- 目的
- 楽古岳南東面直登沢遡行
- 日程
- 2005年06月30日(木) - 07月01日(金)
- 山域
- 南日高
ペンケ札楽古川という、あまり聞き慣れないルートから楽古岳に登った。天馬街道周辺の沢としては、バリエーション豊かで手応えのある遡行を楽しめた。長いアプローチさえなければ何度でも訪れたい沢だった。
行程
2005年07月01日(金)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
04:00 | 起床 | ||
07:10 | ペンケ札楽古林道 | 出発 | |
10:25 | Co760 | ||
13:20 | 楽古岳 | ||
15:10 | 登山口 | 自転車回収 | |
15:55 | ペンケ札楽古林道 | 下山 |
アプローチ
前日車中泊をした翠明橋公園から札楽古登山口に直行するつもりが、入口を見落としてしまい広尾の市街まで行ってしまう。む~。いみねーなー。せっかく来たついでなので、セブンイレブンで朝飯を買って登山道入口まで引き返す。まずはチャリを残置するために札楽古登山口へ向かう。道は途中から荒れ始め、いつ車が立ち往生するかとハラハラしながら進んでいく。何とか登山口までたどり着き、チャリを残置してペンケ札楽古へと向かう。
ペンケ札楽古林道は Co230 ほどで深くえぐれたところがあり、私の車高の低い車ではそれ以上進むのはつらいので車を残置してここから歩く事にする。林道は程なく沢を渡っているのでそこから入渓する。林道は右岸に渡ってから Co340 付近まで続いているようである。直登沢まで長いアプローチとなるが、渓相はすっきりしており嫌なヌメヌメも多くないのでわりと苦にならない。
ペンケ札楽古川
![Co590 手応えのある連瀑 Co590[image/jpeg:166kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152174719.jpg)
![Co670 更に手応えのある滝 Co670[image/jpeg:164kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152174718.jpg)
![Co700 Co700[image/jpeg:138kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152174717.jpg)
Co540 付近から沢は狭くなり、小さな滝が出始める。 Co560 を大きく右に曲がると、いよいよ滝が連続しているのが見える。はじめは容易な滝ばかりだが、 Co590 二股の雪渓を超えたあとの連瀑は手応え充分である。 Co640 から大きな雪渓となってがっかりするも、 Co670 を左に曲がると更に手応えのある滝が続く。雪渓を中間尾根から降りてはじめの滝の上にあがって、3つめ滝が難しく、右岸を直登し水流中心へと抜ける。
![Co760 見た目より難しい Co760[image/jpeg:203kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152174716.jpg)
![Co820 Co820[image/jpeg:200kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152174713.jpg)
![Co930 シャワークライム Co930[image/jpeg:223kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152174715.jpg)
再び雪渓となるが、 Co760 からさらに手応えのありそうな滝が見える。はじめの滝は右岸を登るが、見た目よりずっと難しい。2つ目も右岸を直登する。簡単な3つ目を過ぎて、大きな4つ目の滝は左岸を登り、水流中心へと向かい岩を抱いて落ち口へと抜ける。小さな滝を過ぎるとまたしても雪渓となるが、これだけ滝が出てくればわりと満足である。 Co930 からのシャワークライミングを楽しみながら登り、 Co1000 から源頭まで雪渓となる。この最後の雪渓は入り口付近の崩壊が進んでおり、左岸に取り付いたところ、何か嫌な感じがしてヤバいなっと思っていたら轟音とともに本当に崩れ落ちた。幸いそれほど沢が深くなくて大事に至らなかったが、ヤバいと思った時はヤバいんだと学習した。
札楽古コース
灌木の覆う沢型を抜け、ハイマツの藪を右寄りに進むと札楽古コースの登山道に出た。ピークはすっかりガスの中だ。2ピッチで自転車のある登山口に到着し、更に1時間弱自転車を漕いで車を回収する。
思った以上に手応えのある滝が連続し、雪渓が多く残っていたにもかかわらずかなり楽しめた。雪渓の下に何かあるのか、何もないのか分からないがもう少し遅い時期にまた来たい。ただ難点は長いアプローチだ。