- 目的
- ニセコアンベツ川溯行
- 日程
- 2016年10月01日(土)
- 山域
- ニセコ連峰
2016年10月01日(土)
甘露水の丁字路から脇道に入り、ホテル甘露の森の手前で左の脇道に降りていく。広く苅り分けられていて、車も駐められる。すぐ下に二股の温泉施設への仮橋が架かっていて直接沢に降りられる。いくつかの記録で藪を漕いだみたいなのがあるが、そんなのは無用。しばらくは蛇行する平坦な沢。一つ目のゴルジュはパンツ濡らすだけで歩いて通過。泳ぐという記録もあるが、必要なし。
再びダラダラ歩き、釜持ち二段の斜瀑。手前の釜が面倒だし、なんかぬめってそうだし、全く取付く気は起きず。さくっと左岸の明瞭な踏跡から高巻く。数年前に流行った沢だが、手軽な沢なのでコンスタントに人は居るのだろう。
ゴルジュとなって、釜持ち1mの滝。ツルツルで、釜も深い。周囲は高い壁で高巻くのも難しい。アレアレ?記録でこんなの有ったか?がんばってへつって越えようとしたが、激ムズ。なんだこれは。色々考えたあげく、最終手段。釜の中に岩をいくつか投げ込んで足場を作り、先日のトヨニ岳バリの微妙なムーブで這い上がる。帰ってから記録をいくつか読んだが、ここに言及している記録はほとんど無し。どうやら普段はもっと釜が埋まっていてそんなに難しくなく上がれるらしい。その先のゴルジュ内は幾つか小滝が出てくるが、ホールド豊富で難しくない。
「第一の滝」はホールドも豊富そうで技術的には難しくなさそうだが、どう見てもハードなシャワーだし、岩は脆そう。リスクを冒してまで登るような滝とも思えず右岸から高巻く。しかし、下りの壁も脆く、いやらしかった。
その先は特に何も無く、ゴミが目立ってきてだらだらになって、温泉臭がしてきて道道に出た。下りは残置しておいた自転車でダウンヒルで車を回収した。
ニセコアンベツ川の核心部は第一の滝かと思っていたが、実はソコではなくその手前のゴルジュ入口の小滝だった。しかし、釜の埋まり具合によって何度が大きく変わってしまう、沢が生き物であることを示す顕著な例だった。