今年もとーのさんと山に行くことに。当初は日高山脈などが候補に挙がっていたが、積雪の問題から直前まで決まらなかった。ツボに切り替えた方がいいのではと思っていたが、とーのさんがスキーにこだわっているらしく、前半にスキーを使った情報のあった浜益三山に行くことになった。果たしてどうなる事やら・・・
行程
メンバー
装備
地形図
- 浜益
- 雄冬
2002年05月03日(金) 幌~浜益御殿
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
08:20 | 晴 | 札幌駅 | |
12:05 | 林道 | 出発 | |
13:15 | Co550 | ||
15:30 | 浜益御殿 | ||
15:45 | Co800 | C1 |
いつものように札幌駅で待ち合わせ。浜益を目指す。少しずつみえてくる稜線は思った以上に黒く、とてもスキーの使える状況は思えない。やはり、大雪にすべきだったと、後悔先に立たず。浜益のスーパーで食料を買いだす。交番に登山計画書を提出。そのときのお巡りさんは、下山しても連絡しなくてもいいと、謎な事を言う。ラーメン屋で昼飯を食って、セイコーマートで足りない物を買い足して目的地へむかう。
![浜益御殿へ 浜益御殿へ[image/jpeg:139kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175016.jpg)
![浜益御殿 浜益御殿[image/jpeg:117kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175017.jpg)
群別幌の神社前を左に曲がり林道へ突入。全然雪がない。ようやく雪が出て、林道が進めなくなったところに車を残置して、出発。少々道を間違えながら(苦笑)、林道を行く。途中すれ違った人に、先週は沢を行ったと聞いて、そこを行くことにする。スキーの期待は出来そうもないので、ここにスキーを残置して、沢に突入。少々ヤブを漕いで尾根にでる。ここから先はなんとか雪の上を行くことが出来るが、1カ所10分ほどヤブを漕ぐ。ちょうどこのヤブ漕ぎ地点ですれ違ったおじさん2名パーティーの1人がヤブこぎでめがねを落としたようだった。浜益御殿では写真を撮って早々にコルに降下。風のよけられそうなところにテントを張って C1 とする。酒を買い足して来るのを忘れたことに気づく。
天気図をっている間、とーのさんがカレーを作るが、せっかく持ってきた野菜を半分残し、なぜかわざわざ汁カレーに仕立て上げる。持ってきた野菜は使い切りましょう・・・食料は大量にあるが、酒がないので早々にねる
2002年05月04日(土) 雄冬山
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
04:00 | ● | 起床 | |
09:00 | 霧 | 再起床 | |
11:10 | 出発 | ||
12:00 | Co1070(ニセピーク) | ||
12:45 | 雄冬山 | ||
13:35 | C1地点 | ||
15:30 | Co1000浜益岳直下 | C2 |
前日の天気予報通りの雨。とりあえず雨がやむのを待つ。9時10分の天気図を録って、飯を食う。ガスが濃いが、あめはもう大丈夫そうなので、出発することにする。ほとんど視界のないなか、平坦な尾根を右往左往しつつ、コンパスのみを頼りに竹デポを打ちながら適当に進む。
途中ニセピーク騙されつつ、ヤブ漕ぎ有りでピーク着。広すぎて何処がピークかちょっとわからない(^^;。三角点は何処にあるんだろう。
![C2 C2[image/jpeg:126kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175018.jpg)
![雄冬山 雄冬山[image/jpeg:73kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175019.jpg)
デポ、というより、足跡を頼りに下山。 C1 地点で荷物を回収してから、浜益岳を目指す。コンパスを切って進むが、ほとんど現在地がわからない。雪があまりにも少なく、稜線上を進めず、トラバースの連続で余計に現在地の確認がしにくい。なんとか浜益岳直下と思われるところまで到着し、 C2 にする。稜線上の雪がないため、予定にあった群別岳はカットすることにする。夕方、落ち着いてから晴れてくる。コマドリが多い。
2002年05月05日(日) 浜益岳
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
04:00 | 晴 | 起床 | |
06:20 | 霧 | 出発 | |
07:20 | 浜益岳 | ||
08:20 | C2地点 | ||
09:45 | Co700 | ||
12:00 | 下山 |
起床した時には晴れていたのに、飯を食っている間にあっという間にガスって来て、昨日以上の低視界に。今日は群別まで行かないことにしたので、しばらく晴れるのを待つ。が、待っても晴れる気配がないので、出発。やはりコンパスを頼りにピークへ。ぴったり1時間でピーク着。ピークでは何度か太陽が見えるが、晴れる気配はない。あきらめて下降を開始する。荷物を回収して、下山を開始する。
ヤブこぎをさけるため、尾根にそって進むことにする。しかし、最終的にこれが失敗となる。行きでオジサン達に遭遇したヤブ漕ぎ地点もずっと大きくなっている気がする。
休憩をしていると、一人のおじさんが登ってくる。尾根から直接上がってきたようだ。何度か軽くヤブを漕ぎつつ、雪を繋いで進む。途中、ブル道が出てきたのでそれを利用する。広い雪渓に出て、ブル道を見失い、そのまま雪渓沿いに進む。雪渓がとぎれ、仕方なくヤブに突入する。しかし、このヤブが想像を絶する、尋常ではないヤブ。根元の直径で3センチはあろうかと思われる根曲がり竹に、ブドウの蔓が縦横に張り巡らされ、下りだというのに前へ進めない。全く、こんな酷いヤブははじめてだ。そんな酷い状況なものだから、ヤブ半ばで、ついにとーのさんが切れる。「ダメだ!!!!ムリだ!!すすめない!!!戻ろう!!!」って、戻るって、下るのにこれだけ大変なのに、戻るって、どうやって戻るんですか、とーのさん。それに、戻ったって、ヤブのないところに出られるかどうか・・・
とりあえず、これ以上とーのさんに切れられては困るので、とーのさんには、なんとか出た小さな雪渓で待っていてもらって、薄そうなところを探しに行く。左の方へ行くと、小さな沢渓があって、なんとか薄いところに出られそうな雰囲気だ。っと、そこにちょっと怒り気味のとーのさんの声が。「めがね落とした!!!見えない!探すの手伝って!」雪渓に出る直前にこけて、めがねを落としたらしい。ヤブを漕ぎなおしてとーのさんのところまで行って、なんとかめがねを発見、回収。今度は2人離れないように、ヤブ漕ぎ負荷を少なくして、沢渓へ向かい、ヤブから脱出する。と、そこにギョウジャニンニクを発見。せっかくだから回収していく。しかし、とーのさんはそんな気力もないようだ。
やっとの思いで林道に出て、スキーを回収して、車残置地点へ。林道を下る途中、タランボを回収していく。今度はさすがにとーのさんも嬉々として採取する。
浜益温泉に入り、札幌の焼き肉屋にこっそり回収したギョウジャニンニクを持ち込み、食す。んー。やっぱ、ギョウジャニンニクは焼き肉との相性が最高だ。