていた。 Co1400 付近でようやく薄い沢筋に出た。 Co1150 付近の滝は右岸の尾根を越えて高巻いた。小滝をいくつか過ぎて、大きな滝を右岸から高巻くと Co710 二股に出た。 Co710 二股からは立派な林道が付いていた。林道を下り、額平川林道本線に出ると、警察車両と消防の車両が通過していった。