- 目的
- カシコトンナイ川~雲知来内岳遡行
- 日程
- 2006年06月18日(日)
- 山域
- 北日高
今回は本当は、元浦川林道の偵察もかねて、南日高の小楽古方面へ行くつもりだったのだけれど、なにやら前日までの大雨で浦河付近は絶望的な予感。まぁいいや、しょうがないから先日行きそびれた雲知来内岳あたりにでも行くこととしよう。
行程
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
03:30 | 道の駅 | 起床 | |
04:50 | 晴 | ウンチキナイ林道入口 | 出発 |
05:35 | 曇 | カシコトンナイ川 | 入渓 |
07:40 | 晴 | Co1000 二股 | |
08:35 | 雲知来内岳 | ||
10:35 | Co500 二股 | ||
11:15 | 雲知来内岳西面直登沢 Co700 滝 | 偵察 | |
13:00 | 下山 |
今回は前回のような失態を演じないように前日に日高入り。道の駅で車中泊した。
千呂露川沿いの道に入り、道が右岸から左岸に移る手前で農道に入る。雲知来内川を渡り、畑の脇を進んでいくと、道が悪くなって腹をこすりそうなので、畑の横に車を置かせてもらって歩くことにする。歩き始めてすぐにウンチキナイ林道のゲートとなる。施錠されているので、車で入ってきてもここから歩くこととなる。1ピッチ弱でカシコトンナイ川の入口に着く。
カシコトンナイ川
靴を履きかえて入渓する。沢沿いにはブル道の跡が延々と続いている。 Co540 を左に曲がると、沢幅が急に狭まり、小さな滝らしき物も出てくる。沢はすぐに開けて川原となる。
![3段目を高巻く 3段目を高巻く[image/jpeg:180kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152174083.jpg)
Co640 を左に進むと、大きな滝が出現する。3段になっており、下2段は特に問題なく登れるが、3段目は結構激しいシャワーになりそうなので、途中から左岸に逃げて高巻く。荒れた渓相の中に Co760 前後に滝が出てくるが、適当に通過する。
水量は徐々に減り、コンパス通りに沢を選んでいくとやがて笹藪の中に沢は消える。ダケカンバの林を選んで進んでいくと、さほどきつい藪漕ぎもなく頂稜部に出る。北日高の山や夕張方面も見えるが、頂稜部は木が茂って余り眺望は良くない。三角点にタッチして下降を開始する。
雲知来内沢雲知来内岳北西面沢
頂稜部を進み、北西面を下る。沢形はしばらく現れず、急傾斜のブッシュが Co900 二股付近まで続く。この付近はガレとなっている。
Co800 付近からガレの中に滝が連続してくる。滝は Co650 二股の間に中小10個ほど現れ、思っていたよりは消耗する。おそらくカシコトンナイを下った方が楽だろう。この二股から下は全て河原となる。
雲知来内岳西面沢偵察
時間があるので、西面沢の偵察に向かう。 Co700 付近ではじめの滝となり、下りの高巻きが面倒くさそうなのでここで引き返す。まぁ、おそらく北西面と同様この辺から少し滝が連続するのだろう。
雲知来内沢下流
天気がいいので、 Co500 二股で少々昼寝をしてから下降する。時々堰堤が出てくるが、左岸か右岸にブルの跡があるのでそれを使って高巻く。堰堤を3つほど越えると Co380 の二股に出そこから林道に上がった。
今回は一度も雪渓に当たらなかった。ルートとしては西面を登り、カシコトンナイを下るのが正解だったかもしれない。