- ルート名
- 胎内川東俣沢
遡行
胎内川下部ゴルジュ帯
この数年で土砂崩れでもあったのか、下流部から本源沢出合までのゴルジュは総じて砂利に埋められてしまっている感が否めない。イワナの生息数が話に聞いていたほど多くないのも、その辺の影響があるのだろうか。下流部のゴルジュはほとんど標高を変えないまま、胎内第一ダムへと続いてることからして、今後かつての輝き(と言っても私はそれを知らないが)を取り戻すことなく奥胎内ダムの底に沈むのではないだろうか(⌒ー⌒)。
東俣沢~十字峡
![胎内川東俣沢坂上沢大黒沢遡行図 胎内川東俣沢坂上沢大黒沢遡行図[image/jpeg:442kB]](https://www.whochan.com/files/91d993e090ec_938c969391f2_8de28fe391f2_91e58d9591f2_1093137058.jpg)
東俣沢出合から、本源沢出合までの核心のゴルジュ帯は雨などによって状況が大きく変わることが考えられるが、今回の遡行に関しては全く手応えがなかった。結局、堰堤の直登と悪い高巻き2回以外は記憶にない( ̄□ ̄)。
坂上沢大黒沢
核心は坂上沢に入ってから、恵比須沢出合までであったが、悪天であったためにあまり楽しめなかったのが残念でならない。また、記録も粗雑になってしまった。大黒沢に入ってからは、 Co920-990 までの大高巻き以外はおおむね快適である。つめで失敗した場合は相当の藪漕ぎを覚悟しなければなさそうだ( ̄▽ ̄”。
下降
胎内尾根
胎内尾根の状況は今後益々悪くなるだろうから、1日分の行程を覚悟した方が良い。今回は東俣核心突破に3時間弱しか要しなかったため、西俣出合に泊しても2泊でなんとか下山できたが、大黒沢を遡行するなら3泊は持った方が体力的にも精神的にも余裕が出来て良いだろう( ̄□ ̄)。
総括
この沢の難所突破はおおむね灌木の高巻きに終始し、ピンを取って登る場面は意外と少なかった。私が手応えを感じたのは堰堤の滝と恵比須沢出合の先の微妙なトラバースをした滝だけである。 Co920-990 間の連瀑を内部突破すればもう少し楽しめただろうか?でも、人工登攀の連続となってそれだけで一日を要しそうだ。それでも我々は内部突破出来た方であるようだ。技量によっては本当に高巻きに終始するらしい。
参照
- 飯豊 胎内川坂上沢左俣@童人トマの風
- [胎内川本源沢(飯豊) [沢登り] 2007/8/14-17>http://kyousai.sakura.ne.jp/report/2007/070814-17tainaigawa.html]@峡彩山岳会(新潟県山岳協会所属)
- [http://www13.ocn.ne.jp/~mt23/sawa/tainai.html 胎内川坂上沢右俣]@酒井謙治@ぶなの会
- 胎内川坂上沢@トマの風
- 飯豊連峰胎内川東俣沢本源沢@鹿児島大学山岳部
- 飯豊連峰 胎内川東俣本源沢@立教大学山友会
- [http://www.wink.ac/~ogaoga/minamitouhoku2s.html 飯豊連峰 胎内川 東俣本源沢]@むげん
- 飯豊連峰/胎内川東俣沢本源沢@日本山岳会青年部