- 目的
- 乙部岳登山道周回
- 日程
- 2016年06月24日(金)
- 山域
- 渡島半島中部
どうにもこうにも沢に行きたくなるような天気でも気温でもないので、登山道巡りを続行する。乙部岳は渡島半島中部で一応一番大きな山だが、山頂にレーダードームがあるためか、「北海道の山と谷」では触れられることもなかったため、今まで全く興味も示さなかった山である。
2016年06月24日(金)
姫川林道を進むと、突如登山口の看板が現れる。駐車スペースは 50m ほど先。さらに 400m ほど進むと尾根コースの登山口となる九郎嶽社の鳥居が有り、トイレも設置されている。登山口を確認してから沢コースへ戻り、出発する。小尾根を越えて沢沿いに降りて右岸を進む。道は綺麗に刈られている。左岸に移ってしばらくすると、黒いアイツがお尻を見せて駆けていくのが見えた。道南の羆ちゃんに初お目見えである。いったん登山口へ引き返し、どうするか考える。
尾根コースの往復にしようかと思ったが、相手は逃げていったので危険も無いだろう、と言うことで一応ナタを携行してもう一度出発する。羆が居た所は特に痕跡は無し。そそくさと通過して先へ。と、今度は雨が降り始める。大きな木陰でしばし雨宿りをする。カッパを着込んで小降りになった所で出発するが、結局小雨は断続してずぶ濡れになった。尾根取付きまでは数回(6回?)の渡渉があるが、いずれも飛び石で通過できる。尾根は一気に急傾斜となるが、しっかりとジグが切られていて割と登りやすい。それでも、天狗岩の辺りは道が狭くて少し滑った。稜線に出て、九郎岳への道は廃道となっているようだ。緩やかな尾根を辿って、尾根コース分岐を通過。本峰へ向かうと風が強い。頂上の横にはレーダードームがあって興ざめ感は否めない。雨と風で視界も無いので、ココアを一杯飲んでからさっさと引き返す。下りは尾根コースを使う。極端に急な所もなく、適度にジグも切ってあり歩きやすいコースだった。
雑感
乙部岳の登山コースは、非常によく考えられて作られているような気がする。急な所は適度にジグを切ってあるし、道幅もちょうど良い。沢と尾根を周回できるのも良い。頂上に人口構造物が無ければ非常にお勧めな登山コースなのだが…