増毛山塊全山縦走

ふ~ちゃん
目的
増毛山塊全山縦走
日程
2003年02月26日(水) - 03月02日(日)
山域
増毛山塊

行程

2003-02-26
暑寒山荘 C1
2003-02-27
C1~暑寒別岳~ホンジャマ平 C2
2003-02-28
C2~群別岳浜益岳~C3
2003-03-01
C3~浜益御殿~C4
2003-03-02
C4~雄冬岳~天狗岳~下山

装備

  • スキー
  • GORE-LIGHT テント

2003年02月26日(水) 苫小牧~暑寒山荘

タイムレコード
時刻天候場所行動
15:40山ノ神出発
17:00暑寒山荘C1

今回はJRをつかってのアプローチ。増毛からはタクシーを利用する。山荘の鍵を借りて、いつものスーパーで肉とタマネギとフィルムを買って、タクシー会社へ足を運ぶ。派出所で計画書を提出して登山口を目指す。

林道の工事はまだ続いており、ゲートで止められる。前回同様てくてくと歩く。

ストーブを焚いて、飯を食って就寝。

2003年02月27日(木) 暑寒別岳

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:45出発
06:45Co450
07:45Co670
08:45Co870
09:50Co1050
10:55Co1200
12:00Co1350
13:00暑寒別岳
14:00ホンジャマ平C2
群別岳方面[image/jpeg:35kB]
群別岳方面

夜明け前に出発する。前回とほぼ同じペースで、前回の雪洞跡に到着する。そこから先はさすがに少々ペースが落ちる。

ピーク付近から風が強くなり始める。ピークでのんびりする余裕もなく、先を急ぐ。ピーク直下はガケ地形だ。

予定にあった南暑寒はかったるいのでカットすることにする。ホンジャマ平に降りる斜面は、クラスト状で、シールを外せない。ホンジャマ平は風をさえぎる物が何もなく、暑寒から強烈な風が吹き付ける。

風にたたかれながらテントにはいるが、寒い。とにかく飯を食ってとっとと寝る。ラジオでは”GO.I.S”の最終回をやっている。

2003年02月28日(金) 群別岳浜益岳

タイムレコード
時刻天候場所行動
05:00起床
06:30出発
08:00コル
09:05群別岳
13:15浜益岳
13:50P798C3
群別岳[image/jpeg:37kB]
群別岳
群別岳直下[image/jpeg:45kB]
群別岳直下

風の強い状態はずっと朝まで続き、逃げるように天場を出発する。群別岳までずっと稜線上は風が吹き続ける。所々にスキーのトレースが見受けられる。群別岳直下のコルにスキーをデポして、アイゼンピッケルでアタックする。稜線上はそれほど細くもなく、スキーの利用も可能だろう。


群別岳[image/jpeg:49kB]
群別岳
浜益岳[image/jpeg:38kB]
浜益岳
暑寒別岳[image/jpeg:49kB]
暑寒別岳
雄冬山[image/jpeg:58kB]
雄冬山

コルに戻り、群別岳の北側をトラバースしていく。天候は回復してきたが、風は相変わらず強い。浜益岳までの稜線の何カ所か大きめの雪庇が発達する。浜益岳から一気に留知暑寒まで降りる。ここまで降りても、完全な無風とは成らないが、昨夜の天場よりはましか。

夕食の準備をしている時、日が差したので外を覗くと、はずみでカレーの具をひっくり返してしまう。カレールーが入る前で良かった・・・

2003年03月01日(土) 浜益御殿

タイムレコード
時刻天候場所行動
06:00起床
08:10出発
09:15浜益御殿
10:25Co898
11:00Co1070雪洞 C4

をわたり、御殿・雄冬間のコルにあがり、ザックをおいて浜益御殿にアタックする。ピークが近づくに連れて吹雪が酷くなり、ホワイトアウト状態になってくる。ピークではほとんど視界がなく、方向も分からなく、トレースもすぐにかき消されてしまう。登頂した実感のないまますぐに引き返す。

雪洞[image/jpeg:38kB]
雪洞

ザックを回収して、雄冬山を目指す。しかし、吹雪は相変わらずで、目を開けているのもままならなくなる。仕方がないので、雪洞を掘って泊まることにする。

雪洞を掘り始める物の、雪の量がそれほど多くなく、ブッシュが出てくる。場所を変えて掘ってみるが、やはりブッシュが出る。仕方がないので、斜面と平行に掘り進める。

2003年03月02日(日) 雄冬山天狗岳

タイムレコード
時刻天候場所行動
05:00起床
06:50出発
07:10雄冬山
08:15
10:00増毛山塊/天狗岳
12:10暑寒別川林道
14:30ゲート下山

風はやんだが、ガスで視界が良くない。

雄冬山のピークは相変わらずだだっ広い。どこが本当のピークかなんてさっぱり分かりゃしない。下りの稜線も不明瞭でコンパスを使って方向を確認していく。コルから天狗岳のCo650標高線に沿ってトラバースしてP938.5の南東尾根を登る。途中ザックを残置する。上部台地は猛吹雪でホワイトアウト。コンパスだけを頼りに増毛山塊/天狗岳を目指す。広い台地にへそのようにちょんと飛び出したピークを踏んですぐに引き返す。何とかザックの残置位置にたどり着き、林道を目指す。

林道状にはモービルのトレースがある。別刈方面から入ってきているようだ。林道入口からいったん山荘を目指すが、砂防ダムの駐車場でテントを乾かしたあと、下山することにする。ゲートから街を目指しててくてくと歩いていると、いったん通り過ぎたトラックが引き返してきて拾ってくれる。

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