新見温泉~目国内岳 2005年12月27日(火)

ふ~ちゃん
目的
目国内岳新見ノ越えルート滑降
日程
2005年12月27日(火)
山域
ニセコ連峰
タイムレコード
時刻天候場所行動
06:00起床
07:00少佐宅出発
08:00新見温泉出発
08:40新見ノ沢Co520渡渉
10:30吹雪Co1060
11:10吹雪目国内岳
12:15Co520渡渉
12:50新見温泉下山

今日は少佐と2人で、新見温泉から目国内岳を目指す。少佐宅を出てから、新見温泉に車を残置して出発するまで予定通りちょうど1時間かかった。出発してから30分ほど道なりに歩くと、道の脇に標識テープが打ってあって、新見ノへの下降ポイントを知らせる。 Co520 の二股に降りて、渡渉ポイントを探す。1ヶ所だけ渡れそうなスノーブリッヂがかかっている。ここにピンポイントで降りないと、おそらく対岸に渡ることは出来ないだろう。

目国内岳新見ノ沢越えルート[image/jpeg:196kB]
目国内岳新見ノ沢越えルート

対岸に渡って一休みした後、適当にコンパスを切って上を目指す。少佐は久しぶりだと言う割には元気で、後ろから付いていくのがやっとである。ラッセルを交代して先頭を行くと、今度は後ろにぴったりと付くので、休む暇がない。二人とも負けず嫌いなので、先頭を行くと相手を引き離そうとし、後ろを行くと食いついていこうとするために自然とピッチが上がってしまっていた。 Co800 を過ぎると風雪が強まり、視界が悪くなる。新見ノ源頭部は Co850 付近で適当に横切っていこうと思っていたが、意外と谷が深く、結局 Co900 のコル付近まで上がってからコンパスを切り直してピークを目指す。

Co1050 を過ぎると、広い斜面に植生もまばらとなり、風雪でホワイトアウト状態となって、尾根直下では上も下も分からない様な真っ白な世界を勘だけを頼りに登っていく。こんな先に雪庇でも出てた日にゃ、目も当てられないですが。それでもなんとか Co1150 付近で尾根上に出る。こんな状態ではピークにたどり着いても分からないかも知れないが、とりあえず高い方へ向かっていく。少佐はちょっともういいよと言う様な顔をしていたが、少し進むとピークの岩塔が見えてきたので、気を取り直してそこまでたどり着いた。


目国内岳[image/jpeg:31kB]
目国内岳

岩の上に立とうと、スキーを脱いで岩の横をよじ登ると、ものすごい風であっという間にやる気が萎えたので、すぐに引き返し、岩の影でそそくさとシールを外して下山の準備をする。直下には特に雪庇なども出ていない様なので、まっすぐコル方向へコンパスを切って、滑り始める。しかし、下りは登り以上のホワイトアウトで、足の先の斜面の状態もよく分からない状態である。もう、こうなったらやけくそである。とにかく変な谷地形にだけは落ち込まない様にと思って滑っていたら、少し右側の方に出てしまった様である。

コルから Co850 付近までは下りラッセルとなる。登りのトレースは見つけることが出来なかった。そこからは余り考えずに、最高の雪質の滑降を楽しむ。あまりにスキーに夢中になって適当に降りたため、本来のポイントよりも少し上流側に出てしまい、しばらくトラバースをする羽目になるが、まぁ、いいだろう。渡渉ポイントから道に出るまではわずかな距離に再びシールをつけないといけないのがかったるいが、全体的には雪質も斜度も申し分ない面白いルートだった。

車に戻り、温泉に入っていくと今日は清掃中で露天風呂に入れないとのこと。あれ、がっかし。

メンバー

  • 少佐
  • ふ~ちゃん
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