無名沢三ノ沢に行って来ました。
沢としてはそこそこのものでしたが、何しろアプローチが長い分、精神的負担の方が大きかったような気がします。
沢は、下流域はゴルジュ状で、泳いで取り付く滝などあって先日のシュンベツ川の後ではキツいものがありました。例の壮絶な函は確かに岸は壮絶に切り立っているけれど、実は中はそれほどではありませんでした。ただ、あまりの岸の高さに心が折れて途中から引き返して高巻いたので、最後まで突破可能かどうかは不明。確かに出口には悪そうな樋状の滝があり、これを突破出来るかどうかが鍵でしょう。もしかしたら雪渓がある時は無理で、雪渓が消えたら大丈夫とかかも。ゴルジュ帯を抜けて上二股を左股に入ると、一変して滝沢となりますが、滝はいずれも直登可能な快適なもので、緊張を強いられるような登りはなく、 Co1400 三股を左股に入ってルンゼを詰めるとたいした藪漕ぎもなくピークに立つことが出来ました。
下部ゴルジュは悪いですが、全体としては他の!!!の沢のように極度の緊張を強いられるような場面は少なく、コルからの藪漕ぎ係数を差し引くと!!※レベルと言っても良いかも知れません。ただし、今回は雪渓が皆無だったので、雪渓のある時期の下部ゴルジュ帯の悪さは想像に難しくありません。もっとも一八三九峰の真の核心は常にヤオロマップまでの尾根歩きだったりしますが。