ポンクヮウンナイ川~小化雲岳~クヮウンナイ川~化雲岳

ふ~ちゃん
目的
ポンクヮウンナイ川・クヮウンナイ川遡行
日程
1996年08月12日(月) - 16日(金)
山域
表大雪

7月の下旬に突然、後藤さんから電話がかかってきてクヮウンナイに行きたいから3泊ぐらいで適当に計画を立ててくれ、という。それならばこんなコースがありますよ、というと、おお、なかなかグレイトでしょ。ということでこうなった。

なお、この記録は山行が終わってすぐに書いているが、体力のないよれよれの状態で山行に望んだので、既に記憶が曖昧での位置や登り方などにもいまいち自信が持てないので、あまり参考にしないでもらいたい。ちなみに”F”記号は、地形図の記号を出会いから数えている。

行程

1996-08-12
苫小牧~札幌~天人峡温泉~ポンクヮウンナイ川出合 C0
1996-08-13
C0~ポンクヮウンナイ川~小化雲岳 C1
1996-08-14
C1~化雲~クヮウンナイ川魚止めの C2
1996-08-15
C2~十三丁~(トムラウシ山)~ヒサゴ沼 C3
1996-08-16
C3~化雲岳~天人峡温泉

メンバー

M
ふ~ちゃん
M
ごとー

1996年08月12日(月) 札幌~天人峡

タイムレコード
時刻天候場所行動
06:20にわか雨ポンクヮウンナイ川出合C0

汽車の中で後藤さんと落ち合い札幌のICI石井スポーツで必要なものを買ってから目的地へ出発する。月曜日で、秀岳荘は閉店日だったりする。例のバスで天人峡温泉まで行き、去年の大増水で崩壊したという林道の上を歩いて出合まで行くと、一橋大ワンゲルパーティーが天張っていた。林道終点まで行っても天場がなかったので、出合まで戻って天張る。

1996年08月13日(火) 天人峡~ポンクヮウンナイ川~小化雲岳

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:00出発
07:05Co770二股ザイル使用
11:55Co1590二股
14:30Co1900稜線上C1

昨日の夜はにわか雨だったか、今朝はなかなかの良い天気。一橋大の人たちに別れを告げ砂防ダムの上からに入る。Co660付近に小さな滑滝が2つほどある以外は F1 までほとんどゴーロ帯である。 F1 は2段ので下段は左岸バンドを使って簡単に登れる。上段には右岸シュリンゲが残置してあってそいつを使って先に後藤さんが登るが、3mほど登ったところでザイルがほしいというのでザイルを出す。登ってみると確かにいやらしいが、それよりも残置のシュリンゲをアブミにして登るというのはどうも良い気分がしない。

すぐ上が二股で、左は垂直のになっている。右に入るとすぐに F2 が現れる。 F2 には遥か上の方にシュリンゲが掛かっているが、あまり上の方で残置のピンをつかむのはいやなので巻くことにする。頑張ればシュリンゲを使わずに直登出来るかもしれないが、パワーに自信がないので今回はやめておく。左岸をさっくり巻ける。

2~3の滑滝を越えていくと、20m垂直の大滝 F3 が現れる。三輪裕佶さんは力のあるパーティーならば直登に挑戦してみようと書いているが、こんなの直登するやつがいるのだろうか。さて、この右岸高巻くのだがとにかく高く登る。これでもかというほど登る。巻きの高さとしてはこれまでの最高記録である。の倍くらいの高さまで登らねばならず、けっこうゲンナリである。この滝を越えたしまえばあとは怖い物は何もなく、 F4 はいまだにどれだったのかわからず、ハングの滝と呼ばれていたと思われるものはどうも崩壊してしまっていたらしく左岸にピンが並んでいたのだが、右岸の落ち口をさっくりと登れてしまった。

Co1150の左岸右岸直登と記録されているが、私はこのあたりから完璧にばててしまってまったく記憶にない。ちなみにこの後、私のばて方があまりにもひどいので団装をほとんど後藤さんが持つことになる。Co1220滝の中央やや右岸よりをシャワークライムするとしばらく滑が続く。

つめはCo1590で左を詰めて登山道に出るか、右を詰めてピークに出るかで相当もめたが、私にはどう見ても右の方がハイマツの量が少ないように見えたので右を詰めることにする。右にはインチキくさいデポが打ってあったが、なんとかお花畑だけでピーク右直下の稜線に出る。出来ればカウンに降りたかったのだが、もう体力も時間もないので、コマクサの生えていない砂地を探して天張る。ちなみに2人用以上のテントは無理。

1996年08月14日(水) 化雲~クヮウンナイ川

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00快晴起床
05:30出発
06:20Co1500二股
07:00Co1350 F3下アプザイレン
09:10Co1140 F2上アプザイレン
10:40カウン出合釣り
12:00Co1070 魚止めのC2

夜は冷え込み、シュラフを持ってこなかった後藤さんはかなり寒かったようだが、外はスカッ晴れでグッド。カウン源頭で湧き水がしみ出しているところがありなかなかおいしい水が飲める。Co1560二股~Co1500二股の左岸にいくつかテントの張れそうな所はある。Co1450あたりから滑が現れるが油断して滑っていたりすると突然 F3(25m)が落ちているので注意しなければならない。ここで後藤さんが落ち口のすぐ上で足を滑らせて、見ているこっちの方が心臓が止まりそうになった。右岸アプザイレン用の捨て縄があるが、左岸の小沢を使えば簡単に巻ける。

F2(30m) は左岸を巻いていると捨て縄があったのでそこからアプザイレンするが、そのまま全部巻いても良さそうだ。最後の F1(35m) は完璧にハングしているが、どうも巻けそうにないので左岸の捨て縄を使って空中アプザイレンをする。空中アプザイレンはやるまでは凄く怖いが、やっているときは結構楽しい。

それにしてもこのは、3つの以外には本当になにもない沢だが、3つのはいずれもバカでかく垂直で周りは高い壁に囲まれていてその上落ち口がつるつるで滑るので、精神的に消耗する。

カウン出合いでソーセージを使って釣りをするがまったくあたりがない。この日は二股の天場まで行くつもりだったが私がばててしまったので魚止めの天張ることにする。ここでもソーセージを使って釣りをするがまったくつれない。あきらめかけて試しにトンボを捕まえて餌にしてみると、なんとガンガンつれる。たき火でつれたオショロコマを塩焼きにしていると10人あまりのパーティーがやってきたので広い天場を譲ってあげたらビールを1本くれた。

1996年08月15日(木) クヮウンナイ川~ヒサゴ小屋

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
05:15出発
06:00Co1290
07:00Co1440
07:55クヮウンナイ沼
09:15登山道
10:00トムラウシ山後藤さんのみ
10:50登山道合流
11:45霧雨ヒサゴ小屋C3

魚止めのを、当然のようにシャワークライムして出発するとその上はひたすら滑。今更説明の余地もないでしょう。滑はCo1290のつるつるの滑滝で終わり、ゴーロ帯になる。F2(ハング)は右岸、F3(二股の滝)は中間尾根からそれぞれ普通に巻く。源頭にはお花畑も広がっているが、捨てられたワラジが山となっており、少々いやな気分になる。

ピークはガスの中なのでどうしても行きたいという後藤さんだけが空身でアタックする。ヒサゴに行く途中にナキウサギがいたのでカメラを構えて接近するがシャッターを押す寸前に逃げられてしまった。小屋ではなんとかスペースを確保できたがやはり人は多く、気持ち悪くなってしまった。

1996年08月16日(金) 化雲岳~天人峡

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00霧雨起床
05:00再起床
06:30出発
07:15化雲岳
07:20Co1770
11:00天人峡温泉下山

台風12号の影響で雨模様の天気。明日は台風一過で晴れるらしいが後藤さんの仕事がありそうなのでそんなにのんびりもしていられない。ずぶ濡れになりながら下山する。登山道は水が轟々と流れて完璧に化している。これだけの水量が一気に流れ込むのだからやはり大雪の増水は恐ろしい。

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