今日は少佐とアンヌプリ、ワイス方面へ出かける予定だった。天気予報では荒れることを告げていたが、苫小牧では全くその気配を感じさせなかったのでとりあえず出かけてみた。この気軽な行動を後悔させたのは、留寿都を過ぎた頃だった。喜茂別のT字路を左に曲がり、留寿都に入っていくと天候は吹雪模様になってきた。先行のノロノロ運転の車にイライラしながら真狩に向かうT字路を曲がると、状態は更に悪化する。前を行く車のテールランプを追うのもままならなくなってくる。
やっとの事で真狩の市街にたどり着き、セブンイレブンに立ち寄ると、そこのご主人に「今日は出かけない方がいいよ」などと話しかけられる。確かにその通りであるが、ここまで来たら今さら引き返すわけにはいかない。が、今思えばこの時引き返した方がまだましだったかもしれない。
状態はもうこれ以上悪くならないだろうと思っていたが、真狩を出ると道の状態は益々酷くなっていった。先行車も対向車もほとんど直前になるまで見えず、ほとんど路肩の矢印記号だけを頼りに走っていく。行き交う車は皆ハザードを出してノロノロ運転である。そして、ニセコの町を通過し、セブンイレブンより先に進むとついに路肩にスタックする車が現れ出す。こちらも今にもスタックしそうな路面を必死に突き進んでいくが、東山への分岐についたところで、警察車両に止められる。なにやら、この先、昆布温泉方面は事故車両のために両車線通行止めとのこと。最後尾の車についてしばらく車が動くのを待つが、偵察に行っていたミニパトが吹きだまりにハマってスタックするのを見て、一端その場を引き返すことを決意する。
セブンイレブンで少佐に事態を連絡し、しばらく車の中で寝ることにする。12時頃に少しまわりの天候が好転してきたので、様子を見に行くと、開通していてようやく少佐宅にたどり着くことが出来た。はからずも昼食をいただき、今日の所は軽くアンヌプリスキー場へ行って終了にする。